3: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/05(日) 01:07:08.30 ID:uFhTp81+0.n
|A-) さて、寝て起きたらこの時間だったわけだけど 
    立てるのが遅くなってしまった

4: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/07/05(日) 01:08:33.77 ID:lB6TMtFc0.n
やだなーこわいなー

7: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/05(日) 01:15:42.63 ID:uFhTp81+0.n
>>4 
|A-) 稲川淳二は怖がりすぎるからホラー映画見たらたぶん死ぬ 

6: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/07/05(日) 01:12:32.18 ID:YLhQqPHaK.n
こんばんあったー(。・ω・。)ー!!

7: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/05(日) 01:15:42.63 ID:uFhTp81+0.n
>>6 
|A-) こんばんはw 
    さて、やるかな

8: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/05(日) 01:19:12.16 ID:uFhTp81+0.n
俺小さい頃母親に軽い虐待っぽいものを受けてたのね。
でも当時小さくておまけに母子家庭で一人っ子だった俺は他の家の家庭環境なんて分からないし、
同い年の子がどういう風に親と接してるかも分からなかったからきっと他所の家族も
こんなもんなんだろうなぁ位にしか思わなかったから誰かに言ったりもせずに普通に幼稚園とかも行ってたの。

で、たぶん6歳くらいの時に母さんが仕事を辞めたから二人で母方の実家に住むことになった。
その爺ちゃんちってのが親戚の中で分家本家とかあるうちの本家の方で、
家に大きな神棚みたいなのがあってそこに神様が居たの。
神様って言ってもお化けとか普通の人には見えないとかそういうのじゃなくて、なんていうか神様の本体みたいな。
分家にはそれをかたどった偽者みたいなのがあるらしいんだけど、爺ちゃんちは黒塗りで
ちっちゃい観音開きの縦置きにした棺みたいなのにその神様が入ってるのね。
でもその神様は女の人がお世話をしちゃいけないみたいで、
毎年決まった日にその家の男の人が中から出して世話をするのがしきたり。
俺には父さんが居なかったから自動的に次に世話をする役目につくのは俺って言う事になる訳で、
爺ちゃんはそれが嬉しかったんだかノリノリで神様のことを小さい俺に説明してくれたりしてた。
俺は神様が(女の子でいうとぬいぐるみみたいな感じ)可愛くて小さい家族みたいなイメージで大好きになって、
幼稚園から帰ってきては神様に向かって話をして庭で花を摘んでは
家の裏にあるお稲荷さんとその神様にお供えしたりしてた。

ある日、爺さん婆さんが居ないうちに母さんが俺にプチ虐待をしてくるような事があって
(喜ばれる話じゃないから具体例割愛するね)でも俺は虐待って認識はなかったから、
凄く怒られたくらいの捉え方で家の裏のお稲荷さんの祠まで逃げてそこで泣いてたんだ。

で俺はいい事を思いついた。母さんのことを神様たちに相談することにしたの。
俺は泥で作った団子と花とお金とをお稲荷さんと神様に供えて
「母さんが許してくれますように、俺の事もっと好きになって優しくなってくれますように」
ってお願いした。
でも当然そんな事をしたぐらいで事態が良くなる事はなくて、
むしろ仕事を始めたばかりでストレスが溜まってたのか母さんのプチ虐待は頻度を増してった。

9: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/05(日) 01:20:47.43 ID:uFhTp81+0.n
次第に爺さん達も俺の痣とかを怪しみ始めてて、子供心にもこれはやばいと思った俺は
毎朝毎晩お供え物を持って何度も何度もお願いした。

そしたら2週間くらいたった頃、明け方早くに目が覚めることが多くなって来たんだ。
物音がしたような気がしてはっとして起きるけど音なんて全然鳴ってない。
そんなことが何日も続いた。

そしてある日の朝、3時か4時位にいつものように目が覚めてしまった俺はおしっこがしたくなって、
便所に行くついでに神様に挨拶をしに行くことにしたんだ。
それで縁側の廊下を歩いてたら、庭に誰か居ることに気づいた。
障子を開けてみると、見た事ない白緑の着物を着たおじいさんが庭にある焼却炉の上から俺をじっと見ていた。
おじいさんは俺と目があった事に気づくと、にこっと笑って頷き
俺に向かって何かゆっくり喋った(ガラスが閉まってたから声は聞こえない)
俺はきっと近所の神主さんか何かなんだろうと思って、お辞儀をしてそのまま便所に行って寝たんだけど、
それから何日も経たないうちに母さんが倒れた。
原因は職場のストレスらしかったけど、胃がおかしくなったみたいで
2週間かそのくらい入院していた(たぶん精神科とかにも行ってたんだと思う)

2週間後、退院して帰ってきた母さんはそれこそ人が違ったかのように俺に優しくなっていた。
というか、母さんじゃなくなってた。
もう明らかに違う。
見た目とか声とかは変わってないんだけど、俺に対する態度とかはまるきり別人だった。
まず呼び方が変わっていた。
以前は下の名前でそのまま読んでいたのに帰ってきた母さんは俺をゆーちゃん(本名がゆうすけなんです)なんて
呼びはじめて、おまけにいきなり料理が作れるようになったり手を繋ぎたがるようになったり
昔はありえなかったのに一緒に買い物に連れて行ってくれたりオムライスの字とかまで書いてくれたりするようになった。

10: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/05(日) 01:22:03.46 ID:uFhTp81+0.n
でも、その代わりに俺の好きな物とか好きな色とかは忘れてる。
もともと知ってる方ではなかったけれど、きれいさっぱり。
母さんがくれた押し花を見て
「ゆーちゃん押し花が好きなの?お母さんも押し花やってみたいな^^」
とか(俺が知ってる母さんの唯一の趣味が押し花なのに)

そしてそれから13年間、今に至るまで母さんはそのままだ。
虐待の事はそもそも俺と母さんしか知らなかったんだけど、そのことに関してもまるきり忘れたみたいな感じだった。
もちろんそれから殴られたり蹴られたりもしなくなった。

