出典: 毒男の怖い話とか音楽とか雑談とか



9: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 00:57:03.86 ID:J5t8VhC/0.n
たった今の出来事なんだけど… 
明日、ってか今日、ビンと缶を出す日なんだけど、こんな時間まで起きてたから、 
朝イチで出しにいく作業を残しておきたくなくて寝る前にゴミ捨て場に持っていったんよ 
こんな時間なだけに、住宅街はシーンとしてるわけです 
住宅街っていっても、うちの界隈はそのはじっこに位置しててすぐ裏は雑木林とゴルフ場しかないので、 
正直、普段から夜はかなり不気味 
街灯もあんまりない 

で、ゴミ捨て場でタバコに火をつけてプカーリしてたら近くの家で突然、水が流れる音が… 
ジャバジャバジャバ…と 
ビクっとして見渡すと、隣の家の一室の明かりが消えた 

「ああ、トイレか…」 

安心したんだけど、そこでちょっと怖くなって、意識しちゃったんだよね 
でも、タバコつけたばっかりだし、もったいないから(一人暮らしだけど家の中は禁煙)吸いながら、 
ちょっと遠回りしながら家に向かって歩いてたんよ 

今思えば、絶対ルートを間違えた 
無意識に通った道だけど、魔が差したとしか言いようがない

11: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 00:57:49.84 ID:J5t8VhC/0.n
「その」家の前を通るときに、ふと上に、二階のほうに目を上げてしまった

明かりはついてないのに、窓にだれかがいてこっち見てる
たぶん、男の子

うわぁ…やっちまった、と思った
敵意なのかはわからないけど、すっごくねばっこい視線
怖くて怖くて、視野のはじっこで見るイメージ
ほんとに顔そっちに向けたら、絶対目が合っちゃう

その家、空き家なんだよ

近所付き合いないからよくは知らんが、DV一家が住んでて、
親が子供を蹴り殺しちゃったとかで去年の夏にどっか引越してったんだよ
警察よく来てたけど、パトカー邪魔だな、くらいにしか考えてなかった

とにかく、早く離れようとして前だけ見て歩き始めたら向こうの視線がはっきりと強くなった
背中のすぐ後ろにいる

絶対振り返りたくなくてダッシュで家に帰って
電気全部つけて嫌がる猫を抱いて布団に入ってる

おれ、その子に怨まれるようなことはないしどっちかというと、ついに見た、って感じで書いてるけど正直怖い

17: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 01:07:10.04 ID:J5t8VhC/0.n
自分がまだ小さい頃のこと。
近所では沢山の猫を見かけたんだ。
町営の団地に住んでいて排水溝などの設備もあった。
高低差がある場所などはコンクリで覆ってあって、地面から1メートル以上も高くなっている事もあった。
小さい自分はそのコンクリの壁をよく見上げたものだ。

ある時、近所の猫を後ろから追いかけていた。
そしてコンクリの壁に開いている配水管に猫が入っていくのを自分はそのまま追いかけた。
排水管を覗き込むと猫がこちらを振り返って見ている。
目線を送り配水管の向こう側をみると地面があり、草も生えていてまるで春のような感じの場所があった。
小さい自分はその光景を目にして心の中で
「ああ、いいなあ…ここをくぐれたら行きたい」
と思った。

ずっとその事が気になったまま、時だけが流れ…
最近になってふいっとその場所に通りかかる事があって、そうだ、あれはどうなっているのだろうかと確認すると…
排水管の先は真っ暗で何も無かった。
排水管は地中に埋まっていて覗き込んでもただ暗いだけなのだ。

しかし、未だにあの光景を忘れる事が出来ない。
ひょっとしたら、猫だけが行ける世界があるんじゃないかと。
今でも、心の中でひっそりと信じている。

20: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 01:17:11.62 ID:J5t8VhC/0.n
数年前に聞いた話
霊感がとってもある女性
今住んでる部屋もポルターガイスト現象なのか、灰皿とかそこらへんにあるものが飛び交うらしい
それで、まあ彼女にしたらよくある話なので我慢していたらしいが、ついに新たな部屋を探すことにした。
不動産会社に行って無理難題注文つけてたら、
「そんなの幽霊のでる部屋しかないでしょう」
って感じになって、本人的には特に気にしないので、
「そんな条件ならある?」
って

不動産会社の人もでは、って感じかどうかしらないが、まだ 築年数も新しいのに
ほとんど全部空いてる部屋っていうかアパートがあるって話になって、
すごーく安くはないけど、お手ごろのお部屋案内されたそうです。

で、すでに夜になってたんだけど、不動産の人が家主?に電話して確認したら 全部空いてるって言う
(怖いな…)

21: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 01:17:45.85 ID:J5t8VhC/0.n
じゃあ行きましょうってんで、車でつれて行ったそうです。
アパートにつくと、木造のサイディング貼り2階建て まあまあ新しいアパートで玄関フードを開けると真っ暗…
ちょっと長い廊下があり外の街頭の明かりで奥になぜか、黒いソファーがあって、玄関フードから一歩入ったら

「来るな~!」

と男の人のでかい声…

すでにビビリ始めた不動産の人を尻目に、廊下の電気をつけて見ましたが、誰もいません…

ここまで来たんだからと、怖がる不動産会社の人をせかして鍵をあけさせました
「…全部空いてるんで… 真ん中あたりのお部屋を…」
と不動産会社の人
鍵を 開けて 中に入って 真っ暗なお部屋のブレーカーあげようとした時、両方の壁から

「バン!バン!バン!バン!」

いるはずのない両隣から無数の壁を叩く音が!

