14: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/17(金) 23:08:33.29 ID:SUup+TCJ0.n
高校の時、通ってた学校で人死にが出た。 
生徒が1人、校舎の上のほうの階から落ちたらしく、校舎脇に倒れているのを朝出勤してきた先生が見つけた。 
亡くなったのは前の日の夕方だったらしい。 
その日は1限目が緊急の全校集会となり、その後HR→強制下校となった。 
面識のない上級生だったので最初はいまいち実感が湧かなかったが、その人のクラスはパニック状態だった。 
亡くなったのは当時3年生の伊藤さんという人だった。 
聞いた話だと、けっこう面倒見がよく、気さくないい人だったらしい。 
うちのクラスにも何人か知り合いがいて、みんな泣いていた。 

翌日から3日間の臨時休校。 
理由は、まだみんなが落ちつけないだろうから、というのもあっただろうが、
なによりことの真相がはっきりとしなかったからだ。
なにせ事故なのか事件なのか自殺なのか、当初はそれすら結論が出なかった。
現場保存もかねて、警察が休校を要請したと言われている。

まずどこから落ちたのかがわからない。
自分の教室(5階)の窓の下に倒れていたらしいが、倒れていたところから上の階の窓は、
その教室の窓も含めてすべて閉まっていたという。
屋上の鍵も閉まっていたらしい。
誰かが、人が落ちたことを知らずに窓を閉めてしまったのだろうが、
とにかく屋上のフェンスや教室の窓枠などに、またいだり乗り越えたりした跡が見つからなかった。
もちろん靴も揃えて置かれてはおらず、本人が履いていた。

休校が明けると、他にもいくつかの情報が流れてきた。
自殺の要因は見あたらないらしい。
野球部の主将で、大柄で力も強い人だったので、突き落とすのは難しそう。
死因は全身打撲だが、それとは別に、後頭部に大きな傷があったらしい。
本人の自転車がなくなっており、いまだ行方不明、などなど。

15: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/17(金) 23:09:48.41 ID:SUup+TCJ0.n
1週間ほどたつと警察が自殺との結論を出した。
しかし伊藤さんの家族もクラスメイトも納得はしなかった。
当時の俺の彼女で、クラスメイトで、野球部のマネージャーだった田中もその1人だった。
田中は伊藤さんが亡くなった日も伊藤さんと話をしており、自殺するような様子は一切なかったと断言していた。
田中は伊藤さんによく世話になっていたらしく、事件後も折に触れては泣いていた。

ひと月ほどたったある日、今度はその田中が死んだ。
死因は伊藤さんとまったく同じだった。
うちのクラス(4階)の窓の下に倒れていた。
やはり自殺の要因が見つからず、後頭部に傷があり、自転車がなくなっていた。
今度はうちのクラスの窓が開いていたのでそこから落ちたらしいことが推測されたが、
窓枠に、乗り越えるときにできる靴跡などはついていなかった。

通夜で俺は、一生分と言ってもいいぐらいの涙を流した。
俺は半狂乱になった。警察より先に犯人を見つけ出して殺すという気持ちが、誰の目にも明らかなほどみなぎった。
警察は伊藤さんの、自殺という結論を撤回した。
学校は、無期限の休校となった。

休校中はたびたび担任の先生が家庭訪問に来た。
そのつど警察の捜査の状況を訊ねたが、どうもはかばかしくないらしい旨の返答しか聞けなかった。
いらだった俺はある日、現場をもう1回よく調べようと学校へ行った。
そんなことをしても無駄なのは解っていたが、何もせずにはいられなかった。
田中の遺体発見現場にある献花台に花束をたむけ、職員室へ向かった。
担任を始め、先生たちは毎日出勤しているようだった。
もう1回現場を見たいという俺の無意味な要求を担任の先生は黙って受け入れてくれ、
HR教室の鍵を手渡してくれた。
俺は久しぶりに自分の教室へ向かった。

16: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/17(金) 23:10:38.38 ID:SUup+TCJ0.n
教室に着くと俺は鍵を開け、扉を開けた。すると、中から風が吹き抜けてきた。
教室の窓が開いている。
前から2つめの、田中が死んだときに開いていた窓が、全開に。

真正面に見える夕日に照らされた教室内に……田中がいた。
以前とまったく変わらない風貌で、こっちに向かって立っている。

そして、
「藤村君」
俺の名前を呼んだ。
田中だ。逆光で表情が見づらいが、やっぱり田中だ。
涙が出そうになった。
今日学校に来てよかった。
嬉しくてたまらない。

……でも、涙が出ない。この間、あれほど流した涙が出ない。
足も前に出ない。
気持ちは猛烈に喜んでいるのに、その奥にある感覚が俺の気持ちを行動につなげない。
なにかが変だ。なにかが。
……なにが?
なんで、なんで田中は、俺の名前を呼ぶばかりで、こっちに来ないんだ?
なんで田中は、鍵のかかった教室内にいたんだ?
なんで田中は、裸足なんだ?
なんで、なんで……。
「田中っ」
と、叫びたい気持ちとは裏腹に、我知らず、俺は言った。

「お前、誰だ?」

表情は、依然逆光で見づらい。が、口元だけはかすかにうかがい知ることができた。

17: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/17(金) 23:11:34.64 ID:SUup+TCJ0.n
薄く笑っていた。
俺は固まった。
そんな俺を尻目に、田中はきびすを返すと、軽やかに窓枠を飛び越え、
全開の窓から下へ、一瞬で俺の視界から消えた。
落ちた。
我に返った俺は、あわてて窓へ駆け寄った。そうして下を覗きこもうとした。
田中は2回死ぬことになるのか、と思いながら。

しかし、はたと足を止めた。
なにか、「あの」田中が飛び越えた窓には近づきたくなかった。
そこで俺は、右隣の、教室の1番前の窓を開け、そこから身を乗り出し、下を覗きこんだ。
瞬間、顔のすぐ左横を、なにかが下へ通り過ぎていった。
それがなにかは、すぐにはわからなかった。
直後、真下の献花台に叩きつけられた自転車が、凄まじい音とともにバラバラに砕け散った。
薄暮の中、遠目にではあるが、それが俺の自転車であることがはっきりとわかった。

「ちっ」
と、舌打ちする音。
音のしたほう、左斜め上を見上げてみると、校舎の壁面に
ヤモリのように逆さまに四つ足でへばりついている田中がそこにいた。
今度は夕日に照らされてよく見えたその顔は、やはり薄く笑っていた。
その後体勢を変え、ささっと屋上へ消えていった。
けけけっと笑う声が聞こえた気がした。

一応事情はすべて先生や警察に説明したが、誰も信じてくれなかった。
しまいには俺が犯人では、などと言い出す奴も出始めたので、それ以降は口にするのをやめた。
結局あれがなんだったのか、いまだにわからないでいる。

45: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/07/17(金) 23:49:13.99 ID:yPOAMUrzd.n
>>17
ひええ

23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/07/17(金) 23:27:50.76 ID:5KowLl1rd.n
大した話じゃないけど

25: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/17(金) 23:28:31.68 ID:SUup+TCJ0.n
>>23
|A-) ふんふん

27: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/07/17(金) 23:33:06.17 ID:5KowLl1rd.n
途中で送ってしまったww
そこそこの会社に勤めてるんだけどある日職場を顔が真っ黒で頭に杭がぶっさってる(ように見えた)人間が歩いてたんだ
なんかヤバそうだなと思って無視してやり過ごしたけど数日後会社で脳梗塞で亡くなった人がいたんだ 黒い奴が関係あるかないかわからんがゾッとした

29: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/17(金) 23:35:47.59 ID:SUup+TCJ0.n
>>27
|A-) その無くなった人が真っ黒だったってわけじゃないのかな?
    大したことあるじゃないww