これは俺の勝手な想像だけど神様は別の誰かを母さんの中に入れたんじゃないかと俺は思ってる。
だとしたら最初に母さんの中に入ってた本物の母さんはどこに行ったんだろう。
俺ももうそろそろ20歳。
神様のお世話をする年齢が間近に迫った今、それが毎日気になって仕方がない。

11: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/05(日) 01:25:07.38 ID:uFhTp81+0.n
|A-) 寝過ぎたなあ…
    まじ失敗
    あと寝る前にさくらんぼ出してたんだけどどこ置いたっけな…

15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/07/05(日) 01:33:25.33 ID:YLhQqPHaK.n
>>11
今日あ最初から来れて良かったでつ(。・ω・)ノシおはです!
さくらんぼいいなー。

何かまた考えさせられるお話でつね。

17: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/05(日) 01:39:20.12 ID:uFhTp81+0.n
>>15
|A-) おはよw
    こっちもできれば途中からじゃなく最初から一緒にスレ進めていきたいから良かったw

    さくらんぼを送る時期らしい…w
    おいしい…w

    だねえ…
    元のお母さんがどうされたのかがね…消されたんだろうか

13: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/05(日) 01:31:56.12 ID:uFhTp81+0.n
医療器械の納入業者をしています。ある日夜9時過ぎに病院から
「臨時の治療で物品を大量に使ったので、すぐ補充して」
という連絡が入ったので、帰宅ついでに病院へ行った。

そんなのは割とよくある話で、連絡の来た部署(仮に25番検査室としておく)に物品を持って行ったのが10時ごろ。
ちなみにその部屋は循環器で使う心臓カテーテル室という検査室。
連絡が入ったと言っても、担当職員はみんなその場からは引き上げていて誰も居ない。
検査室は真っ暗だったので電気を点け、さっさと納品しようと検査室内の機材庫に入った。

その時だった。
いきなりスピーカーから
「ビーッビーッ」
という大きな音が聞こえてきて続いて

「コードブルー発生!コードブルー発生!25番検査室です!」

という院内放送が入った。
(コードブルーというのは、緊急で蘇生の必要な患者が発生した、という意味の放送)
「こんな時間にコードブルーかよ。大変だな。25番検査ってどの部屋だろう」
と、音にビックリしたもののあまり気にすることなく、納品を続けた。

気づいたのは、同じ放送がもう一度繰り返された時だった。
「…25番検査室ってここじゃない?」(普段25番とは呼ばないため、気づかなかった)
再度検査室内を見回すも、当たり前のように人っ子一人いない。
それなにのなぜこの部屋でコードブルー??

14: キリマンジャロ ◆Mt.KILI/AUJE 投稿日:2015/07/05(日) 01:32:50. ID:i0Dh3Ayd0.n
不気味だな…
棺の中の神様の存在も気になる

音楽が結構テンポ速い曲多いから
ちょうど良く怖さを和らげてくれてる

17: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/05(日) 01:39:20.12 ID:uFhTp81+0.n
>>14
|A-) 強制入れ替えできるとかやばいよね
    棺の中には夜中に見た人が入ってそうだね…w

    いつもの人しか聴かないと思ったら聴いてくれてたのねw
    ちょうどいいなら良かったw
    ジャンルのリクエストとかあればどうぞw
    怖い話選んだりしてるから別な曲かかることも多いけどw

16: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/05(日) 01:33:27.22 ID:uFhTp81+0.n
それっきりその放送は無かったが、非常に気味が悪くなったため超適当に納品して、
そのまま逃げるように検査室の外へ出た。

そうしたらちょうどその時に、よく知っている循環器の医者がこっちに向かって歩いてくるのが見えた。
今のコードブルー聞いてきたのかな?と思い、その先生に
「臨時もあったのにこんな時間にコードブルーって大変ですね。でもカテ室(25番のこと)誰も居ませんよ」
と声をかけると、医者はきょとんとした顔で
「何言ってんの?コードブルーなんて無いよ。臨時はあったけど、もう終わってるし」
「えええ?今、聞いたんですけど」
自分の耳を疑いながら申し立てる俺に、先生は
「夜だから全館放送に制限かかってんのかな?気づかなかった」
と、その場でPHSにて事務へ電話確認をしてくれた。(放送をする部署に)
しかし結果としては
「そんな放送はどっからも依頼されていない」
とのこと。要するにコードブルーなどない、と。
「聞き間違えたんじゃないの?」
と笑って、先生はくだんの検査室へ入っていった。もともとそこに用があったらしい。

普段の営業としての俺なら追って入って話の一つでもするところだけど、
それはもうカンベンな気持ちだったので、そのまま帰宅した。

18: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/05(日) 01:42:05.17 ID:uFhTp81+0.n
高校の修学旅行で沖縄に行った生徒の話です。
体験したのは黒澤くん(仮名)です。
彼ら一行は学業の一環として『ヒメユリの塔』や『ガマ』に見学していました。
学業と言っても殆ど旅行みたいなものなので、多数の生徒は遊び半分で見学していました。
特にはしゃいでいたのは河野くん(仮名)と林くん(仮名)でした、『ヒメユリの塔』では他の見学者であるおばあちゃんに
「不謹慎だよ、静かにしてね」
と注意されましたが、彼らは全く反省してない様子でした。

次に一行は『ガマ』へ向かいます、
相変わらずはしゃいでいる河野くんと林くんに嫌悪感を抱いている人がいました、
小倉くん(仮名)です、彼はよく色んな生徒にからかわれているいじめられっこの立場にいました、
ですがこの時は、まるで親の敵を見るような目で河野、林を睨んでいました。
彼は何時も無気力で厄介事は避けようとしていたので、明らかに気分を悪くしてる様な顔見た事ありません、
気になったので黒澤は
「どうしたの?気分悪そうだけど…」
と聞きました。