さすがにその女性と不動産会社の人はそっこう 逃げたそうです
北海道のお話

25: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/05/31(日) 01:25:27.42 ID:F6+YjH3w0.n
待ってたぞおお
毎日毎日夜中に「毒」で検索してた

26: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 01:29:56.06 ID:J5t8VhC/0.n
>>25
|A-) おー、ありがとw
    平日はなかなか難しくてねえ…
    休日前は可能性が高いよw

27: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 01:35:54.62 ID:J5t8VhC/0.n
ある夕方も暮れに差し掛かった中学校のとある教室に、二人の少女がまだ居残ってた。仮に名前をAとBにしよう。
中学2年生で、バレー部だった二人は、外がもうそろそろ暗くなってきたから帰宅することにした。

下校の途中で、Bが荷物を教室に忘れていたことに気づく。
「A!ごめん…一緒に取りに言ってくれない?」
とAを誘ったのだが、日はすでに沈んでいたため、Aは嫌がった。
それでもBがしつこいため、嫌々学校に戻っていった。

学校についた頃は、辺りはすでに真っ暗だった…。

教室にたどり着き、荷物も手にしたところで、さあ帰ろうとなったときにBがAに提案した。
「そうだ、なんか凄く怖い雰囲気だし、怖い話しない!?」
Aはさすがに嫌だと即答したが、なぜかBがロウソクなども準備して、
火を灯して座り始めて語りだしたため、しぶしぶと仕方なくホラー対談に付きあった。

しばらく二人で怖い話をしあって、鳥肌が立ちまくり。
でも二人とも笑っていたので、まあまあ楽しめたらしい。

その時、廊下からズカズカ集団で歩いてくる音がした…。
しかもその集団は、自分達のいる教室へと向かってくる。
「何!?何?」
とBは立ち上がった。Aもビクビクしていた。
とうとう集団の足音が教室のまえでとまり、ガラっと勢いよく扉は開いた。
「あ!二人ともなんでまだここにいるの?」
そこにいたのは、10人のバレー部員の仲間たちだった。

29: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 01:36:45.10 ID:J5t8VhC/0.n
AとBはホっとした。
「な~んだ、みんなだったんだ!」
今頃帰ってきたの?とB。実はバレー部で、合宿に行っていたのだったが、
AとBは風邪をひいていたためその合宿にいけなかったという。
そのほかのメンバー達が帰ってきてたのだ。
「ちょwというか二人ともなにやってるの?」
と部員たち。
ホラー話をしていることを伝えると、部員たちも楽しそうだからとのことで話に加わった。
人数も増えたため、恐怖も激減するだろう。AとBは安心しきっていた。

しばらくたってからだった。
「私も仲間に入れて」
と呼びかける声がした。

みんなで振り向くと、教室の隅っこに見知らぬ女の子が立って、仲間に入れてもらいたそうにこっちを見ている。
しかしいつの間にそこにいたのだろうか。
ドアは閉まっていたのだが、開いた音さえみんなには聞こえてなかった。

みんなちょっと不思議に思ったが、
「あなた、誰なの?」
とみんなで聞いてみた。
「私、転校生なの。明日からこのクラスに入ることになってて…」
ということで、みんな納得。
その13人目の女の子を話に加えることにした。

そしてまた、しばらく経ったころだった。
部員の一人が、
「ねえねえ、怖い話してると幽霊が寄ってくるって聞いたことがあるんだけど…」
と言い出したため、みんなどうしよう、どうしようと一斉に怖がった。
で、もう怖いから帰ろう、帰ろうということに話は進んだ。

30: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 01:37:54.71 ID:J5t8VhC/0.n
しかしここでBが、
「【とっておきの恐ろしい話】があるんだ!最後に話させて^^」
とみんなに言った。
まあ最後なら、ということで、しかもとっておきということで、みんなはBの話を聞き始めた。
「あのね、この学校で、自殺した女の子がいるっていう噂があるじゃん。
でも先生達、誰が、どこで自殺したとか、まったく教えてくれないじゃん。」
みんな、うんうん頷く。
「あのね…どこで自殺したかっていうとね…」

「ここよ」

とうえから声がした。
みんなゆっくり上を向いてみると、そこには恐ろしい顔をした首吊り死体が揺れていた。
よくみると、その子はさっき参加した13番目の女の子だった…。

「ギャァァァアァァアァアアアア!!!」」
みんなは一目散に教室を抜け出し、階段を駆け下り、後ろを振り返らずにそれぞれの家へと走っていった。
たまたま、AとBは近所だったため、一緒に走っていった。
Bが先に家につき、Aは一人で泣きながら走っていく…。

そして、家につき、出迎えてくれた母に、帰りが遅くなったことを叱られながらも、
親の顔を見ていっきにAは安心して、ホッとした。

31: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 01:38:09.61 ID:J5t8VhC/0.n
夕食の準備もして、Aは家族とテーブルについた。
いざ食べようとしたところで、電話が鳴って、母がでた。
「ねぇA?Bちゃんから電話よ。急いでるみたい」
Aはなんだろう…と思いながらも、電話にでた。
Bはヒステリックになっていた。