32: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/17(金) 23:36:28.08 ID:SUup+TCJ0.n
会社から家に帰るとき、たまに後をついてくる男の人がいる。
女性の一人暮らしなので、家までついてこられるのが怖く、その男の人が居た場合は
まっすぐ帰らずに道をぐるぐる回ったり、スーパーで長い時間買い物したりして、
いなくなったことをしっかり確認してから帰るようにしている。
一度、どうしてもいなくならなかったので、交番に駆け込んだこともある。
そのときはそれと気付いた男の人は逃げ去り、警察の方が家まで送ってくれた。

交番に駆け込んでから数日間はその男の人は現れなかったが、
しばらくするとまた同じように後をつけてくるようになってしまう。
因みに、ちらと顔を見たことがあるが、まったく知らない顔だった。

道を回ったり、スーパーで時間を潰したりすると、男の人はいなくなる。
それを考えてみると、ひょっとしたらストーカーなどではなく、ただ単純に同じ方向に帰るだけなのでは、とある日思った。
それを確認するため、簡単な実験を行うことにした。

いつも通り仕事を終え、家路につく。
ふと気付くと、後ろを例の男の人が歩いている。
ここで、勇気を出して立ち止まってみた。
ただ立ち止まるだけでは何かおかしいので、携帯を取り出し、メールを見ていた。

携帯を見ながら、何気なく後ろの気配を窺う。
男の人は…立ち止まっている。
電柱の陰に隠れるようにして、こちらを見ている。

これで私の中で、男の人はストーカーであることが確定した。
交番に行って助けてもらうため、携帯をバッグに入れようとしたとき、携帯が鳴った。
誰かと通話していれば安全かもと思い、出てみると、携帯からこんな声が聞こえた。

「何で立ち止まってるの?」

35: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/17(金) 23:39:41.78 ID:SUup+TCJ0.n
年末、某県のフェリー乗り場で船の時間待ちをしていた。
寒空の下、ベンチに座って海を眺めてたら、駐車場で妙な動きをしている軽四に気が付いた。
区画に入れたと思えばすぐに出たり、駐車場内をグルグル回ったり。

何してんだ?とボンヤリ見てると、俺の側まで来て停まり、中年の痩せた女が出てきた。
続けて、娘と思われる小学校低学年位の女の子と、
もう少し年長の女の子が出てきて、中年女にジュースを買って貰っていた。
自販機を探してたのか、と思い、俺はそれきり興味を無くしていた。

しばらくして、パトカーが駐車場に入ってきた。
フェリーの建物に横付けして停め、中から年寄りの警察官と、若い20代前半位の警察官が降りてきた。
のんびりとした様子で、事件とかいう感じじゃなく、ゆっくりと建物に入っていった。
年末だったんで、歳末警戒とかいうやつだろう。
俺もそろそろ中に入ろうかなと思っていると、駐車場の方からタイヤが擦れるキキーという音が聞こえた。
とっさに振り返ってみると、さっきの軽四が急発進していた。
海に向かって。

スローモーションみたいに、軽四がゆっくりと岸壁から離れ、アっと思っている間に頭から海中に飛び込んだ。
俺は、しばらくの間呆然としていたが、誰かの
「車が海に落ちたぞ!」
という叫び声で我に返った。
辺りにいた数人と、岸壁まで駆け寄る。
軽四は、ケツを水面に出してプカプカ浮いていた。
俺はどうしよう?と思ったが、何も出来る訳がなく、波間にユラユラ揺れる白い軽四を見ているだけだった。

37: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/17(金) 23:40:27.76 ID:SUup+TCJ0.n
しばらくして、フェリーの建物から従業員と、先程の警察官二人が走ってきた。
しかし、彼等にしたところで何が出来る訳でもなく、岸壁まで来て呆然と立ち尽くした。
重苦しい緊張が場を支配する。
やがて意を決したように、若い警察官が上着と拳銃などを吊したベルトを
年配の警察官に渡すと、一気に海に飛び込んだ。
海面に浮き上がった警察官は、徐々に沖に流されつつある軽四に向かって泳ぎだした。
「頑張れ!」
周囲から警察官に向かって声援が飛ぶ。
俺も我知らず叫んでいた。

その警察官はあまり泳ぎが得意ではないらしく、浮き沈みしながらも何とか軽四まで辿り着いた。
そして、車体に手をかけ、リアウィンドウの上によじ登る。

軽四は警察官が乗ってもまだプカプカ浮いていた。
岸壁から大きな歓声が上がる。
警察官は窓越しに何か叫び、バックドアを開けようと取っ手を動かしていたが、ドアは開かない。
車体が浮いているからには、中はまだ空気がある筈だが……

そう思っていると、いきなり警察官が窓に拳を叩き付けた。何度も何度も。
「…はなし…やれ。……まき……に……な」
途切れ途切れに、警察官が怒鳴っているのが聞こえた。

40: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/17(金) 23:41:30.67 ID:SUup+TCJ0.n
振り上げる警察官の拳が、遠目にも赤く出血しているのが見える。
それでも拳を叩きつけるが、窓はなかなか破れない。

その時、ようやくこの状況に気付いたのか、沖で操業していた漁船が猛スピードで近づいてきた。
漁船が軽四のすぐ近くまで来て、これで助かる!
皆がそう思った瞬間、慌てたためか、なんと漁船が軽四に衝突した。
海に投げ出される警察官。
しかもバランスが崩れたためか、軽四が急速に沈みだした。
岸壁から見る大勢の人の前で、あっという間に軽四は波間に消えてしまった。
出てきた者はいなかった。

しばらくして、漁船に救助された警察官が岸に連れられてきた。
歩くこともできないほど憔悴した若い警察官に、皆が拍手した。俺も手が痛いくらい拍手した。
助けられなかったけど、十分頑張ったと。
すると、警察官は地面に突っ伏して大声で泣き出した。そして、

「母親が、どうしても子供を離さんかった。子供が泣きながら手を伸ばしてたのに……」

鳴咽と一緒に洩れた言葉にゾッとした。

47: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/07/17(金) 23:51:21.96 ID:0z891hGNa.n
自分の体験を書くか悩むけどほんと怖くないんだよなぁ
もう少し悩んどく

50: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/17(金) 23:54:09.01 ID:SUup+TCJ0.n
>>47
|A-) 体験談はコピペとは全く違う怖さがあるよw
    気が向いたらお願いねw

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ◆DvUgCvOGFQ 投稿日:2015/07/17(金) 23:54:55.57 ID:eKGv7YF90.n
間に合った
>>47
じゃあ俺がさっき体験した話してハードル下げるよ!

塾で3人の高校生を個室で教えていたら外から踏切のカンカンカンカン…って音が鳴って来たのさ
あれ?この近くに踏切無いよな?と独り言ちたら高校生達にも聞こえてたらしく、ええ無いはずです…よねと曖昧な返事
気になって外を見たが音を発している様な物はどこにも無い、なんだろ?と窓開けたら鳴り止んだ
タイミングが気持ち悪かったがこれが音の屈折って奴だなーwと高校生に説明し再開
終わった後に他の講師達に踏切音の話したら1~3階のどの個室の講師も聞こえていなかった

53: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/17(金) 23:58:23.77 ID:SUup+TCJ0.n
>>51
|A-) なんだろねえ…
    ぬーべーではテケテケが出る時に踏切の音してたねw

52: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/07/17(金) 23:56:13.47 ID:0z891hGNa.n
>>51
高校生っていうのは女の子ですか?
わたし 気になります!