小倉は
「いや…あいつ等がさ…結構やばい事してるから…」
といいます
黒澤「河野くんと林くんの事?確かに不謹慎だよね、さっきも起こられてたし」
小倉「うん、黒澤くんもあいつ等から離れてた方がいいよ、巻き込まれるかもしれないから」
黒澤「ん??あぁ、また怒られそうだからね、とばっちりは嫌だから離れてるよ」
小倉「いや、怒られるだけならいいんだけどね…」

19: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/05(日) 01:42:49.07 ID:uFhTp81+0.n
黒澤は含んだ言い方をする小倉に
「どういう事?何かあるの?」
と聞こうとしましたが、先生の
「ハイつきましたー、これから洞窟になるので足元に気を付けて下さいねー、
あとくれぐれも騒がないこと!特にそこの二人!」
で遮られました。
そこの二人!と指された河野と林を見て、絶対また何かやりそうだなと言う表情のまま、先生の説明は続きます、
「ここ『ガマ』では、戦時中民間の隠れ家、または兵隊の駐屯所としても使われており~…人は地獄の様だと…」
先生は説明しながら洞窟内へ入っていきます。

黒澤と小倉も先生に続いて入っていきます、そして大空洞に入ろうとした時でした。
小倉は
「ひっ!」
と小さく悲鳴を上げ立ち止まりました、そのあと
「ごめん黒澤くん、俺もう無理」
と言い残して殿を務めていた先生の元に行き、付き添われながら洞窟を出て行ってしまいました。
黒澤は
「やっぱり何かあるのか、後で聞いてみよう」
と思いながら、小倉がヤバイと言っていた二人を見ました。
相変わらずはしゃいでいます、
「骨出るんじゃね?」
とか言いながら地面を蹴っています、先生は、もう気にしないで
「はい、では明かりを消しますよ~本当に真っ暗になるんで気をつけてね~」
と言い明かりを消しました。

明かりが全くない、夜に目を瞑ってた方が明るいのではないか、と言えるほどの暗さでした、黒澤が
「本当に真っ暗だな」
などと思っていた時です

20: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/05(日) 01:43:46.41 ID:uFhTp81+0.n
突然
「うわあぁぁぁぁ!!」
と言う叫び声が上がりました、声の主は河野と林でした
先生が
「林!河野!いい加減にしろ!」
と言っています、しかし河野と林は
「ああっあぁぁ!」
「いやだぁっぁぁ」
と叫びながら走り回っている様でした
先生も流石に変と思ったのか明かりを付けました、河野と林がいません

…いや、立ち入り禁止のロープの奥にいました、二人は、

「いやだぁぁぁ!やめてくれぇぇぇ!」
「それは俺のだぁぁ!とらないでぇぇ!」
「やめろ!やめろぉ!そんなのたべたくない!そんなのたべたくない!」

と泣き叫びながら地面を素手で堀返しています。
先生は
「なぁ!…なにやってんだ!」
と駆け寄り、抱きかかえようとしたが、二人は振り払い

「だめだぁぁ!あんたは何も知らない!!何も知らない!」
「いやだ…こんなこと…たべるのはだめだ…あぁぁぁ…」

と叫びながら一心不乱に地面を掘ります

21: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/05(日) 01:44:26.10 ID:uFhTp81+0.n
「やめてくれぇぇ…人でなしぃぃ…」
と言いながら河野と林は先生二人と生徒三人がかりで取り押さえられ、洞窟から連れ出されました

他の生徒も続いて出て行きます、外のベンチには俯いた小倉が座っていました
小倉は
「あいつ等おかしくなったんでしょ?自業自得だな…」
と言ってきました
黒澤は
「小倉くん、何か見えたんだよね、何が見えたの?」
と聞きました。

小倉「頭だよ…人の…笑顔だったり怒ってたり、泣き顔だったり…青白い人の頭が…
俺達が入ったとたん、地面からニョキ~って生えてきて…ゆらゆらと動き出したんだ…」
黒澤「頭!? 体は無かったの?」
小倉「無い、首の長さが2mくらいで…首から下がない20人以上の頭が…ゆらゆらと揺れてた…」

「俺昔から良く見るんだよね、そう言うの。でも今までに見たのとは比べ物にならない、ここは恐ろしすぎる…」
小倉はそう付け加えました。

河野と林はその後まる一日病院で寝込み、『ガマ』に入った時の記憶が無くなっていました
黒澤は後で河野と林から、神社にお払いに行って3日間しごかれたと聞いたそうです

22: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/07/05(日) 01:50:24.53 ID:AKNFtwtd0.n
怖い話読むのにはよく注意してほしい話。
俺は昔から怖い話が好きで機会があるとよく読むようにしてたんだよね
と言っても、毎日読んだりするんじゃなくてこういうスレとかが立ったら読んだり、話題が怖い話になったらよく話す、それくらいの程度
ところで、自分のスマホは泥なんだけどアプリストアで怖い話が詰まったアプリを見つけた
4000本収録だそうで、その量に惹かれてダウンロードした
内容は2ちゃんなんかでよく貼られてるのばかりで、新鮮味はないんだけどお手軽に読めるのでどんどんハマっていった
移動中にも怖い話、休憩時間にも怖い話、食事中も怖い話、休みの日も怖い話…
毎日毎日怖い話を読んでいたら次第におかしくなっていってしまった
常に家に何かがいる気配を感じてしまい、オドオドするようになった。
自分は憑かれている気がしてすごく怖かった
どんどん症状は悪化していってポルターガイスト現象をよく感じ取るようになり体調は常に悪くなってしまった
大学には行かなくなって昼夜逆転の日々。毎日死にたい死にたいと思っていて、何もする気も起きない。
着替える気もせずに毎日パジャマで過ごす日々。
こりゃイカンと思ってアプリはアンインストォールした。おかげで症状は良くなったけど、今は精神病院で暮らしてる
多分、錯覚だと思われているだろうけど自分はそうは思わない。
色々と呼び寄せてしまう気がしてならない。元々霊媒体質だったのも良くないのかもしれない
怖い話の読み過ぎには注意しよう。本当に最悪な人生を送ることになる