「ねえA!?テレビ見た?ニュース見た?今すぐ見て!」
とB。Aはテレビを付け、ニュースを見た。ナレーターが緑の茂った山場の映像のニュースについて解説していた…。

「本日、お昼の12時半、山でバスが転落し、乗客12名の死者をだしました。
乗客は、運転手1名、教師1名、中学生10名………」

44: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 01:59:53.32 ID:J5t8VhC/0.n
1つ下の弟はいい子なんだけどボンクラすぎたので、ちょくちょくいじめられていた。
でも弟をいじめた子たちがことごとくひどい目に遭っている。

幼稚園→同じクラスのヤンチャ坊主に殴られたり蹴られたりしていたらしいが、
卒園直前で彼がマンションの4階から落ちて死んだ。

小3→やっぱり乱暴されて泣きながら帰ってくることがしょっちゅうだったのだが、
いじめていた子は遠足の日の朝、私を含む大勢の生徒の目の前で、曲がってきたダンプカーに頭を潰されて死んだ。
みるみる広がる赤&その他の色の水たまりは未だにトラウマ('A`)

小6→情けないことに女の子にいじめられる。
しかし彼女は夏休みに海水浴場で沖に流され溺死。

中学校→中1までは平穏に過ごすが、中2のクラス替えで超評判の悪いサヨク教師にあたる。
彼にクズ呼ばわりされながら過ごすが、そいつが通勤中に事故死。
噂によるとまた頭が潰れてたらしい。

高1→地元の名門公立進学校に進むが、家が比較的貧乏だったのをネタに、
同じクラスにいた社長の息子にいじめられハブられる。
ある日不審火で彼の立派な家が全焼。
彼の父は逃げ遅れた自分の両親を助けようとして一緒に焼死。
母親が直後にショックで自殺。

今通ってる大学は非常に楽しいらしいので、とりあえずは安心してますが…偶然にしちゃ悲惨すぎる

45: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 02:01:57.43 ID:J5t8VhC/0.n
中学のとき、夏休みを利用して友人の祖母が住む田舎に泊まった。

夜、布団で寝ていると、足元のほうから畳がすれる音がする。
気になってそっちに目をやると、着物姿の老婆がお盆?のような物を両手に持ってゆっくり歩き回っていた。
慌てて体を起こそうとしたが、動かない。だが目だけはしっかりと老婆の姿を捉えていた。
しばらくして老婆はフッと消えた。

翌日、友人にその話をすると、
「それうちのひいばあちゃんだよ。いつも着物きてたし」
と言って、写真を持ってきた。
その場にいた友人の祖母も、
「お盆が近いからきっと出てきたのねー、悪いひとじゃないから怖がらないでね」
と、俺に話していた。

だが、そのときは言い出せなかったことがある。
写真で見た友人の曾祖母と、俺が見た老婆は、まったくの別人でした

47: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/05/31(日) 02:04:26.21 ID:2ergvNoNr.n
どっくんおつ!

48: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 02:06:32.58 ID:J5t8VhC/0.n
>>47
|A-) おつw
    明日は休みだから人がいる限りまだ続けるぞーw

52: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 02:14:10.86 ID:J5t8VhC/0.n
俺の学校へのルートはバス→電車→徒歩なんだ。高校生でサーセンwww

でさ、その朝のバスにたまに変な人が乗ってるんだ。
地元はちなみに横浜です。
なんだろう、障害者なのかなんなのかわからないおばさんがたまにいるわけ。
俺、遅刻ぐせがあって毎朝同じバスに乗るってわけじゃなかったから毎朝は見れなかったけど、
噂じゃ、この時間に乗ればこのおばさんがいる!ってくらい有名だったらしい

そのおばさんがどんな風に障害者じみてるかというと
口を白いハンカチで押さえながらずーっと誰かしらに文句言ってるんだ。
例えば
「ゴミを散らかしてる人間はゴミとしての自覚があるんですかぁ?」
だとかもうバスの人間に全く関係ない文句。
しかもその言い方が粘着的というかなんというか、何ともいえない嫌な感じがする。
そんでバスの人間がおばさんにとって不快な行動、例えばくしゃみをするだとかね。
そういう行動を取ると一気にそいつに文句の標的がうつる。
「病原菌を撒き散らしてることを自覚してくださいねぇー?」
って感じで

声の大きさは走ってるバスの車内なかほどまで届くくらい。
結構でかいんだ。

53: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 02:15:27.46 ID:J5t8VhC/0.n
で、ある朝バスに乗ったらそのおばさんの定位置近くにうっかり座っちゃったんだ。
そのとき初めてまじまじと顔見た。口隠したおかっぱの普通のおばさんだった。

その日も相変わらず文句言ってた。
うるせーなと思いながら携帯いじってたんだけど俺はうっかり、本当にうっかりくしゃみしちまった。
風邪引いてたからな。
そしたらおばさん俺に集中攻撃さ。ぼっこぼこに言い始めた。
あんまり言うもんだから俺はつい
「うるせーよくしゃみぐらいで!黙ってバス乗ってろ!」
ってきつめの口調で言ってしまった。
そしたらおばさん黙った。
黙ったんだけど物凄い目開いて俺を見てる。
ひぐらしみたいな感じっていうとわかりやすいかな
人間ってあんな目開くんだと思ったよ。

俺はきつくいっときながらちょっと妙な怖さを感じちゃって目的の停留所の少し前で席を立った。
でもまだ見てるんだ。ずーっと。おかしいほど見開いたまま。
停留所について急いで降りて恐る恐るおばさん見たけど
まだ見てた。窓に張りついて。
目があったままバスは走りだして、そのまま視界からおばさんは消えた。

