200: トリガー 1@\(^o^)/ 2015/02/06(金) 05:39:30.40 ID:w8xsomBP0.net
『トリガー』って小説原作の漫画の最後の話 

この話の日本は国王制で、「射殺許可法」という架空の法律が存在する 
射殺許可法というのは、様々な検査によって「国王に近い思考、脳波を持つ者」「トリガー」を厳選し、そのトリガーに拳銃と「誰を射殺しても良い」という特権を与える法律 
この法律を立案した国王は、かつては反政府派の反乱軍のリーダーで、独裁政治を行っていた前国王を処刑したことにより国民からの絶大な支持を得て、現在の国王の座に就いた 
国王は確固たる信念の元、射殺許可法が犯罪撲滅に繋がると信じている 

作風はトリガー達の連作短編って感じで、各話ごとに主人公が違う 

最初の話の主人公Aは、「国王に最も近い脳波を持つ」として注目されているトリガー(Aだけは他のトリガーの話にも出てきてカッコいい)
幼い頃に母を失っているAは、中年女性が一人で経営している定食屋の料理に「お袋の味」を感じ、常連になっていた
Aは店主が暴力団の借金取りに苦しめられていると知り、暴力団事務所に乗り込んで組員を皆殺しにする
後日、Aが定食屋に向かうと、定食屋は閉店していた
そこにはA宛の店主の置き手紙が残されていた
手紙によると、Aがトリガーであることを知った店主は、Aが借金取りを皆殺しにしてくれることを内心密かに期待してしまっていた。店主はそんな自分を悪人とみなし、Aに顔向けできないから行方を眩ましたのだ
手紙の最後には、Aがよく注文していた料理のレシピと、「もう人を殺さないでほしい」という切実なメッセージが書かれていた
Aはトリガーを辞めようか考えるが、同級生を恐喝していた不良少年を見かけ、射殺する

201: トリガー 2@\(^o^)/ 2015/02/06(金) 05:40:12.28 ID:w8xsomBP0.net
最後の話の主人公は、なんとAに射殺された不良少年の父親B
楽観主義のBは、グレて不良化した息子に何一つ文句を言わず、「いつかは大人になってくれる」と信じて成長を見守っていた
だが、息子はトリガーであるAによって射殺されてしまった
それを期にBの家庭は崩壊する。妻は「Bの放任主義が息子を殺した」とBを責め、離婚した
「たしかに息子は悪事を働いた。それでも、死ななければならないほどか?」
Bは髪も切らず髭も剃らず、部屋の掃除もせず、 グレる前の息子との思い出を追想して泣きながら過ごし、廃人の様になっていく
息子が幼なかった頃、Bは幼い息子から「運動会のマラソンで一位に成れたらラジコンを買って欲しい」とねだられた
運動会当日、Bは仕事を優先して運動会を見に行かず、ラジコンを買って帰った
しかし息子はラジコンに見向きもせず、Bに背を向けた
「あの時、息子は本当はラジコンが欲しがったんじゃない。俺に自分の勇姿を見て欲しかっただけなんだ」
Bは今まで自分が息子に何もしてやれなかった臆病者だという事実に向き合い、今何が出来るかと考える
Bはトリガーに志願し、審査に合格した
「息子を殺した男と思考が似ているなんて、皮肉だな」
そして拳銃を持って「あの男」に会いに行く

Aはテレビで国王の演説の生中継を観ていた
そこへ何者かが訪れる
Aが訪問者の方を振り向くと同時に、銃声が響いた

テレビには国王がBによって射殺される光景が映し出されていた
(Aが殺されるというのはミスリードで、国王が殺された)

帰宅したBは、偶然にも息子の部屋からあの時のラジコンを発見して号泣
「ちゃんと遊んでくれていたんだ」
そして、まるで息子と一緒に遊んでいるかのように独り言を言い、泣きながらラジコンで遊び続けて終わり

ちなみにエピローグでは、国王は演説前にBの存在に気付いていて、「トリガー(自分と近い脳波を持つ者)が私を悪と見なすのなら」と殺される事を覚悟した上で何の対策もとらずに演説台に立っていたってことが書かれている
Aは実は国王の実の弟で、「自分の撃った弾丸が巡りに巡って兄を殺した」という事実に愕然する

203: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/02/06(金) 14:37:41.58 ID:/MQmYklx0.net
>>201
後味悪くないけど面白い

218: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/02/07(土) 21:27:09.41 ID:eG434RXi0.net
>>201
エピローグの話も、人によっては評価が分かれそうだよな

国王死後の、新国王は就任早々
「前国王は間違っていた! 各都道府県に拳銃で武装した市民を1名配置、
そんな事で犯罪を無くせるはずが無い!」と熱弁する。
射殺許可法を全否定かと思わせて
「これからは各市町村区にサブマシンガンを持たせたトリガーを1名配置する!」
と法律を修正する。

※新国王は、前国王の熱心な支持者。中盤のストーリーの主人公。本業は凄腕弁護士だが、
どうしようもない外道犯罪者(例:連続幼女強姦殺人犯。反省の色無し)に関しては、無罪を勝ち取って希望を持たせた後で
遺族の前でいたぶって射殺したりする。(本人いわく「こんなゴミは、被害者遺族の前で死ぬべきだ」)

最後は、前国王の弟(A)が大量のヤクザに報復されそうになるも、再びトリガーに認定されてたため
サブマシンガンで撃退して「夏は隠し持つのに苦労しそうだ」と恍けた台詞を言って物語は終わる。

読者によっては「おお、前国王の意思は新世代に受け継がれたハッピーエンド」と思うかもしれない、
反対に「滅茶苦茶な法律が撤廃どろこか、更に悪化した後味悪いバッドエンド」になるかもしれない。

個人的にはエピローグより、静岡県のトリガー(山崎)や、群馬県のトリガー(永井)の話が後味悪い。

221: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/02/07(土) 23:55:43.00 ID:RlhsD8P30.net
>>218
国王とかトリガーとかいうから外国の話かと思いきや日本か
静岡のトリガーとかシュールだな

204: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/02/06(金) 16:23:50.78 ID:cKz0LWwU0.net
面白いね
でも知り合いをい恐喝してたからって不良を射殺ってちょっと衝動的すぎるし
親族の恨みを買っても仕方ない気がするな

205: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/02/06(金) 18:43:38.41 ID:iudqg/gY0.net
一般常識がその法律を前提としたものなら衝撃的ってほどでもないんじゃね
似たような事件はそこら中で起きてるんだろうし

出典: 後味の悪い話 その155