23: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/05(日) 01:57:16.41 ID:uFhTp81+0.n
>>22
|A-) どうりでいろいろ良くない人生なわけだ…w

25: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/07/05(日) 02:00:31.92 ID:AKNFtwtd0.n
>>23
感受性が強い人は危ないよ
思い返しただけで身震いする。俺は頭がおかしくなってたし、間違いなく憑かれてた
元々家に何かいたんだよ。それを刺激してしまったんだと思う
家には帰りたくない。怖いお
ドックンも気をつけてね…。

27: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/05(日) 02:04:33.92 ID:uFhTp81+0.n
>>25
|A-)そ 実話かい
     Tさんの話とか多く読むといいかもね…w
     怖い話によってついたイメージを変えられるかも

     俺もレベル高い怖い話を夜中に多く読んでるとやばい雰囲気がしてくるんだよなあ…
     気をつける…w

29: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/05(日) 02:08:45.93 ID:uFhTp81+0.n
2005年の夏に当時の彼氏と千葉の海に程近い普通のホテルに宿泊しました。
彼氏が友達に聞いたりネットで調べて予約してくれたホテルなんですが、
夏休みシーズンということでどこも混んでいました。
やっと2人1部屋だけ空いてるホテルがあり決めたらしいのですが、
合宿の大学生やら家族連れやらサーファーやらでロビーも廊下も人だらけでした。
泊まったのはそのホテルの4階なのですが、その階は静かで廊下に誰もいないんですよ。
昼間だし皆海に行ってるんだなーと思ってました。

ホテルは横長で少しピラミッド型というか…1階が10部屋なら2階は9部屋って感じで
上の階に行くほど部屋数が少なくなっていくんですが、4階だけ3階と部屋数が同じなんです。
しかも端の部屋だけ新しく作り足したような。
変なの!って思ってたら自分たちがその部屋でした。

でもあんまり気にせず部屋に入ろうと鍵を開けました。

ガチャン
…カチャン

は?
1回鍵開けたのに中から閉められました。
誰かいるのかなwwって彼氏と笑いながらもう1回鍵挿したかったけどささらなかった。
鍵、合わなくなったんです。
ものの数秒で。

とりあえず彼氏がフロントに戻って事情説明したら偉い人が来て開けてくれた。
私『鍵間違えてたんですか?』
偉い人『いえ…あのー…』
でなんか偉い人に業務連絡が入って偉い人去っていったんです。

30: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/05(日) 02:09:50.59 ID:uFhTp81+0.n
そのことは気にせず海に行って夕方頃にまたホテルに帰って来ました。

部屋に入ったら窓が開いてて、なぜか机が窓際に移動してました。
従業員がなんかしたんだろうと思ってまた気にせず…
お風呂に入りにまた部屋をでました。

お風呂から出たら彼氏が待っててくれて一緒に部屋まで行ったんです。
普通に鍵開けて部屋に入ったら

ざぁぁぁぁぁぁぁ…

私はポットのお湯が沸いたんだと思ってポットに近づいたら、コンセントが刺さってないんです。
あれ?って思ったら彼氏が
『トイレ…?』
トイレを見たら水が流れてました。
タンク式で脇に流すレバーが付いてたんですが、今さっき下がったって感じに揺れてて…
『故障かな?』
って思ったら目の前でレバーが上がってまた水が流れました。
これ故障じゃない。おかしい。思ったけど口に出しませんでした。
元に戻した机はまた窓の近くにありました。
『もう寝よう』
いちゃいちゃする気も無くなり寝ました。

ウトウトしたかなー…くらいのときに髪を引っ張られる感じがして起きました。
時計を見ると朝方4時。
『朝方の方がおばけ出るよ』
と母に言われたのを思い出して怖くなりました。

31: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/05(日) 02:10:23. ID:uFhTp81+0.n
また机が窓の近くにあったから…何より髪を引っ張られてるのが怖くて早く寝なきゃ寝なきゃってばかり考えて
余計に眠れなくなり、とりあえず髪どうにかしようと引っ張られてる原因を探しました。
私は右を下にして寝ていたので、目だけ振り向く形で見てみました。

彼氏の手でした。

なんだバカヤロー!!!!!と思ったけどおかしいです。彼氏反対側向いて寝てるんです。
左を下にして。手を見たら左手だったから。
彼氏は軟体人間じゃないし、何よりベッド別だからこんなに手伸びるわけない。
じゃあ、私の背中にくっついて寝てるのは誰?

起きた時には病院でした。
私、窓際で首つったらしいんです。
全然覚えてないんですが…無事に生きてて良かったと思ってます。

ちなみに引っ張られてた髪は窓際に落ちてて、未だにそこハゲてます…
駄文、長文、あんまり怖くなかったらごめんなさい。

34: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/05(日) 02:13:58.85 ID:uFhTp81+0.n
今日とある病院の病棟で使っている心電計が調子悪い、という事で病棟まで呼び出しをくらって行った。
6階建の5階にある病棟で、あれこれ様子を見てさぁ帰ろうという事になった時、普段は大体階段使うんだけど
今日は休日出勤だしは荷物もあったからエレベーターで一階まで降りる事にした。

エレベーターホールに行くと、ちょうどエレベーターが4階から上がってくる所で、
ちょうどいいやと下ボタンを押してまっていた。
エレベーターが5階に到着しドアが開くと、中にオバサンが一人乗っていた。
降りる気配ないし、表示を見たらまだ上矢印が光っていたため、6階まで上がるのだろうと
「あ、下なんで」と声をかけた。
おばさんも了解とばかりに頷いて「閉」ボタンを押したらしく、すぐにドアは閉まった。
…と思ったらまたすぐにドアが開いた。

エレベーターって途中階で止まった後、進行方向が変わるときって一度閉まってもまたすぐ開くじゃない。
そんな感じだったと思う。
階のボタン押し忘れたのか?と思ったんだけど、開いてみたら中に人が乗っていない。
絶対に降りたわけじゃない。明らかに上までなんて行っていない。
行ったとしたらどんだけ高速なのかと、そんな勢い。
「??あれ?」
とワケわからん俺だったが、一緒にエレベーター待っていた患者さんは普通に乗り込む。

俺「乗るんですか?」
患者「?当たり前じゃないですか」
俺「さっき人乗ってましたよね?」
患者「乗ってませんでしたよ。っていうか今乗ってないじゃないですか」

患者さん、めっちゃ不審そう。
ええええええええ今俺、中のオバチャンと話までしたけど??
もはやビビリの俺はエレベーターを使う気をなくして、そのまま階段で一階まで降りた。
あんなに普通の人っぽいオバケっているもんなの?