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ◆DvUgCvOGFQ 投稿日:2015/07/18(土) 00:05:45.39 ID:aOQn3z8B0.n
>>52
女・男・男です!
返事してくれたのは残念ながら男です!
拙僧に話してくれるのは男だけです!(´;ω;`)

48: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/17(金) 23:51:44.55 ID:SUup+TCJ0.n
今から18年くらい前の話しだからイマイチかもしれんけど、
当時、ソープやらヘルスやらに出前持ってくバイトしてたんだ。
そこで色んな出逢いもあったけど、怖い?話をひとつ。

もうとっくに潰れてなくなっちゃったあるソープランドなんだけど、
地下に女の子の控え室があって受付に断って直接渡しに行くの。ハンバーグ弁当とかね。
裸電球にカビ臭い室内で、ノーブラキャミソール姿のお姉さんが2・3人アグラかいてタバコ吸ってたりして。

でね、部屋の隅っこで一人だけ黄色いバスタオル巻いたお姉さんがいるの。
俺が行く度、いつも、山積みした座布団の隣に。
もう想像ついたと思うけど、その姉さん幽霊だったと思う。
肌が、オレンジ色の電球の灯りの下でも土気色しててね、ず~っと咳込んでた。
そのバイト辞めるまで、一度もその姉さんに弁当届けた事なかった。

例えば持ってく弁当が3個なら、控え室には必ず4人いた。
タバコ吸ってる姉さんの隣で“これ見よがし”に咳込んでるのに、誰1人気にもとめない。
偶然だと思うかも知れないよね、俺もそう思うようにしてた。

けど、ある日受付のお兄さんに挨拶してから控え室に行こうとした時、こう言われたのよ。
「お兄ちゃん、控え室誰もいないんだ。お客さんついたから。
お金、テーブルに置いてあるって言ってたから、弁当とお釣り置いてって」

誰もいないって言ってた控え室に、やっぱりバスタオルの姉さんが正座して咳込んでた。
あ、真っ暗だった控え室の電気つけたのは俺。
必死に気づかないふりをして、テーブルの千円札一枚と50円玉一枚
(震えちゃってなかなか掴めなくて焦った)貰って、お釣り20円置いて逃げ帰った。

あのビルはまだあって、地下の控え室もなんらかの形で残ってるかも知れない。
いまだに、あの姉さんはあそこでお客がつくのを待ってるんだろか?

67: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/18(土) 00:15:55.33 ID:N7371t+20.n
某電鉄会社の車両整備士をやってる弟の言葉

"こないだ飛び込みのが(車庫に)入ってきたんやけどな。
運転席のガラスが人の形にべっこりへこんでてさぁ。
もちろんびっしーっ!って全面真っ白になってる様な凄いヒビで。血ぃも全面にべった~。
で、ここが頭やったのかな、ってとこには血ぃだけやなくて脳みそか何かみたいなのもついてて。
メジャメジャになったガラスの間に髪の毛もいっぱいめり込んでるねん。
若い子(後輩)に来るなって言ったのに、来て見てもーた奴が真っ青になって腰ぬかしよってさぁ。しばらくしたらモドしてた。
運転してた運転士は運転席で失禁して気絶してたって。モロ見ちゃったんだろな。
そりゃなぁ。ガラス一枚向こうに飛び込みした人が張り付いたの見たらなぁ"
----------------
電車の整備士をしている弟の話。
「前に飛び込み自殺のあった車両を点検してた時さぁ。
お客が乗る箱の部分を吊り上げて、車台や車輪の部分を見てたら、
そばにいた後輩がへんな声あげて腰抜かしちゃってさ。
どうしたんだって聞いたら、人間の手首から先あたりが原形のまままるまる部品の中にあってさ」

そういうの、よくあるの、と聞くと
「わりとあるよ。見つかったのがどこの部分かわかる様なのは警察に届けないといけないんだけど。
どこの部分かわからない様な小さいのは車庫からちょっと離れたとこにそういうのを埋める場所があってさ。
そこに埋めていちおう線香あげるんだ」

お前もそういうのを見つけた時があるの、と聞いたら
「あるよ。部品の中に髪の毛が巻き付いててさぁ。で、何かの皮もついてるの。頭の皮なんだろな。
でも一番気持ち悪かったのは先輩が見つけたやつでさ。
部品の中に男ものの革靴が入り込んでてさ。先輩がそれ取ったら思ったより重いから、あれ?って見たら。
靴の中に中身が入ってたんだ」

弟曰く、慣れる事はないが、やはり少々のものを見ても驚かない様にはなるらしい。

68: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/07/18(土) 00:20:26.52 ID:TIzsis2yd.n
>>67
鉄道関係の仕事はできないな・・・
飛び込みはマジでやめてほしいわ

70: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/18(土) 00:25:45.26 ID:N7371t+20.n
>>68
|A-) 線路を笑いながら電車に向かって走ってきて…って話もあったなあ…
    自殺する人を直に見ることになるのはきついだろうなあ…
    自殺する人の雰囲気とか表情とかやばいと思う

74: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/07/18(土) 00:29:50.79 ID:TIzsis2yd.n
>>70
笑いながらとかやばすぎワロエナイw
鉄道関係の人尊敬する

76: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/18(土) 00:36:50.99 ID:N7371t+20.n
>>74
|A-) 今見直してみたら走ってる電車の側面に突っ込んだらしい…w
    でも走ってくる様は完全に基地外
    首を傾けながら両手を振り回しわけわかんことを叫び笑いながら走ってきたらしい

78: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/07/18(土) 00:39:45.63 ID:FkIPm1hQ0.n
>>76
なにそれこわい
でもそこまで突っ切ったら楽…なのかなぁ…

81: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/18(土) 00:41:36.50 ID:N7371t+20.n
>>78
|A-) そこに至るまでが辛いだろうからなあ
    まさに死ぬほどに
    ならないほうがいいね…

82: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/07/18(土) 00:43:10.26 ID:FkIPm1hQ0.n
>>81
…それもそうだねぇ

71: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/07/18(土) 00:25:51.78 ID:FkIPm1hQ0.n
>>67
おおぅふ
できれば一生見たくないなぁ
お仕事してる人尊敬する

75: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/18(土) 00:30:35.47 ID:N7371t+20.n
>>71
|A-) 田舎ならそういうの少ないよw

77: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/18(土) 00:38:28.56 ID:N7371t+20.n
俺が友達の家に行った時に聞いた話。飲みに出ようと誘う俺を、半ば無理矢理ひき止めて聞かされた。

その友達はマンションの5階に住んでいたのだが、ベランダから隣接する警察署の敷地を見下ろすことができた。
裏側の職員駐車場みたいなとこで、隅に小さなコンクリの小屋があった。
イナバ物置を一回り大きくした位の小さな小屋で、友達の部屋からほぼ正面の位置に観音開きのドアがある。
ある日、友達がベランダで洗濯物を干していたら、紺色の作業服みたいなのを
着た男(たぶん刑事)2人が、その建物にタンカを運び込もうとしていた。
タンカには半透明のビニールに包まれた、何かが乗せられていた。
それを見て友達はピンときたらしい。そこは検視の為の小屋だった。
ベランダからは角度があるため小屋の奥までは見えなかったが、
辛うじて小屋の中央付近に置かれた金属製のベッドの脚だけが見えた。
その友達は悪趣味な奴だったので、気持悪いとか思う前に、興味津々でそれからちょくちょく確認していたそうだ。
死体が届いてないかどうかを。

それまで気にも止めていなかったのに、意識して見だしたら結構見えるものらしく、
洗濯物を干す際に、結構な割合で死体の搬入や若い刑事が小屋の前で器具を洗う様子などを見ることができた。
家族らしいのが来た時は泣き声が聞こえたりしたそうだ。

その日、友達がベランダで洗濯物を干しながら、いつものように検視小屋
(正式名称は知らない)を確認したところ、ドアが開放されていた。
それまでは、死体の出し入れの時以外はいつも閉じていたのに、その時はずっと開いていたそうだ。
変だな?と思いながら友達が見ていたら、警察署から若い警察官が出て来て検視小屋に入っていった。
しかしその若い警察官はすぐに出てきたかと思うと、警察署の横の植え込みに走り寄り、ゲーゲーあげだした。
検視小屋からデブの警察官が出てきて、吐いてる警察官に
「しっかりせんか」
みたいなこと怒鳴る。
これはかなりのグロイ死体が来たんだなと思った友達は、ワクワクしながらそのまま見ていたらしい。
しばらくして、若い警察官も持ち直したのか、また検視小屋に入っていった。
友達は辛うじて見える入り口付近の床を見ていたが、小屋の奥から入口のほうに黄色い液体が流れてきたそうだ。