ちょっと驚いた。
というか怖さを感じたけど、その日は遅刻ぎりぎりだったので学校のことにすぐ頭が切り替わって
おばさんの事は記憶の隅に追いやられた。

54: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 02:16:48.21 ID:J5t8VhC/0.n
で何日か過ぎた頃。
滅多にない部活の話し合いで帰りがいつもより遅くなった日。

空いた車内に喜びを覚えながらバスカードを通して右を見た瞬間、俺は喜びが恐怖にかわるのを感じた。

おばさん。

帰りに会うなんて初めてだった。
その日もまた白いハンカチで口を隠したまま、ぶつぶつ言ってたっぽいが、
俺の姿を見るとあの朝のように目が飛び出しそうなぐらい開いたのがわかった。
ぶつぶつも止んだ。

俺は本気で怖かった。
空いてたのに立っていたぐらいだ。
たまにちらちら見てもずっと俺を見ている。

家の近くの停留所に着くと俺は急いで降りた。
おばさんがごそごそ動いた気がしたけど気にしない。
後ろから足音が聞こえたけど気にしなかった。気にしないで走った。

次の日の帰りも遅かった。
また会ってしまうかもしれない。
でも俺の脅えは杞憂に終わった。
ぷるぷる脅えていたくせに乗っていないとなると気も大きくなり、くしゃみなぞを何度もしてやった。気持ち良かった。
ヒャッホーウ俺の時代だぜ!
みたいな事を思ってたと思う。マジで阿呆だ。

55: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 02:17:47.61 ID:J5t8VhC/0.n
自宅近くの停留所に着いて、自分のマンションに向かった俺は気分が良かった。
あんまり気分が良かったんでマンションに住み着いてるねこ達に弁当の残りでもやろうかな、
なんて普段の俺じゃ考えつかないようなナイスアイデアを思いついた。

臭いんだよ。
糞的な臭さじゃあない。
それはわかったけれど、何の臭さかまでわからなかった。
どこかで嗅いだ事があるような、不快感を伴う臭い。
でも、もう2、3歩でポイントだという所で俺は思い出した。
この臭いを嗅いだ場所。

牛をバラす見学をした所。

なぜこんな所でそんな臭いがするのか?
目を凝らすとすぐにわかった。
変わり果てた猫が何匹か転がっている。
全身に鳥肌がぞっと立った。

ポイントにいた人がゆっくり立ち上がり、振り向く。
そいつは血走った目を見開いていた。

「ひぃっ!」

まさか漫画以外で、しかも自分の口からこんな叫び声を聞くとは思わなかった。
その叫び声は声にならず喉の奥で鳴っただけだった。

56: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 02:19:11.38 ID:J5t8VhC/0.n
何でこいつ俺の家知ってるんだ

まずそう思ったけど思い出した。
足音が聞こえた日のことを。
あれは俺を追うためじゃなくて俺の家を確かめるためだったって事だろう

「え?え?なに?」

こんなことを言った気がするけどマジで声出てなかったと思う。
本気でいっぱいいっぱいだった。

その日のおばさんは俺が怒鳴るまでバスの車内に響かせていた早口の文句を再発させていた。

「猫を飼うなんて迷惑だと思わないんですか
糞はどうするんですか
周りに迷惑ですよ
なきごえとかも迷惑ですよ
わからないんですかふえるいっぽうで
へらないですよ
ずっと
めいわくがかかるじょうしきしらずきんもまきちらすわかりませんかわからないのか
にんげんのくずくずくずくずくずくずくずくずくずくずくず」

57: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 02:19:59.33 ID:J5t8VhC/0.n
うろ覚えだけどこんなこといってたと思う。
クズのところはよく覚えてるけど。

おばさんはクズクズ言いながら早足で俺に向かって歩いてきた。
マジで怖くて俺は走ってマンションの自動ドアの中に逃げ込んだ。

大した運動もしてないのにぜーぜーいってたから一息ついた。
後ろを見るのが怖くて、自分の家にも腰抜けて帰るに帰れなくてそのままへたりこんでた。
30分ぐらいそうしてたのかな
恐る恐る後ろ見た。

バスの窓に張りつくように、自動ドアに張りついてこっちを見てるおばさんがいた。

俺はそのまま気を失ってしまった。へたれです

目が覚めた。
そんな時間は経ってなかった。
夢だったのかと思ったけど自動ドアに血がついてたことで、現実と認識できた。

うわあああん落ちはないけど実話だよみんなもおばさんとかにはきをつけよう

58: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/05/31(日) 02:21:06.93 ID:u3yaC9r00.n
危険な好奇心を思い出した

59: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 02:24:07.35 ID:J5t8VhC/0.n
>>58
|A-) 似てるよね
    あの話くらい時間軸長ければこのおばさんにもなんか変化が起こるのかなあ

60: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/05/31(日) 02:26:02.89 ID:vEeaJqq/K.n
おばさん怖い(´・ω・`)ぬこがかわいそう…。

61: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 02:30:07.68 ID:J5t8VhC/0.n
>>60
|A-) 猫とかの敵は逮捕しなきゃね
    動物愛護法違反とか器物損壊だな

69: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/05/31(日) 02:40:02.68 ID:vEeaJqq/K.n
>>61
はい(>_<)皆で訴えるべきですね。
危険な好奇心の犬も(´・ω・`)