38: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/05(日) 02:26:15.68 ID:uFhTp81+0.n
金縛りで思い出した。
数年前に住んでた家が見事な幽霊屋敷だった。
なので金縛りとかなりまくり。
大抵金縛り状態になった後、女の子が腹の上乗ってるか、壁から何本も手が生えて来て撫で回されるかだった。

でもその日は違った。
うっかり金縛りになった俺は一刻も早く眠ろうと足掻いていた。
夏なのに冷たく(寒くとは又違う)なっていく部屋。
このままでは又酷い目に遭ってしまう。
焦る俺を嘲笑うかの様に窓がカタカタと鳴る。
そして、ゆっくりと開かれる窓ガラス。
入って来たのは知らないおっさんだった。
ニューキャラクターの登場にドキドキの俺。
しかし体は指一本動かせない。
何とか眼球を必死に動かしおっさんを観察。
体、でかい。
髪、ボサボサ。キューティクル皆無。
目つき、何かおかしい。
印象、肉体派ホームレス。

何とかそこまで判断するとおっさんがこちらに近付いて来た。
どんな怖い目に遭うのかビクビクの俺。

せめて獲物を見ようと、近くなったおっさんの手元を凝視。
錆びて曲がった鋸‥とピッキンググッズ。
おっさんは幽霊じゃなく強盗でした。
あの時ほど気絶してェー!!と思った時はない。
友人が持ち込んだ猫が居なかったらマジ死んでた。

42: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/05(日) 02:35:56.95 ID:uFhTp81+0.n
あるアパートの話。
数年前、学生だった私はあるボロアパートに住んでました。
広い間取りの割りに家賃が安く、いい部屋なんだけど一つ気に入らない事があった。

それは決まって夜の11時ぐらいになると上の階から
「ドンッドンッドンッドンッ」 
と、ノックの様な音がすることだった。
始めは猫かなんかだと思ってたが、何時も決まった時間に音がするので上の階の住人の仕業だと思い、
借り始めから3ヶ月経ったある日上の住人に文句を言いに行った。
しかし上の階の住人は
「家じゃありませんよ、前にあなたの部屋に住んでた人も同じような事言ってきましたけど、猫や鼠じゃないんですか?」
更に
「こちらには音なんて聞こえませんし…家には関係ないと思いますよ」
と少しうんざりした様子で付け加える。

私は腑に落ちなかった、しかし上の住人は本当に何も関係無いと言う
その態度は
「また下の階からイチャモン付けてきたよ、勘弁してくれ」
と言った感じだった。

46: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/05(日) 02:39:40.06 ID:uFhTp81+0.n
その日の夜も
「ドンッドンッ」
と音が鳴った、私は少しイライラしてたので箒を持ち出し天井に向かって
「ドンッ!ドンッ!」
と突いた、すると…

「…ドン…ドンドン!ドンドンドン(カタカタ)ドンドンドン(カタカタ)ドンドンドン!!!」

狂ったように天井を叩く音が鳴り響く、しかもその音源は天井内をカタカタ這いずり回るように移動している、怖い…!!
私は服の中で虫が蠢いている様な悪寒を感じた。

「カタカタ…カタ………」

その音源が部屋のある所で止まった、押入れの上の辺りだ…
押入れの中に天井裏に通じてる事は知っていた。
私は
「危ない…来る…来る!!…逃げろ!!」
と言う脳の警告に従い部屋を飛び出し、その日は友人の家に泊まった。

47: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/05(日) 02:39:56.58 ID:uFhTp81+0.n
翌日、大家さんに事情を話し部屋を出ると告げる、大家さんは
「えっ本当に?うーん…」
と唸った後に
「ちょっと待ってね、調べるから」
と言って私の部屋に行く事に。
部屋に入り押入れの中から天井に入ろうとする大家さん

しかし、天井裏に上半身まで入った所で大屋さんは引き返した、大家さんの顔は真っ青だ。
「ごめんなさい、ちょっと待ってて」
「あ、あなたも外に出て」
大家さんはそう言って自宅へ一旦戻った。

その後警察が来て天井内を捜索、私は軽い事情聴取を受けただけで解散となった。
警察と大家さんは、私に天井裏にあったモノを伏せていたが、私は大家さんが電話してる隙に天井裏を覗いていた。
そこにあったのは 白骨化した人間の手 だった。

51: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/05(日) 02:49:00.84 ID:uFhTp81+0.n
一年くらい前の話。
仕事終わって夜の8時過ぎくらいに駅のホーム歩いてたら、見知らぬ婆さんにいきなりガシッと腕をつかまれた。
なんだ!?と思って思わず振り払ったら、物凄い形相で

「行ってはいかん!!」

って怒鳴られた。
行ってはいかんも何も今から帰るんだけど、と思って無視したら、

「死相が出とるから今日はどこかに泊まりなさい」

とか言われた。
いきなり死相とか言われてビビったから、馬鹿馬鹿しいと思いつつ駅の側にあるカプセルホテルに泊まった。
今考えると次の日も仕事あるのに何やってんの?って感じ

で、次の日家(安アパート)に帰ったら、いつも通る道脇の土手に猫と犬の死体が大量にあった。
どうみても人間が刃物でやった感じ。
前日通勤中には絶対無かった。
普通に帰ってたら俺がああなってたって事?婆さん…

94: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/07/05(日) 05:20:01.37 ID:YLhQqPHaK.n
>>51
「たちが悪いモノに魅入られた話」かと思ったら違いました。
(´;ω;`)いぬぬこーやだお。

522 ERROR
IEエラーなのか英語の羅列が(´・ω・`)読めないお。
鯖落ちしたし不安定なのですかね?
終わっちゃった。
毒男さん乙ですおやすみなさい(・ω・。)

95: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/05(日) 05:24:03.95 ID:uFhTp81+0.n
>>94
|A-) 霊よりもリアルに危険かもしれないね…w
    犯人はきっと犬と猫に復讐されたはず!