79: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/18(土) 00:39:52.36 ID:N7371t+20.n
赤なら血だろうけど、黄色って何だろ?と友達が思ってたいら、いきなり青い足が見えた。
ベッドの脚の横に、真っ青な足がダランと垂れた。
警察官の白い手が伸びて、すぐに青い足を持ち上げたが、確かに見えたらしい。
太くて、まるで力士みたいな足。
ベッドからハミ出したんだなと思って、友達は死体見ちゃったよ!と興奮したそうだ。

それから何日か後、夕暮れ時に友達が洗濯物を取り込んでいたら、検視小屋の横に人が立ってるいのに気が付いた。
警察署の裏は建物の陰になっていて、薄暗かったらしいが、凄く太った人が何もせず突っ立っている。
こんな時間に誰だろうと思ってよく目を凝らしたら、最初は分からなかったが、どうも裸らしい。
何で分からなかったかというと、全身が青と白と紫色のマダラ模様に染まっていたから。
しかも、白い帽子を被っているように見えたのは、頭蓋骨が剥き出しになっていたからだ。
何より印象的だったのが、太くて青い足。あの日見た足とそっくりな。
友達はゲッと思ったらしいが、自称霊感の強い奴だから、特に慌てる事もなく放っておいた。

その日から、度々その青い足の人を同じ場所で見かけるようになった。
何回か見て気付いたらしいが、青い足の人を見た後は、必ず検視小屋に死体が運び込まれてくる。
昼間でも夜でも、青い足の人が検視小屋の横にフラフラ立ち出したら、しばらくしてタンカが運び込まれる。
運んできた警察官は、すぐ横に立つ青い足の人には気付かない。
友達は、予知?それとも呪い?みたいな感じで、すっかり興奮して、しょっちゅうベランダの向こうを見るようになった。
怖いとか思わないらしい。
離れているし、まるでテレビの向こうのホラー映画を見る感覚なんだね。それも極めてリアルな。

80: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/18(土) 00:40:26.87 ID:N7371t+20.n
そこまで一気に話して、友達はニヤニヤしながら俺の顔を見た。
そして
「どう?今から見てみる?いるかもしれないよ?」
とベランダの方を指差す。
悪趣味な奴と知ってたので、俺は無視して早く飲みに行こうと誘ったが、友達は俺がビビっていると思ったらしい。
してやったりという顔で、
「なんてね!実はそこの警察署、この春に建て替えしたんだけど、その時小屋も潰されたんだよ。
だから見ようにも見えないから安心しろよ!」
と笑った。
俺はどうでもいいよと思いながら、早く出ようと催促した。

なぜなら、友達には言わなかったけど、その部屋物凄く臭かったんだ。
魚の内蔵が腐ったみたいな、それこそ吐いちゃうような臭いが充満してたよ。

84: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/18(土) 00:51:45.36 ID:N7371t+20.n
俺、二か月前まで病院で働いてたんだけどそこはホントにやばかった。

業務内容とかも法律違反しまくりでやばかったし幽霊も見たけど、そんなこと関係ないくらいヤバイことがたくさんあった。
俺の担当の病棟にシズって祖母ちゃんが入院してて、その祖母ちゃんが
半身不随でほぼ寝たきりなんだけど嫁さんの多香子さんて人は毎日毎日見舞い来てた。
シズさんは痴呆も進んでて、嫁さんが誰かすらわかんない状態だった。
それでも多香子さんは毎日来てて、俺たち職員も良い嫁さんだなーって思ってた。美人だったし余計に。

でもあるとき、シズさんの部屋(個室)に体温計忘れてきたのに気付いて部屋に行ったとき、俺は見ちゃいけないものを見た。
「はーい、あーんして?あーんは?」
多香子さんがシズさんに何か食べさせていた。
邪魔しないように、あとから出直そうと思ったけど、多香子さんが持ってるものを見て動けなくなった。
多香子さんがシズさんに食べさせてたのは、どう見ても使用済みのスポンジを細く切ったものだった。
いくらボケてるとはいえ、シズさんは口をあけない。

そしたら多香子さんは
「おーいクソババア?口開けろよ?」
と言って、割り箸をシズさんの口にねじ込んで無理矢理開けさせて、スポンジを押し込んでいた。

それ以上は見てられなかった。俺は走って婦長に知らせに行ったが、
「わたしたちは何も知らないのよ。」
と言われた。要するに他言無用、忘れろってことだ。
婦長たちも前から、多香子さんによる虐待に気付いてたんだ。
俺はそれがすごく怖かった。
美人で優しい出来た嫁さんだった多香子さんの、あのすごく楽しそうな歪んだ表情より怖かった。

85: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/18(土) 00:52:22.33 ID:N7371t+20.n
でも、この話には続きがある。
それから半月もしないうちに、シズさんが亡くなったんだ。死因は誤嚥性肺炎だった。
誤嚥性肺炎てのは、食物あるいは食物以外のものを誤って飲み込んで起きる病だ。
俺は多香子さんのせいに思えてならなかった。

しかし、シズさんの引取に多香子さんはいなかった。
なんでだろう、と思っているとシズさんの息子さんが話し掛けてきた。

「先日、妻も亡くなったばかりなんです」

と。
息子さんも理由は言わなかったが、俺はなんとなくシズさんの復讐のような気がしていた。

それに、亡くなってからわかったんだけどシズさん、ボケてなかったんだ。全部演技だったんだ。
遺品から出て来たシズさんの日記に、多香子さんから受けた虐待が全部細く書いてあった。
唯一動く右手で必死に書いてたみたいだ。そして、最後のページを見た時、俺は本当に怖かった。

「多香子死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね多香子死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね
多香子多香子多香子多香子死ね死ね死ね死ね死ね死ね」

ひたすらそう書いてあった。文字は震えることなく力強く書かれていた。
人間の執念に心底恐怖した。
そして、ひとを呪わば穴二つ、って本当なんだと思った。
霊的な怖い話じゃなくてスマン。でも本当に洒落にならない怖い体験だった。

87: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/07/18(土) 00:54:15.31 ID:FkIPm1hQ0.n
>>85
なんかこわいけど物悲しい感じもする

88: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/18(土) 00:56:16.66 ID:N7371t+20.n
>>87
|A-) そだねえ…多香子に何があったか考えると怖いけど
    おばあちゃんはかわいそうだ…誰も助けてくれないんだねえ…

93: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/18(土) 01:05:55.47 ID:N7371t+20.n
THE事故物件より

夜逃げといえば映画にもなりましたが、
金融業だけでなく不動産業界でも夜逃げした人に
家賃を踏み倒されるという事は珍しくありません。
夜逃げする人は大抵保証人のトラブルに巻き込まれて追い詰められるといった例が多いのですが、
取り立ても日栄のように内臓売れとか脅迫が付随すると取り立て人が警察に連れていかれたりします。
日栄の取立てが大問題になったことはみなさんの記憶に新しいと思いますが、
この事件が起きる半月前に夜逃げに関するトラブルがありました。

トラブルがあった物件は入居者が3ヶ月分の賃料を滞納し夜逃げしたものなのですが、
事務所兼住居の物件で17年間契約者が変わらず入居されていたのですが
不景気の為か債権者から逃げるように入居者は夜逃げをしました。
入居者の夜逃げは大手金融業の方から大家さんへ連絡が入りこちらへ連絡を取っていただいたのですが、
金融業の方が異変に気づいて大家さんを呼び鍵を開けた時はすでにもぬけの空だったそうです。