話怖い

72: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 02:47:24.03 ID:J5t8VhC/0.n
>>69
|A-) 怖がりさんだなあ…w
    そういう人のほうが好きだけどw
    じゃなきゃ話す意味も無いしねw

63: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 02:32:26.03 ID:J5t8VhC/0.n
去年の夏の話。
夜中、一度は熟睡まで行った眠りが浅くなって、目が覚めているようないないような、
そんな状態のままずっと目をつむっていた。

それがどれくらい続いたのか分からないが、眠りが浅くなってから
ずっと車のエンジン音が聞こえている、ということにふと気づいた。
それでようやく目を開けて、体を起こした。
午前3時半くらいだった。
アパートの二階に住んでいるうえ暑くて網戸しか閉めていなかったので、外の音は良く聞こえる。
どうやらアパートに面した道路にエンジンをかけたままの車が止めてあるらしい。
半分眠りながら聞いていたからどれくらいの時間その音が鳴っていたのかは分からなかったが、
結構な長さだったような気がする。
眠りが浅くなるずっと前からだとしたら、2時間以上になる可能性もあった。
なんにせよ目が覚めてしまったのはその音のせいだ。
迷惑だなと思うと腹が立って、網戸を開けてベランダに出た。
声をかけたりする気はなかったが、どんな車が止まっているのかだけでも見てみたかったのだ。

車には詳しくないので、紺色っぽいバンとしか分からないが、そんな車が部屋のベランダのほぼ真下に止めてあった。
街灯がそばにあるおかげではっきりと見えた。
そして、車のすぐそばに、…まず体の右側を下にして、横向きに寝転がる。
全身をぴんと伸ばし、車のバンパーと平行になるように…そんなふうに寝そべった、真っ黒な服を着た女が、
頭を軽く上げ、マフラーと言うのか、車の排気ガスの出るパイプを口にくわえていた。
右手でパイプをつかんで、左手は「気をつけ」の姿勢みたいに体にぴったりくっつけてある。
女の喉が動いていた。
でもそれは呼吸の動きではない。
気体ではなく液体を飲み込むときの、
「ごくっ、ごくっ」
という大きくてはっきりした動きをしていた。
女の横顔は白くて、大きな目はうっすら笑っているようだった。

64: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 02:33:24.39 ID:J5t8VhC/0.n
しばらくあっけにとられて見ていたのだが、何かやばいものを感じて、急に怖くなった。
ひょっとしたら女は横目で俺の姿に気づくかもしれない。そんなふうに思ったとき、女は唐突にマフラーから口を離し、
横倒しから四つんばいの姿勢になって、クモのように歩き出して車から離れていった。

と、女が十メートルほど歩いたところで今度は車が動き出した。
車は狭い道で何度も切り返しをして向きを変えると、猛烈な勢いで走り出し、
なおも四つんばいで歩いている女にたちまち追いつき、跳ね飛ばし、そして走り去った。
俺は部屋に戻ったが、警察に電話することもせず、混乱した頭を抱えたまま明るくなるまでベッドの上でぼんやりしていた。
何が起きたのか、女が何者で、車と女の関係はどんなもので、車に乗っていた人間はなぜ女を轢いたのか、
疑問はいくらでも湧いたが、考える力がなかった。

朝になると、道路を通った誰かが女の死体に気づいたらしい。
外が騒がしくなり、救急車、ついでパトカーがやってきた。
同じアパートの人が教えてくれたところによると、どうやら
「夜中、この道路を歩いていた女性が車に轢き逃げされた」
という話に落ち着いたらしい。

「そうじゃない」
とは言えなかった。

68: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/05/31(日) 02:38:43.53 ID:2ergvNoNr.n
>>64
ここで終わるんだw
怖いな、てか何なんだ何なんだ

72: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 02:47:24.03 ID:J5t8VhC/0.n
>>68
|A-) 車に誰が乗ってたのかとかなんでマフラーにくっついていさせたのかとか
    なんで轢いたのかとかすごく気になるね…
    わからない、っていうのは怖いものだよね

65: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/05/31(日) 02:33:43.58 ID:sJ8XGW2a0.n
只今外から赤ん坊の泣き声がしております

66: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 02:36:54.17 ID:J5t8VhC/0.n
>>65
|A-) よく聴くと猫だったり
    どっちかな?

74: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 02:49:32.85 ID:J5t8VhC/0.n
俺が東京にきた14年くらい前のこと。

本の町である神保町に毎週のように通って古書や外国文学を買いあさっていた。
裏通りの本屋をめぐるのが好きだった。

で、エロビデオでもあさろうって気になっていかにもふるそうなビデオやに入っていったとき、
ふと黒パッケージでタイトルが「禁断の(読み取れない)」とか言うのが目に入った
エロイのかと思ってウラとかビデオの中とか見たんだが、真っ黒のビデオなだけで何もわからなかった
500円て値段シールが張ってあったので、買ってみた
店員にきいても、出自なんかしらんみたいだし、オカルトコーナーに乱雑に積んであったなかから
引っ張り出した誇りまみれのガラクタに責任なんか持てるかって感じだったから試しに買ってみることにした。

で、家に帰って早速見ようとほかに買ってきたエロビデオをそれぞれ下見して
最後にその黒いやつをデッキにいれてみようとしても、デッキがへんな音がするんだな。
ガキン、ガチャン、ジーコとか明らかにテープの読み取り音じゃない。
やべえ 壊れたか?とか思って何度か取り出したり、入れて自動再生しないようにしてみて、
ようやく、ブルーバック的な画像らしきものが映る前の読み込み画面なのが始まった。