    なんかハッキングされたとかって話も…
    不安定になるのはやだね…
    またね、おやすみねw

54: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/05(日) 02:59:12.39 ID:uFhTp81+0.n
俺さ、ガキの頃パノラマエクスプレスに乗ったんだ。
電車が二階建てで、一階部分は客席で前面ガラス張りなので、運転手気分が味わえる電車。
もうさー、小学校に入ったばかりの歳だから、嬉しくって、嬉しくって、かじりつきで景色見てたんだよ。

そしたら、踏切で横から女の人が電車に飛び込んできた。
俺の目の前で飛び込んできたんだよ。
一瞬だったけど、目と目があった。
電車は急停止したけど、間に合わなかった。

その時、女の人は俺を見て

「あんたも」

と言った瞬間肉塊に変わった。
首がもげた。腕も飛んだ。
電車の前面の硝子は、血飛沫で赤黒く変わった。

電車はしばらく止まって、次の駅まで血飛沫で赤黒く染まったまま走った。
俺は怖くなって、後ろの車両に移動した。
次の駅で別の車両に乗り換えさせられた。

今でも思い出すんだけど、
「あんたも」
と言う声は、聞こえないハズなんだよな。
でも、今でもその時の声が鮮明に思い出す。
あの声は本当に聞こえたんだろうか?

60: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/07/05(日) 03:13:19.45 ID:Fe5wKbT10.n
>>54
うわあこれトラウマもんだな
子供だもんなー

俺が高校生だった頃に最寄りの駅ホームで朝飛び込みがあったらしく
駅員が線路に飛び散ったアレやこれやをビニール袋に回収している所を見てしまった
ビニール袋が血で真っ赤に汚れていてさ
駅員さん大変だなあと思ったもんだよ

61: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/05(日) 03:17:15.06 ID:uFhTp81+0.n
>>60
|A-) 駅員大変だな…
    そんなバラバラになるもんなんだなあ…
    俺は家の近くに駅が無かったからそういうの聞いたことも無いなあ…
    まあ田舎で人も少ないしねw

57: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/05(日) 03:11:24.63 ID:uFhTp81+0.n
美術系の専門学校に通っていた頃の話。
一年の前期は基礎学科で、専攻がどの分野でもデッサンや色彩学なんかをやる訳だが、
この時期は課題提出が死ぬ程多かった。
加えて、授業で使う水張りパネルなんかを事前に用意しないといけない。
片道一時間半の通学時間、朝から6コマ授業に出て、バイトして、夜中に課題と準備。

そんな生活をしていた俺が当時住んでいたマンションは、
駅からバス停2つ離れていて、帰りはコンビニに寄りがてら歩く事が多かった。
コンビニを出て、1つ目のバス停の手前辺りから住宅街になる。
車道を挟んで向かい側の川べりに造園業の事務所があって、
バス停の斜め後ろには重機の入った車庫と、石や植木が並んでいる。

歩きながら何とはなしに見ると、歩道寄りにある岩の前に男がいるのが分かった。
初夏の夜8時前、まだほんのりと闇は浅く、人通りもある。
バスを待っている間に煙草でも吸っているのだろう。
白っぽいポロシャツを着た、小柄でやや太めのおっさんの背中だ。
ちりりりりん!
ベルの音がして、俺は後ろから来た自転車に振り向き、少し避けた。
そのまま自転車の行く先を目で追うと…何だか、違和感があった。
よく見ると、ついさっきまで見えていたおっさんの背中がない。
目を離したのはほんの数十秒の事だ。
奥にも手前にもおっさんの姿はなく、車庫はシャッターがぴったりと下ろされている。
通り過ぎながら敷地の中を覗いてみたが、やっぱり誰もいない様だった。

その時点では、俺が知らないだけでどこかに入れるか、見間違いだろうと思った。
週の後半で、疲れも溜まっていたし。

58: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/05(日) 03:12:27.84 ID:uFhTp81+0.n
夕食と風呂を済ませた後、俺はリビングで絵の具と格闘していた。
机では大きなパネルと画材は広げられないので、テーブルで作業する日が多い。
一度リビングを出て北側の廊下に面した2部屋が両親の部屋で、俺の部屋はリビングと並びの和室だったから、
リビングと自室の往復をしても、先に寝ている親に迷惑をかける心配もなかった。

日付けが変わって大分経った頃。
テーブルに向かっていると、廊下に続くドアが右側の視界に入る。
格子にガラスの入ったドアで、親が寝ている時間、向こう側は真っ暗だ。
そこに、さっきからちらり、ちらりと動く物がある。
しかし、顔を向けるとそれはぱっと引っ込む。
気が散る。
何もない筈の廊下で、確かに何かが動いている。見ると引っ込む。
手は作業を進めながら、そっと視線をずらしてみる。


心臓が跳ね上がった。
ガラスの向こうの暗がりに、くすんだ肌色の手があった。
出ようか戻ろうか…逡巡して、レバー型のドアノブに乗る。
更に向こうには当然、手の持ち主の肩が見えている。
ポロシャツ。丸い肩。白い。襟からは首が覗く。
平静を装おって作業を続ける俺の視界の隅で、そいつは様子を窺う様に首を傾げた。
ぐうっと頭が下がって来て……