物件の居間には新聞雑誌が散乱しており家財道具類は全て持ち出されていたのですが、
床の間に仏壇が取り残されていました。
仏壇は重ね型唐木仏壇で高さ1メーター以上の大きさでしたが、
その仏壇は扉が大きく開く総開き式の仏壇で、
なぜかその扉が開かないようにでもする様にお札というか
呪詛のようなものが書かれた和紙が扉の隙間を塞ぐようにビッシリと貼られていました。
また、仏壇の左右には祭壇のようなものが設置されており
阿弥陀如来なんたらとか書かれた木札が立てられて焼香が置かれていました。

94: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/18(土) 01:08:42.64 ID:N7371t+20.n
大家さんは人の仏具まで売って金を取りたくないと言い処分は金融業者に任せたのですが、
古物業者が来て査定をしたところランマ、蝶番から宮殿も金が多く使われているかも知れない
開けてみなければわからないが最低でも10万以上のものが使われているのではないかとの事でした。

この後私は大家さん宅へお伺いしていたので実際に見聞きした話を書けませんが
金融業A社、木田さんから聞いた話を書きます。

私が帰った後の21:00頃、木田さんと業者で仏壇の査定を行うべく調査を行ったのですが
仏壇を床の間から出す時に木田さんは右の祭壇を蹴倒してしまったそうです。
その時に仏壇の中からお香の煙のようなものが立ち上り、
仏壇の屋根のあたりからパーン、パーンと弾けるような乾いた音が聞こえました。
その音に驚いた二人は一旦仏壇から離れたのですが、
仏壇を移動する時に邪魔になった祭壇を先に退けようという事で祭壇を居間まで移動させました。

祭壇を持ち運ぶとき木田さんはある事に気付きました、
それは仏壇から上がった煙のようなものは祭壇を蹴倒した際に
焼香の灰が舞ったものだと思っていたのに焼香は倒れた様子も無く台の上に収まっていた事です。

この事に気付いた木田さんは少し寒気を感じ床の間へ戻ろうと振り返った時、
呆然と立ちすくむ業者とまるでダンプカーが通った後のように
ガタンガタンと地震でもないのに大きな音を立てて揺れる仏壇が視界に入りました。
木田さんが良く見ると、仏壇の扉金具が外れたのか組子が歪んだのかは判らないが、
ガタンガタンと大きな音を立てて総開きの大きな扉の片方が外れ落ち、
お香の煙のようなものが槐が燃えて燻っている様に立ち昇っているのです。

その光景を目前にして腰を抜かし仏壇から距離を置こうと足をバタバタさせる業者をよそに、
木田さんは近寄ってはダメだという本能の呼びかけに逆らうように仏壇へ近づき
内陣のご本尊を拝もうとして仏壇の前まで足を進めました。

95: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/18(土) 01:11:38.69 ID:N7371t+20.n
仏壇の前に立つと蛍光灯がバチバチと音を立てて点滅し、
仏壇からはウゥ~ともブォ~ンとも聞き取れる低い唸り声のような音が鳴り始めました。
木田さんは内陣を見るために残った右の扉を開けようとしましたが、
扉を開けるのには封印のように貼られている和紙を破ることになり、
なぜかその事について気が引けてしまい扉の外れ落ちた方から内陣を覗き込みました。

覗き込む際に破れず台座に残っていた和紙が邪魔なので取り払った時、
和紙と思っていたものが動物か何かの皮だと気付き湿気を帯びたヌルっとした手触りに
木田さんはギョッとしましたが、内陣の姿を見て木田さんの心臓は止まりそうになりました。

内陣には顔を抉られたようなご本尊が布のようなもので
胴体部分をぐるぐる巻きにされ何本もの釘で仏壇に打ち付けられており、
さらに仏壇は底が抜けたように中が空洞となっておりそこから煙のようなものが立ち昇り、
そしてその中には鈍く光るものが1つとうねうねと動く赤い虫のようなものが1つ見え
その2つの物体が仏壇の底から木田さんに向かって上がってくるのです。

木田さんの足はガクガク震えだし視線はその物体を見失わないよう仏壇の内陣を注視したまま後ずさりしようとしたところ
2つの物体とはまた別の赤黒い腕のようなものがするりとランマから出てきて木田さんの手首に巻きつきました。
そして2つの物体と思っていたものは実は同一のものでそれは輪郭を持っていました。
顔です、髪の長い女性のような顔が木田さんに向かって近づいてくるのです。

顔の左側は何かで叩き潰されたように腫れておりそしてその顔には顎が無く、顎のところには舌がうねうねと蠢いています、
そしてその顔は鋭く光る一つしかない目で木田さんを凝視しているのです。

木田さんはその異常な光景に腰を抜かし、
いつのまにか居なくなった業者の名前を叫びながら這うようにして家屋から逃げ出しました。

96: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/18(土) 01:12:56.43 ID:N7371t+20.n
|A-) この話いつ読んでもやばいな…

97: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/07/18(土) 01:16:43.10 ID:56w8g4ZyK.n
>>96 これは妖怪みたいになったかな?

98: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/18(土) 01:18:34.69 ID:N7371t+20.n
>>97
|A-) 出てきたやつがかな?
    出てきたやつは妖怪というか…映画になるクラスの怨霊じゃないだろうか…

99: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/07/18(土) 01:25:50.37 ID:56w8g4ZyK.n
呪怨に出てくる奴みたいなのか つか田中こえ~ やっぱ人の霊に動物混ざるとヤバいの?

102: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/18(土) 01:33:40.12 ID:N7371t+20.n
>>99
|A-) たぶんそれくらいじゃないかな…
    この感じからすると伽耶子の方が強そうだけどw
    てか田中って誰すか

    人の霊と動物の霊が混ざるってのはあまり知らないなあ…
    でもだいたい霊が集合するとだいぶ強くなるみたい
    集まってるせいですぐに祓えなくて時間がかかるとかなんとかそんな感じな気がする

103: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/18(土) 01:34:17.23 ID:N7371t+20.n
最近引越しをした私が、賃貸業者の担当者から聞いた話。

内見に向かう車の中は他愛無い世間話で盛り上がっていた。
担当者の新婚生活だとか、正直むかつく客の話とか。
話題も尽きてきた頃に、不動産といえば定番の質問をしてみた。

「いわくつき物件って、やっぱりあります?」
「ありますねぇ。この業界いる限り避けられないっすよ。」
担当者もオカルトやホラーが好きだったので話に乗ってきた。
その賃貸会社(大手)では、過去に自殺や他殺があったりなどいわゆる「いわくつき物件」は隠さず公表するという。
内緒にしておいて後々バレるほうが面倒だから、と言っていた。
以下が担当者の体験した、そして私が聞いた実話。

数年前のある日、自分の担当物件の内見が申し込まれた。
お客はスナックを経営しているという、50代の明るいオバチャン。
その物件は条件が良い割りに、相場よりはるかに家賃が安い。
つい最近自殺があったばかりの「いわくつき物件」だった。

オバチャンに過去に自殺があった部屋ということを伝えると、
「あー大丈夫大丈夫!私ね、霊感あるの。良い霊か悪い霊くらいは分かるからね、平気!」
と頼もしい返事が返ってきた。
では早速行きましょうか、と車に乗り込んだ。

104: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/18(土) 01:35:11.41 ID:N7371t+20.n
時間は22時半。ほどなくして問題の物件に着いた。
大家から預かっている鍵を取り出し、オバチャンの顔色を伺いながら恐る恐る部屋のドアを開ける。

「あら、いいじゃなーい!」
どうやらオバチャンの霊感レーダーには引っ掛からなかったらしい。
ホッと胸を撫で下ろし、部屋の説明を始める担当者。
ベランダ、リビング、収納等おおむね回って説明し終えた。
「んじゃ最後に水まわりで終わりですねー」
そう言ってトイレを開け、次にユニットバスのドアを開けた。

「え?」

ドアの内側から鍵がかかっていた。
この物件に入ったのは、自殺があってから自分達が初めてのはずだ。

仕方なく小銭とピンで小細工してドアを開けるとバスタブにお湯が張られているのを見てぎょっとした。
鍵は閉まっていたのに、誰が?いつ入った?それとも最初からいたのか…?