75: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 02:51:13.78 ID:J5t8VhC/0.n
エロビデオを先にみてたから、音声はきわめて小さくしてたんだが、
映像は青いのに、ぶつぶつ話声みたいのが聞こえる。
で2分くらいボケっと見てても、全く映像が映らんから、音だけでもと思って大きくしたら、
日本語じゃない音が聞こえるんだ。

禁断のとかパッケージにかいてあるのに、日本のビデオじゃないのかと思ってみてたら、
ふと、廃屋の部屋の中をビデオがよこ向いたままの映像が映った。
地面に置かれた上体で、部屋を写してる漢字だな。
人物とかはいないが、なんかしゃべってる音がする。
そんで、早送りしたら何か見えるかもと思い、じーっと早送りしたら、
カメラが蹴っ飛ばされたみたいに映像がぶっとんだ。
で、転がった先で、いきなり人の顔面のアップが写った

というか、右目だけが写った。

ここまでで、意味がわかったらすごいが、けっとされたっぽい動きをしたカメラが転がった先に
人の顔があるってことは、その人の顔は地面に直接触れているってことだ。

10秒以上たっても、瞬きしない。

死んでるのかと思ったんだが、画像が止まってるらしいし、
音だけは聞こえるから画像が止まって音だけ吹き込んでる感じ。
つまり人間の目だけを取った映像に音だけを吹き込んだ?という意味不明な映像。

で、音がなんとなく鮮明に聞こえるようになってきたから聞いてみたら、
どうも田舎のなまりっぽいだけで日本語だった。

3分か、そのくらいほったらかしてたら、その映像から
「おい、おめえ」
って呼びかける声だけがやけに鮮明に聞こえる。

76: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 02:51:56.75 ID:J5t8VhC/0.n
ありゃ、映像とってる人に言ってるのかなとか思ったら、
「この映像みてるやつ、おめえだよ」
って俺に言ってるっぽい。

で、その後音が一切消えた。
映像は相変わらず、目だけ映ってる。
と思ったら、いきなり画面に赤いものがぶっ掛けられたらしい。
ガラスを血みたいのが滴り落ちる。

そのまま待ってると、右目だけ写ってた人らしい人の髪をずるずると廃屋の奥に引きずって行く人がいる。

で、突然画像が消えた。
消え方も、スイッチ切った消し方じゃなく、カメラを破壊したような終わり方だった。
そのあと早送りしても砂嵐になって何も写っていなかった。

こんなビデオが神保町に売ってました。
怖くて2度と見る気がしません。
で、引っ越しと同時になくなってしまいました。
今あったら、ようつべにでもアプすんのになあ
オチも何もないのに思わせぶりに失礼しますた

79: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/05/31(日) 03:01:57.74 ID:Ew45ShTz0.n
きんだんのビデオ怖いガクブル

81: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 03:07:26.06 ID:J5t8VhC/0.n
>>79
|A-) 明日はビデオ借りに行こうねw
    それも個人経営っぽいところ…w

82: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 03:12:37.11 ID:J5t8VhC/0.n
母が怖い
異変に気付いたのはそう思った時だった
それまでは怖いと感じながら理解はしていなかった
考えようとしなかった
母は絶対的な存在だ
媚びなければいけなかった
私は隠すことが下手だから、その感情に気付かないふりをした
でももう考えようと思った
どのみち私は死にかけていたのだから

何故怖いのか考えた
母がおかしいからだ
私が思う「普通」とは掛け離れているからだ
気付いてしまえば次々と思い出される奇行の数々

虫がついてくるから、と文通を禁止された
留守録に虫の声が入れられる、と電話線が取り外された
あらゆる場所に殺虫剤や防虫剤があった
当時の総理大臣は演説しながら虫をまいているとうそぶいていた
虫が取れない、と毎日何時間も風呂に入っていた
お前の頭は虫だらけで汚い、とペット用のノミ取りシャンプーを使わせられた
虫がついている、と何もついていない体を叩かれた
何もついていないから叩いても何も取れない
叩く手はなかなか止まらなかった
姉と二人でオロオロと怯えて過ごしていた

ある日風呂場にゴキブリが出た
排水溝からのぼってきたのだろう
母はこんなに綺麗にしているのに虫が出るわけがないと怒り狂った
姉がわざと持ち込んだ事になった

84: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 03:13:12.12 ID:J5t8VhC/0.n
それから姉は虫女と罵られ、家から閉め出される事が度々あった
いつも私がこっそり迎え入れた
姉と話しているのを見つかると虫がうつると怒鳴られた
優秀な姉は私と違い、今まで何でも褒められて愛されていたのに
やがて姉は家を出た

今度は私の番だった
虫女と罵られ家を閉め出される事が度々あった
迎え入れてくれる人はいない
どうにか家に入れても深夜にたたき起こされて罵られる事がよくあった
内容は幼い頃から聞かされているものと同じだった
全部お前が悪い、というものだ

ある夜、たたき起こされはしなかったものの異様な気配を感じて目を覚ました
枕もとに母が座っていた
私の耳に顔を寄せて
「死ね…死ね…」
と囁いていた
気付かれてはいけないと思い寝たふりをした
しばらくすると立ち上がり、どこかへ行ったかと思うとまた戻ってきた
やがてまた立ち去る気配がした
そっと覗き見ると何か手にもってニヤニヤと笑っていた