浮腫んだ顔のおっさんが、精気のない虚ろな目で部屋の中を見ていた。

59: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/05(日) 03:13:09.67 ID:uFhTp81+0.n
「あああああああああああああ!」
俺は叫んで立ち上がった。
実際には、さほど声は出ていなかったかもしれない。
苦情も来なかったし、親も起きて来なかった。
我ながら馬鹿みたいだが、喉に張り付いた声を振り絞って、俺は宣言した。

「幻覚が見える!もう本気でやばい!俺は寝るっ!!!」

絵の具もパネルも放ったらかしにして、リビングもキッチンも明かりを点けたまま。
俺は自分の部屋に入ると、引き戸をぴしゃりと閉めた。
部屋の電灯も勿論点けっ放しで、ロフトベッドによじ登って毛布を被る。
俺の出す音が止むと、辺りはしんと静まり返った。
気のせいだ、徹夜続きで俺がどうかしてるんだ……。
そう思い込もうとしていた時。

「…駄目か。」

俺の部屋の戸の前で、はっきりと聞こえた。
無論父親の声ではない、知らない男の声だった。
それっきり、家の中は静かになった。

俺は結局、煌々と明るい部屋でまんじりともせず朝を迎え、外が明るくなってからリビングをそっと覗いてみた。
勿論誰もいないし、廊下の正面の玄関は鍵が閉まっていて、チェーンも掛けてある。
ただ、リビングと廊下を仕切るドアだけが、ほんの少し開いていた。

65: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/05(日) 03:26:02.58 ID:uFhTp81+0.n
全然怖くもない話だが。
俺がまだ中学生だった時、体がいつも痣だらけだから『斑点』ってあだ名で呼ばれてる女の子がいた。
『斑点』のお父さんが普段から暴力的らしく、クラスメイトがよく
『斑点』と彼女のお母さんが二人で泣いているのを見かけていたらしい。

数年経って『斑点』のお父さんが亡くなったと『斑点』と同じ高校に通う友達から聞き、俺が
「こう言っちゃ不謹慎だけど、お父さんが亡くなって彼女も、彼女のお母さんも元気になったの?」
と聞いたら
「まだ3週間くらいしか経ってないけど『斑点』は痣も消えて性格も全然明るくなって元気になったよ。
だけどお母さんが相変わらず元気が無さそうだし、体の痣も治ってないみたい。」
と言っていた。
まぁ、お母さんは女手一つで育てなきゃならないからなぁ……。

それから俺もいい年になって『斑点』の事も忘れかけていた頃、ばったり彼女のお母さんと会った。
向こうが俺の事を覚えていて
「あらー、○○君!」
と声をかけてきたんだよ。
『斑点』のお母さんはすっかり元気になっていて、お父さんが生きてた頃の
木の枝の様な脆い印象はどこにもない位雰囲気が活き活きとしてた。

一応『斑点』の同級生だったから
「彼女は元気ですか?」
と俺が聞くと『斑点』のお母さんは

「娘はついこの間死んでしまったのよー。交通事故で即死だったの。」

とりあえず一つ二つ話してそのまま別れたけど、今でもやけに気になる事がある。
どうしてお父さんが死んだ頃は『斑点』の痣はすぐ消えたのにお母さんの痣は全く消えなかったんだろう。
後、彼女のお母さんの痣が何で今だにうっすら残ってたのかも気になる。

72: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/07/05(日) 03:55:44.17 ID:jXDvirZq0.n
>>65
これよくわからん

73: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/05(日) 03:58:07.95 ID:uFhTp81+0.n
>>72
|A-) 最初は父がやっていて
    死後は娘がやっていたということ

75: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/07/05(日) 04:04:31.81 ID:D6EUPeMv0.n
>>73
因みにお母さんが娘がしんだというのに明るかったというのはきっとお母さんが殺したんだろうな・・・

76: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/05(日) 04:05:43.42 ID:uFhTp81+0.n
>>75
|A-) だと思う…
    そんな偶然まず無いからなあ…

70: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/05(日) 03:41:35.23 ID:uFhTp81+0.n
小学生のころ、俺の家族は青森の海沿いの田舎に住んでいた。
俺は幼い頃からよく浜で遊んでいたんだが、年末の1週間(5日くらいだったかも)は、
夕方に浜で遊ぶのは禁止されていた。

だが、小学3年の大晦日、親たちは年末で忙しく、退屈な俺は友達と二人で浜に行き、
言いつけを破り夕方まで遊んでいた。
岩でできた小さな洞窟っぽいのがあって、俺たちはいつもそこを秘密基地にして焚き火をしたり漫画を読んだりしていた。

その日もその洞窟で遊んでいたんだが、そこで変なものに出会った。
それは小人だった。
一つ目で、仲間(?)を数人引き連れていた。
仲間というよりは同じ人の形をしているペットみたいな感じで、キチキチと鳴き声を上げて、理性がないような感じだった。
先頭の一つ目だけがまともな仕草で、俺たちに綺麗な石を差し出してきた。
なぜか怖くはなく、二人ともすごい生き物を見つけた!ってテンションだった。
俺が石を受けとると、いつの間にか姿がなくなっていた。
探したが見つからず諦め、最後は石の取り合いになった。
結局、見せるために受け取った友達が石を離さず、俺が負けた。

俺はすごく悔しくて、
「俺が受け取ったんだから今度会ったら絶対取り返そう」
と思って家路に着いた。

しかし、友達はその晩亡くなってしまった。
夜高熱を出し、朝には息をしていなかったという。(俺は小さかったから、詳しくは聞かされなかった。)
親たちは俺たちが浜に行ったことを知らないが、俺は友達の死の原因は小人にもらったあの石だと思う。
そして、もし俺が石を持って帰っていたら、俺が死んでたんじゃないかと思う。

77: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/05(日) 04:06:43.44 ID:uFhTp81+0.n
|A-) たぶん仏壇の話ってあれなんだろうけどわからないから今度にしよう
    てかその話前読んだことあってけっこう怖かったのに保存してなかった
    無いのが不思議だった