「出ましょう!早く!」

逃げるようにその家を後にして、店に戻った。
落ち着いてから、聞きたくはないが、何があったのか聞いてみる。

「何なのあそこ、大丈夫かと思ったらお風呂場にいるじゃない!亡くなったのアジア系の男性?
ひどい死相だったよ、ほんと。気絶しても確実に死ねるようにバスタブにお湯張ってたのね」

後に聞くと、自殺したのは韓国人男性。
鍵がかかっていたあのユニットバスで首を吊って死んだらしい。

現在、関西から上京してきた男性が一人で住んでいる。

112: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/07/18(土) 01:55:50.27 ID:56w8g4ZyK.n
俊夫?だっけ 伽耶子は俊夫守る為にあんなんになったんだっけか 母ちゃん恐るべし

113: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/18(土) 02:01:05.36 ID:N7371t+20.n
>>112
|A-) だっけか?
    呪怨の初代でわかるはずだけどどうだっけなあ…
    守ろうとしたってイメージは無かったような…w
    しかしなんで旦那が殺したんだっけ
    伽耶子が浮気したからかな?

114: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/18(土) 02:01:49.85 ID:N7371t+20.n
私は高校生の時、友達とキャンプをしに行きました。
友達のうちの一人が、穴場を知っていると言うのです。

さてそこに付いてみると、川の水は美しく、魚が沢山泳ぎ、風通しがよい、申し分のない場所でした。
初めてのキャンプで、こんな良い場所に来れるとは!という事で、すっかり浮かれ気味になった私達は、
まるで小学生のようにそこらへんを探検することにしました。

しばらく歩いていると、なにやら香しい香りがします。
見ると目の前に、鮮やかなピンク色の花畑が一面に広がっていました。
その美しさ、一種の神々しさに見とれて、しばしの間ぼうっとしていました。
「ねえ、これ摘んでもいいかなあ?」
「3、4本くらいなら…いいんじゃない」
今思うと、見たこともない花を摘むと言うのは、いけない行為なのですが、
私達はそれを知っていながら、それを摘んでしまおうという気持ちに負けてしまいました。
美しい花に出会い、それを摘んできたと言う満足感に満たされ、その後のキャンプはとても楽しいものでした。

夕食後はランプに火をともし、雑談会。
最近のテレビの話、いやな先生の話、男の子の話、そしてつきものの怪談…。
私達は夜遅くまで、わいわいとしていました。

ところがです。
いつもにぎやかでお笑い担当のMが、いつになく静かなのです。
「M、どうしたの、大丈夫?具合悪いなら、寝なよ」
「うん、大丈夫」
そうは言っているものの、顔は真っ青、身体を縮こまらせ、ガタガタと震えています。全然大丈夫そうではありません。
「だめだよ、今から家に帰る?」
「いいの、いいから」
皆心配して、Mによってきました。しかしなおもMは大丈夫と言い続けます。

115: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/18(土) 02:02:52.80 ID:N7371t+20.n
「うるさあああい、痛いんだよおおお!」
いよいよMが苦しそうだと言うとき、Mはいきなり私達につかみかかってきました。
そのときのMの顔は、人のそれではありませんでした。
そんな中、私の耳もとで誰かが何かを呟いています。こんなときに悪ふざけを!
「ちょっと!」
振返ると、そこにあるのは闇ばかり。
Mは白眼を向いて倒れてしまいました。
見るとずれた服から見えるMの腹には、青いアザがくっきりとありました。
目を覚ましたMに事情を聞いてみると、
「急に腹が痛くなり、下したかなあ、と思っていたが、どうもそれとは違う。
そのうち、腹がさける様にいたくなり、しまいにはそこからちぎられる様な痛みが襲った。その後は分からない」
と言いました。
ただの病気ならいいでしょう、しかし、あの私達を襲ったMの顔…。
「何か」が憑いたのではないか、ということが、言わずとしても私達の中で一致していました。

「きゃあ!」
突然、メンバーの一人が悲鳴を上げて耳の後ろを押さえました。
「どうしたの?」
彼女は青い顔をして言いました。
「耳の後ろがむず痒いと思ったら、なにかが喋ってたの」
「…もう、寝ようか」
誰がともなく言ったので、皆それに従いました。
テントの中で私は、気を紛らわそうと持ってきたウォークマンで音楽を聞き始めました。

やっと落ち着いてきたときでした。
音とびがし、それに合わせて何かが聞こえます。
さっきの、私の耳もとで呟いていた、「何か」の声です。
恐ろしさのあまりがたがたと身が震えます。

116: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/18(土) 02:04:07.64 ID:N7371t+20.n
「…………イ」

いやだ、いやだ、と意味もなく呟いてみても、同じでした。
声が、段々、ハッキリと聞こえる様になってきます。

「…イ……イ」

耳からヘッドフォンを思いっきり抜き、寝袋にくるまりました。それでも、まだ聞こえてきます。

「イ…イジャ…イ」

涙が溢れ、耳を押さえても聞こえてきます。
そして、とうとう「それ」が何を言っているのかが、分かりました。
はっきりと、聞こえたのです。

「痛いじゃない」

「きゃあああああ!!」
もう我慢の限界です。
私は耳を押さえて叫びました。
「どうしたの!?」
同じテントにいる子が、私に聞きました。
それに答えようとしたとき、急に腹が痛くなりました。
それもただの痛さではありません、そこからちぎれてしまいそうな痛みです。
(痛い、痛い、死んでしまう!)
気絶しそうになるその瞬間、あの花の匂いが一瞬、漂いました。

117: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/18(土) 02:04:20.81 ID:N7371t+20.n
目を覚ますと朝でした。友達が、心配そうに私の顔をのぞいています。
聞くと、私以外にも、
「誰かが耳もとで呟いていた」
と言った子、そしてもうひとり、同じ様になった人がいたそうです。

一体、あれは何だったのだろうか?そう思いながら着替えていると、足下に、茶色いかさかさしたものが触れました。
拾ってみると、それは昨日摘んだあの花でした。一晩でこんなになってしまうなんて…?
そのとき、私の腹に、青いアザが一本あるとこに気がつきました。
そしてあることに気がつきました。
この症状が出たのは、この花を摘んだ人だけ、Mもそのひとり。
もしかして私は、摘んではいけないものをつみ、そのバチがあたったのではないのか…?

帰る前に、私は一人で、あの花畑へと行きました。
相変わらず香しい匂いがします。
ですが、そこに感じられたのは、あのときの神々しさではなく、一種の恨み…そのようなものでした。
今でも、そのアザは消えません。
多分、一生消えることはないでしょう。

119: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/07/18(土) 02:07:01.13 ID:IvSxmfb50.n
植物怪談探してくれて誠に痛み入るぞ毒男さん!!
植物に痛覚はないと現代植物学では言われてるけど、果たしてその通りなのかな?とも思うよね

120: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/18(土) 02:14:11.12 ID:N7371t+20.n
>>119
|A-) いえいえww
    しかし探してみると意外と持ってない…w
    木を切ろうとしたら事故が起こったりなんだりで人が死んだりする話もあったと思ったんだけどなあ

    植物は優しい声をかけたりしてると育ち方が違うとかあるし
    痛覚はそこに直接は関わらないけどそういう感覚が弱いながらもあってもおかしくないと思うw

122: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/18(土) 02:19:04.79 ID:N7371t+20.n
僕の地元に死の三町目と呼ばれる場所があったんです。
K町の三町目。
なぜ死の三町目なんて呼ばれているかと言うと、平和な田舎町にあって
この地区にだけ異様な死亡事件が度々おこるからです。
三町目の噂は退屈な子供達の絶好の話のタネになっていました。