そんな事が何度もあった
このままでは殺されると思った

仕方なかった

だから母さんもう私を責めないで

86: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 03:17:07.23 ID:J5t8VhC/0.n
|A-) しかしこの文章やばいな

92: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/05/31(日) 03:26:42.88 ID:Ew45ShTz0.n
個人経営のビデオショップか
東京に住んでた頃は隣町にあったよ、雑然とした雰囲気で
本当に話にそっくりのビデオショップ、しかしビデオって響きが懐かしい

93: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 03:32:21.41 ID:J5t8VhC/0.n
>>92
|A-) ほうほう…
    そういう雰囲気だとちゃんと整理されてないからわけわからんものが混じってるかもしれないよね…
    それが楽しくもあるなあ…w

    今はDVDしかないもんねえ
    でも最近カセットテープだかにものすごい容量を記録する技術ができたとかなんとか

94: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 03:32:57.17 ID:J5t8VhC/0.n
|A-) さて、いくつか過去の話を貼って終わりにしようかなあ
    どんな話がいいだろうか

98: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/05/31(日) 03:40:45.91 ID:AuoDra+VK.n
(`-A-)`・ω・)
( ∽ ) ∽ )
.|裸| |足|

103: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 03:45:32.93 ID:J5t8VhC/0.n
>>98
(;-A-)`・ω・)
( ∽ ) ∽ )
.|裸| |足|
あれ、これもしかして裸足で逃げた幽霊を
裸足で追っかける感じだろうか…

107: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/05/31(日) 03:49:26.84 ID:vEeaJqq/K.n
>>103
はい。リアルという怖い話もありましたね;あれは恐怖すぎました。
ニュースは恐ろしい事件絡みなどが(>_<)怖いですお!

110: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 04:04:19.54 ID:J5t8VhC/0.n
>>107
|A-) ちょっと見てみたけど読んだこと無いかもしれないなあ
    あとで読んでみるw

    現実でもわけわからん事件多いしね
    ちょっと気に障ったくらいで人を殺すとかどうかしてる
    しかも40代とか50代とか長いこと生きてきたのに

120: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/05/31(日) 04:20:19.90 ID:vEeaJqq/K.n
>>110
金庫ないけど今引き出し開けたりするの怖くなっちゃった。

「リアル」は最近読みましたよ。
DVD借りたくなったなぁ(・ω・)でも怖さが増すかな;

122: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 04:28:20.43 ID:J5t8VhC/0.n
>>120
|A-) ドアとかもね、向こうが見えないところって怖いね
    あ…そういえば…
    とあるビルの管理人から聞いた話
    朝の巡回に行った時にトイレのドアの磨りガラスからトイレの中を見たんだ
    そしたら洗面台のあたりに誰か立ってたみたい
    その時間のそのフロアはテナントがいなくてその下のフロアも
    さらにその下のフロアにも誰もいなかった
    さすがにトイレは開けられなくて立ち去ったらしい
    誰かが自分がいるフロアのトイレを使いたくなくてわざわざ
    かなり上のフロアのトイレに入った、としか考えられないけど
    そんなことをしようとする人がいる可能性はほぼゼロに等しい

    それが先週の土曜日の話
    今週はどうだったんだろうか…

100: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/05/31(日) 03:42:57.99 ID:2ergvNoNr.n
そう言えば世にも奇妙でプリズナーってタイトルのやつ
そのビデオテープの話しと共通部分があって思い出した

105: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 03:47:44.48 ID:J5t8VhC/0.n
>>100
|A-) ほほう
    見たこと無い…それ気になるなあ

102: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/05/31(日) 03:43:18.92 ID:Ew45ShTz0.n
カセットてか磁気テープにペタバイト記録出来る業務用の機器は知ってる
HDと違ってテープなので千切れても繋げはデータの損失は最小限で済んで
主に一部企業の鯖に使われてるらしい

105: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 03:47:44.48 ID:J5t8VhC/0.n
>>102
|A-) もう使ってるとこあるんだねえw
    もう見向きもされない旧世代の物を進化させるってすごい!

108: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/05/31(日) 03:55:07.02 ID:Ew45ShTz0.n
だよね、テープメディアはとっくに廃れたと思ったらプロの世界では
さらなる進化を遂げてたとか
自分が持ってる価値観の狭さを実感した

110: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 04:04:19.54 ID:J5t8VhC/0.n
>>108
|A-) わかる…価値を見いだせるとか価値があると気づける人っていいよね
    そういう人ができる人なんだろうなあ

111: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 04:07:51.80 ID:J5t8VhC/0.n
俺が小学三年生のときの話。俺は東京生まれ東京育ちの江戸っ子なんだが
父も母も島根の出身で、夏休みのある日に母方の実家に帰った。

久しぶりに会うじいちゃんとばあちゃんは孫がかわいくて仕方ないらしく、俺と弟をしきりにかわいがってくれた。
その家は特に変わったところのない、ちょっと大きめの一軒家だったが、一つだけおかしなものがあった。
(当時の俺の目には奇妙に映った)
それは、居間にある金庫だった。
まぁ電子レンジくらいの大きさの、普通のダイヤル式の金庫なんだが、神棚の下に仰々しく置いてあった。
まるで金庫を祀っているように。
子供というのは何でもいじりたがるもので、俺も御多聞に漏れずその金庫を開けようと躍起になっていた。
その様子を止めるでもなく、じいちゃんは目を細めて見ていた。