78: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/05(日) 04:09:25.45 ID:uFhTp81+0.n
|A-) 最後は貼ったことがあるけど特に好きな話を

80: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/05(日) 04:10:12.15 ID:uFhTp81+0.n
三ヶ月前、私は都会のはずれにある小さな会社に勤めていました。
骨董品などを取り扱う本当に小さな会社で、ひび割れた外観のビルの三階に
ちんまりとオフィスをかまえているような会社でした。

私はその日、残業を申しつけられて夜中の12時まで書類の整理をしていたんです。
一人一人と同僚達も仕事を終えて帰っていき、仕事がやっと終わったころには
私一人だけが取り残されている状況でした。
ただ、恐さというものは無かったんです。
霊感とかまったく無かったし、幽霊なんか信じていませんでしたから。
さぁ帰ろう、って「やっと終わった」という安堵感で立ち上がったとき急にトイレに行きたくなって、
私は荷物を持ったままオフィスから出た所にあるエレベーターの隣に在るトイレに駆けこみました。

用をたしてホッと一息ついた私は、荷物を持って「今度こそ、帰ろう」と鍵に手をかけました。
「ひゃっ・・」その鍵が凍りのようにつめたくて、私は思わず声を上げました。
その時。

キィキィ…キィキィ…

錆びた鉄のようなものがこすれあう音がトイレの外から聞こえてきたんです。
もちろん私以外の全員は既に帰宅していますし、このフロアには私の会社しかありません。
もしかしたら、他の階の方が来たのかも…それとも、警備の人?
でも、あの変な音はなんなの?
寒気を感じた私は個室の扉をそっと開き、外を覗きこみました。
トイレの中には何もいません。音はトイレの外からしているのですから。

81: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/05(日) 04:11:48.62 ID:uFhTp81+0.n
キィキィ…キィキィ…

音はフロアを一巡するように遠くなったり近くなったりを繰り返して、ついにトイレの前へと近づいて着ました。
私の頭は泥棒だったらどうしよう。という不安でいっぱいで、
この時はそんな物がうろついているとは思いもよりませんでした。
音はちょうどトイレの前を通りすぎようとしています。
トイレの扉は私が入ってきたときに開きっぱなしにしてあったので、
個室から覗けば誰が通り過ぎるのか、すぐ見ることが出来ます。
どうしよう…と迷いましたが、好奇心から私は個室の扉をまた開けて、外を覗いてしまったのです。
トイレ開いた扉から見えたもの……私はそれを見て、すぐに扉を閉めました。
心臓が凍りついて、息もまともに出来ません。

赤黒く錆びた乳母車がキィキィと音を立てながら横切り、
続いて真っ白い人型の霧のようなものがそれを押していくのが見えたのです。
乳母車の中からは何かが蠢くような、聞くに耐えない音が響いていて、
泥棒でも警備員でも、ましてや人間でもない何かが…このフロアを彷徨っていたのです。

乳母車の音は更に何度かフロアを一巡し、暫くすると「ガガ…」という音がして、何処かへ消えてしまいました。
「エレベーターに乗ったんだ……」私はそう気づきました。
私は静かにトイレから出ると、そのまま音を立てずにエレベーターの数字表示を見ます。
確かにエレベーターは動いていて、四階に止まりました。
小さい音が上の階から階段を通じて聞こえてきます。

82: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/05(日) 04:12:55.06 ID:uFhTp81+0.n
エレベーターを使えば…あの変なものに気づかれてしまうかもしれない。
アレはきっと四階も同じように何度も回る。
だったら……。

私は階段から一階へと降りる事にしました。もちろん、静かに。
足がガタガタと震えてハイヒールの音が聞こえてしまうかもしれない。
そう思いハイヒールも脱ぎました。こうなれば私が泥棒のようです。
静かに、静かに。私は荷物を抱きながら階段を降ります。
二階につくともう四階にいるアレの音も聞こえてこなくなり、ふぅと息をなでおろします。
でもまだ安心できない。
私はゆっくりと階段を降りて、ついに一階にたどりつくことが出来ました。
「やっと帰れる・・・」と私が振り返ると、またエレベーターが動きはじめたんです。
汗がぶわっと吹き出てポタポタと床に落ちるのを感じました。
数字が…一階に向かってくる。
一目散に外へと続く扉に手をかけましたが、ガチャガチャとどんなにノブを回しても開かないのです。
まるで見えない力で閉められているように。どれだけ力をかけても。

チン。

エレベーターの扉が開く音が、背後からしました。
キィキィ…キィキィ…と乳母車の音も。
アレが・・後ろにいるのです。
誰か助けて…と叫びたくても、声すら恐怖で出てきません。
乳母車が近づくにつれ、むわっと・・何か、血のような匂いまで漂ってきます。
むせ返るような匂いと、耐え切れないような恐怖。

その時、私の腕に何かが ぴちゃっ と触れて…私は振り向いてしまったのです。
「キャーッ!!」
私はそれを見て絶叫しました。

86: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/07/05(日) 04:50:00.24 ID:uFhTp81+0.n
乳母車の中にはぎゅうぎゅう積めにされた赤ん坊のような顔が蠢いていて、
それらの目が一斉に私を見てオギャアオギャアと泣きはじめたのです。
続けて乳母車を押していた白い人間の形をした霧のようなものが、
赤ん坊の顔の1つを掴むと私の腕にびちゃびちゃと押し付けていたのです。

そのあとどう逃げたかは分かりませんが、気が付くと私は自宅のベットに横になっていました。
夢だったのかも…と思い、押し付けられていた腕を見ると…私は凍りつきました。
押し付けられた個所が赤黒く変色していたのです。

その後、私はあの会社を逃げるように止め、新しい職場で働いています。
けれど私の腕の変色した痕は今でも残っていて、しかも広がりはじめています。
まるで…赤ん坊の顔のように。
あと私…時々あの会社に行きたくてたまらなくなるんです。

赤黒く錆びた乳母車に…入りたくてたまらないんですよ。

出典: 毒男の怖い話とか音楽とか雑談とか