小学校一年生の時、三町目に暮らすクラスメートのT君の一家が事故で亡くなりました。
それがきっかけだったのか、それから三町目では悲惨な事件が相次ぎました。
中年女性が地元の中学生に殺されたり一人暮らしのお婆さんが自宅で変死しているのを発見されたり
また、三町目に越してきたある一家は越してきてすぐ交通事故で全員亡くなりました。
反対に三町目から別の場所に引っ越した一家が交通事故で全員亡くなるという事件もありました。
酷い事件はまだありましたが僕がはっきりと覚えているのはこのくらい。
実際にニュースに取り上げられる事件、真偽のわからないただの噂話もありましたが、
三町目には何か嫌なモノがある、子供達はみんなそう考えていました。
通学路をわざわざ遠回りをして三町目を避けて学校に行き来するような子も結構いました。

そんなK町三町目に住んでいた友人M君。
彼とは小学校、中学、高校と同じでずいぶんと長い付き合いになりました。

高校の時、M君の同居していたおばあさんが病気で亡くなり、お葬式で何日か学校を休んでいたM君。
学校に登校した後もなんとなく元気のない様子でした。
おばあさんを亡くしてしばらくたってから、M君は僕におばあさんの話をしてくれました。

M君はおばあちゃんっ子で、小さい頃とても可愛がってもらっていたそうです。
M君が高校にあがってからおばあさんが病院に入院することになりました。
おばあさんの体調は良くならず、ずっと入院生活が続いていたそうです。
ですが、遊びたい盛りのM君は毎日友達と過ごしてばかり、おばあさんのお見舞いには殆どいかなかったそうです。

124: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/18(土) 02:20:22.61 ID:N7371t+20.n
そんなある日、おばあさんの容態が急変して病院で亡くなってしまったそうです。
自宅に運ばれたおばあさんの遺体、久しぶりに見たおばあさんの顔。
もう動くことも喋ることも出来ません。
どうして会いにいってあげなかったんだろう?お見舞いに行く時間はたくさんあったのに。
M君はそのことをとても悔やんでいました。

おばあさんが亡くなった日の夜、M君は夢を見ました。
夢の中にはおばあさんがいました。おばあさんはM君の手を握って、
そのまま霧のようにフッと空に向かって消えてしまったそうです。
そこで目を覚ましたM君、天井に向かって手を伸ばしたまま涙を流していました。
手を握られていた感触が確かにあったそうです。
M君は、おばあさんがきっとお別れを言いにきたんだって、そう思ったんだそうです。

「でも、その夢何回も見るんだよね。」

M君は言いました。
家族とは言え死んだ人の存在を感じる、それが何回も続くのは
やっぱり結構怖いよってM君が語っていたのは、たしか高校三年生の冬。
学校からの帰り道だったと思います。

高校を卒業すると僕は上京して東京の大学へ、M君は地元の国立大学へと進学しました。
上京してからM君を含め地元の仲間との連絡は次第に減り、
一年を過ぎる頃には殆ど地元の友達と連絡はしなくなりました。
ちょうどその頃でしょうか、M君から電話がかかってきたのは。
久しぶりに話す幼なじみとの会話は盛り上がり、1時間ほど話をして、
今度の休みに実家に帰るから飲みに行こうと約束をして電話を切りました。

125: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/18(土) 02:21:28.85 ID:N7371t+20.n
その数日後、今度は高校時代の別の友人から電話がありました。
「Mが亡くなっちゃったんだって。」
静かに、悲しそうに彼はそう言いました。

フェンスを乗り越えて線路内に侵入、そのまま電車にひかれてしまったんだそうです。
買い物帰りだったんでしょう、M君の乗り越えたフェンスの外側には
その日M君の買った洋服とCDが置いてあったそうです。
状況からM君は突発的な自殺をした、そうゆうことになりました。
なんだか騙されているような気分でした。ついこの間電話で話したばかりなのに…

次の休日、僕は実家に戻りM君のお葬式に参列しました。
遺体の損傷が激しかったんでしょう、亡くなったM君の顔を見ることは出来ませんでした。
飾られていた写真はM君の高校時代のもので、それを見て初めて僕は
M君の死と、友人を失った悲しみを実感しました。

お葬式の時、高校時代からのM君の彼女と話をしました。
M君の死から数日過ぎていましたが、彼女はM君の死を受け入れていたんでしょう、
お葬式の間、彼女は涙を見せることはありませんでした。

彼女が言うに、M君は亡くなる前、特に何かを悩んでいるとか、
人間関係が上手くいっていないとか、そんなことは全くなかったそうです。
「Mが自殺したなんて思えない。」
彼女はそう言っていました。
M君は自殺するような奴じゃない、そのことは付き合いの長い僕にもわかっていました。
ただ、僕に電話をかけてきた数日前、M君は自分が死ぬことがわかっていたんじゃないかな?

小学校の時、一度だけ僕はM君の家に遊びに行ったことがあるんです。
子供達から死の三丁目と呼ばれる場所にあるM君の家。
夕方の帰り道、夕日に照らされた灰色とオレンジ色の三丁目の街並みが僕にはとても不気味に、
嫌な感じに見えて、早くこの場を離れたい、そう思って急いで家に帰ったのを覚えています。

129: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/18(土) 02:35:22.67 ID:N7371t+20.n
|A-) さて、3時くらいには寝ようかな

133: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/18(土) 02:49:34.58 ID:N7371t+20.n
私は大変なおばあちゃんっ子で、中学になってもよく祖母の家に遊びに行っていました。
父方の祖母なのですが、父親は私が幼いころに不慮の事故で死去していました。
祖父を早くに亡くした祖母は、唯一の血縁者だと言って私をとても可愛がってくれました。
しかし母親はあまり祖母と仲が良くなかったのか、一度も一緒に祖母の家に入ることはありませんでした。

私は毎週日曜日の午前中に、祖母と神社にお参りに行くのを日課としていました。
大変信心深い人だったので、雨の日でも必ず行き、父が他界して間もないころから欠かすことはありませんでした。
祖母とつないだ手はとても温かく、私はお参りが大好きでした。

祖母はいつも手を合わして、深々と礼をし、ずいぶん長い間目を閉じてお祈りをしていました。
私はいつも単純なお祈りだけをし、祖母の真剣な横顔を眺めていました。
終わってからいつも
「何をお祈りしてたの?」
と聞くのですが、祖母はニッコリ笑うだけで一度も答えてくれませんでした。
私は気にすることなく、毎回帰りに買ってもらうアイスを楽しみにして、祖母とおしゃべりをしながら帰りました。

話は急に変わってしまうのですが、私は幼いころから霊能力が強く、いつも霊障に悩まされていました。
金縛りは毎日で眠れない日々が続き、不眠症でした。
寝ていても足を触られたり、お腹を針のようなもので刺されたりと、年々エスカレートしていきました。
母と霊能力者のところにも何度か訪れたのですが、高いお金を請求され、
しかも何をやっても効かないのでもう私もあきらめていました。

中学3年になるころには、さらに霊障はひどくなり、交通事故も何度も経験し、毎晩繰り返される金縛りや
霊によってみせられる幻のようなもの(ご飯の上に髪の毛や虫がのっていたり)で、精神を病み、不登校になりました。
祖母は母が仕事に出ている時間、うちに来てくれていつも手を握っていてくれました。
祖母といる時間が私にとって唯一安らげる時間でした。
母親は仕事で帰りが遅く、あまり口をきく時間がありませんでした。
毎日の嘔吐、拒食症になったと思ったら過食症になり、常に体調も精神も不安定で、自殺未遂も何度か起こしました。
その度に失敗し、生きるのも辛い、しかし死ねないという最悪の状態が続きました。
祖母とのお参りにも行けなくなりました。

134: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/18(土) 02:50:22.87 ID:N7371t+20.n
中学を卒業してすぐのころ、唯一の支えだった祖母が他界しました。

私は大泣きしました。
しばらく祖母の使っていた部屋に引きこもり、祖母が使っていた洋服などを抱きしめながら泣く日々が続きました。
そんな時でも母親は平然とした顔で仕事に行っていて、
それで食べさせてもらってはいるものの、少し母に対して怒りも芽生えました。

祖母が他界してから2週間ほどたったころ、だんだん私の周りで霊障が起こらなくなってきたことに気が付きました。
私の4人だけいた友だちの一人が、
「○○(私の名前)の痛みをおばあちゃんが全部天国へ持って行ってくれたんだよ」
と、電話で言ってくれました。
そのときも私は、電話口で大泣きしました。

一年後には霊障が全く無くなり、精神も体調も回復した私は、通信制の高校にも行けるようになり、
バイト仲間たちに支えられて楽しい日々を送っていました。
祖母の家が引き払われることになったので、私は荷物の整理に行きました。
もう気持ちも落ち着いていて、毎日墓参りに行っていました。

押し入れの中を整理していると、祖母の古い日記が何冊か風呂敷にくるまれて出てきました。
その日記は毎週日曜日に付けられていました。
私は日記を読んで唖然としました。

まず初めのページは父が死んだ日でした。
不慮の事故と聞かされていましたが、実は自殺だったということが書かれていました。
原因は母の浮気だったそうです。
ショックでした。涙が出ました。

135: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/18(土) 02:50:47.87 ID:N7371t+20.n
しかし次のページを捲った時に、一瞬で全身が冷たくなりました。

そこには祖母の私に対する怒りが書かれてありました。
端から端までギッシリと。
私が浮気相手との間にできた子だという文章から始まり、
殺してやりたい、しねばいいなどという今までの祖母とまったく違う顔がそこにはありました。

私が苦しみながら死ぬように、神社で祈っていたのです。
あんなに長い間、毎週毎週、長い時間。
隣にいる幼い私を呪い殺すことだけひたすら願い続けていたのです。
祖母の熱心な祈りが通じたのか、私は大変苦しみました。
そして祖母も苦しみながら死んでいきました。

日記は燃やしました。
長い年月がたった今でも忘れられない出来事です。
誰にも言ったことはありません。

136: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/07/18(土) 02:50:56.07 ID:O1vav5QBr.n

138: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/18(土) 02:59:17.16 ID:N7371t+20.n
>>136
|A-) これ出版されたの…マジで昔じゃん…
    やばいだろ

139: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/18(土) 02:59:40.62 ID:N7371t+20.n
|A-) さて、あと1話

142: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/18(土) 03:01:55.62 ID:N7371t+20.n
俺はこの家に越してきて8年になる。
これは4年前の話。高校3年の時だ。

両親が越してきてから仲が悪くなった。
しばらくしてから母親が家の中で髪が肩ぐらいの中年の女性らしき人を一瞬だが見るようになったと言っていた。
それからというもの、母が部屋でテレビを見ていて、トイレに行くために立ち上がったら
真横に真っ黒な首から上だけがあったり。(これも一瞬)

俺がオカルト好きなのを知ってかこんな事を言い出した。
母「この家を見に来た時不動産の人や、前住んでた人の娘さんの言っていた事がおかしかった」
内容はこうだ。

前住人の娘が

『おじいちゃん早く家においでよ』
『こんな家早く売っちゃおう』

と行く度にヒソヒソと言っていたらしい。
あと、不動産の人に母が、もう少し考えたいと言うと契約もしてないのに
『駄目です!買ってもらわないと困ります!!』
と、焦った様子だったこと。
何か有りそうだと思ったが調べる術はない。

忘れた頃だった。
寝る前に携帯を触っていた。
部屋は真っ暗で見えるのは携帯の液晶とテレビの下に置いているゲーム機の赤い光のみ。
真っ暗な中、携帯の光で余計に部屋は真っ暗だ。
ふとゲーム機の赤い光が消えた様な気がしたが、気のせいだと思い携帯に目をやる。

143: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/18(土) 03:03:29.08 ID:N7371t+20.n
数分後、眠気がやってきてそろそろ寝ようかと思い携帯を閉じようした瞬間、光る液晶の横に何かがある。
真っ暗で気が付かなかったが、その何かが液晶の光が届く所まで来た。
ゆっくりと、徐々に見えてくる。
金縛りにはなっていないが、体は動かせなかった。あまりの恐怖に。

なぜなら、その何かは顔だった。
まずは鼻、口が見える頃には震えていたと思う。
中年の女性の顔だ。

そして、眼が見えるというところで意識がなくなったのか眠ったのか、気が付くと朝だった。
携帯は閉じてない。

夢だと思い学校に行った。
家に帰ってくる頃には忘れていた。
普通に気にせず寝た。

眼が覚めた。
何時だったかはわからない。
昨日とは違い、真っ暗だがぼんやりは見える。
ただ眼が覚めただけだと思いまた寝ようとしたが…
ここであることに気付き冷や汗が垂れる。
それは、俺の真横に誰かが立っていた。
親ではない。というか人ではないとわかるまでに時間はかからなかった。
どうやら何かを探している様な感じだ。
腕の動きが尋常ではなかった。
腕だけ早送りと一時停止を繰り返しているような…
眼が見えないのだろうか、中腰で手を動かしている。
怖いながらも見てみるが、髪が肩ぐらいの女の人だ。

144: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/18(土) 03:04:27.51 ID:N7371t+20.n
すると、そいつの動きが止まった。
どうしたのかと思ったのも束の間、奴は俺に気が付いたのだ。
手探りの手がそのまま俺の首へ。
近づくにつれ気が付いた。奴は顔がないのだ。
手が首につくかつかないかの時に、そこでまたしても意識が無くなった。

次の日俺は母に話した。母は冷静だった。
そして母は知り合いの霊視占いをしている人の所へ行ったらしい。
すると、素晴らしい答が返ってきた。

家の間取りだけ伝えたら、2階の廊下の突き当たりに居るよ。と。
しかも普段はそこにいるが、たまにウロウロしているらしい。
なぜいるのかも聞いてみたら、原因はわからないが、かなり前からいるらしい。
しかもこの家(土地)を気に入っていると。
そして、両親の仲が悪くなったのもこいつのせいで、家族を崩壊させ家から追い出そうとしているらしいということも。
徐霊はできるかと聞くと、できないらしい。その占いの人は霊視しかできない。まぁ占いだからね。
どうしたら良いかと聞くと。
まず、母に憑けて遠い所まで行きそこに置いて帰ってくるといったものだ。
簡単そうだが、これには条件があり、帰っている間余計な事を考えたり寄り道したりしては駄目みたい。
しかもその霊はわざと誘惑するようなイベントを用意するみたいだ。
失敗すれば戻ってくる。

母は、それは無理だと言い他に方法はないか聞いた。
あるにはあるが徐霊ではないらしい。
どういったものかと言うと、霊の方からでてもらうらしい。
毎日2階の奥に塩とお茶を用意する。後は窓を全開ににして出るのをひたすら待つだけ。
母はこっちのやり方に決めた。

それから4年。
母は毎日続けている…

145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ◆DvUgCvOGFQ 投稿日:2015/07/18(土) 03:05:59.84 ID:aOQn3z8B0.n
最後の2行の破壊力ヤバい
お疲れさまでしたー!

146: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/18(土) 03:06:57.23 ID:N7371t+20.n
|A-) 怖い話は今日はこの辺でー
    おつかれさまでしたw

>>145
|A-) ずっといなくならないってことだもんね…
    引っ越せって感じでもあるがww

    おつかれさまねw

148: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/07/18(土) 03:40:23.25 ID:56w8g4ZyK.n
どっくんお疲れ様でした いつもありがとー

出典: 毒男の怖い話とか音楽とか雑談とか