居間に入ったばあちゃんが「ちょっとおじいさん!○○ちゃんが・・」
なんてことをじいちゃんに言ってたが、「どうせ開かんよ。」
みたいな感じでじいちゃんは放任していた。
じいちゃんに「開けてよー、一億万円入ってるの?」とか言ってみたが
「こりゃ壊れとるんだ。じいちゃんにも開かん。」などとはぐらかされた。
俺も次第に飽きてきて、他の遊びをするようになった。
じいちゃんに、「明日はイカ釣りに連れてってやるからな。」と言われた。

112: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 04:09:32.21 ID:J5t8VhC/0.n
夜、新鮮な魚をふんだんに使った料理が食卓に並べられ、東京で売ってる魚よりも格別にうまい魚料理を食った。
大人たちは酒を飲み始め、食い終わった俺と弟は一緒にまた家中の探索に向かった。
そしてまた、例の金庫をいじり始めた。
弟の見守る中、程なくして金庫から、カチャ・・・という音が聞こえた。
「開いたかも…?」そう思い、扉を開いた。

その瞬間、全身の毛が総毛立った。

なんと、電子レンジほどの大きさの金庫の中には少し大きめの女の顔が入っていた。
そしてゆらゆらと揺れていた。まるで陽炎のように。

その首の下にはお札みたいなものが大量に敷き詰められていたと思う。

俺はものすごい悲鳴を上げ、弟もすごい勢いで泣き出した。
その悲鳴を聞きつけ、両親や祖父母たちが駆けつけた。
金庫を前に泣き叫ぶ俺たちを見て、じいちゃんが「まさか開けたのか?」
って聞いてきた。
金庫が開いてんの見りゃ分かりそうなもんだが、なぜか金庫は閉まっていた。
閉めた覚えはないんだが。
ばあちゃんが何度かがちゃがちゃやっていたが、もう開くことはなかった。
じいちゃんは怒鳴りつけるでもなく、嗚咽を繰り返す俺を諭すように、
「○○ちゃん、何が見えたのか?ん?」とやさしく聞いていた。
しかしその表情は傍目にも分かるほど狼狽していた。
「おっ、女・・女!」と繰り返す俺に、「どんな顔をしてた?」と聞く。
「分かんない。でもなんか怒ってた・・怒ってた・・。」
そう、確かに俺が見た女の顔は、明らかに激怒していた。(ように見えた)
じいちゃんは大きく溜息をつくと、ばあちゃんになにやら指示を出した。
ばあちゃんは慌てて玄関から出て行った。

114: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 04:10:36.38 ID:J5t8VhC/0.n
俺は食卓まで連れて行かれ、日本酒と思しきものをコップ一杯飲まされた。
その印象が一番強い。死ぬかと思った。弟も即座に吐いていた。
しかしじいちゃんは「□□ちゃん、いい子だから。」って必死に飲ませてた。

その後戻ってきたばあちゃんに風呂場に連れて行かれ、なぜか弟と共に丸坊主にされた。
そのとき弟はすでに意識混濁だったが・・。
その後、酒の影響もあってか、(というかたぶん酒のせいで)すぐに眠りについた。

翌日、じいちゃんに「今日はイカ釣りは駄目だな。波が荒くて危険だ。」と言われた。
快晴で風もないように思えたが。
昨夜のことを聞きたかったが、何かとんでもないことをしでかしてしまったように思い、結局誰にも聞けなかった。

やがて大きくなり、大学生になった俺は何年ぶりかにその出来事を思い出し、まず弟に聞いてみた。
すると弟は覚えていなかった。無理もないだろう。弟はそのとき小学一年生だったのだから。
次に両親に聞いてみた。するとそんなことはなかったと言った。
丸坊主にされたじゃん、とか酒飲まされたじゃん、とか食い下がったが
丸坊主にしたのは地域の野球チームに入るため、酒はあんたが興味本位で勝手に飲んでぶっ倒れた、
などと言いくるめられた。
確かに小学三年頃から野球は始めたがそのために坊主にした覚えはない。
今にして思えばあの記憶は夢だったのだろうか、とさえ思う。

だが今でも瞼を閉じれば、あのときの恐ろしい女の顔がうっすらと浮かぶ・・・。

あの夏の出来事は一体なんだったのだろうか・・。

116: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/05/31(日) 04:13:07.72 ID:2ergvNoNr.n
>>114
なんだったんだよー

117: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 04:15:49.55 ID:J5t8VhC/0.n
>>116
|A-) ほんとにさ…w
    じいちゃんが身代わりになって死ぬとかそういう展開になるのかと思いきや…w

118: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/05/31(日) 04:17:40.00 ID:Ew45ShTz0.n
金庫に封じられた謎の女の幽霊?
奇妙過ぎて不気味だ

122: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 04:28:20.43 ID:J5t8VhC/0.n
>>118
|A-) しかもそんな金庫が居間にあるとかさらに謎…

119: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/05/31(日) 04:18:43.62 ID:nOVTz4JL0.n
いいね!

122: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 04:28:20.43 ID:J5t8VhC/0.n
>>119
|`-A-)b いつもの人の好みも相変わらずのようで安心w

124: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 04:31:56.57 ID:J5t8VhC/0.n
俺は3ヶ月前 とある大型小売店のバイトの面接を受けに行った

1週間後 採用の電話がかかってきた 明日から来て欲しいとのことだった
なかなかバイトが見つからなくて困っていたため 次の日俺は意気揚々とバイト先へ向かった

マネージャーに書類を渡し 大まかな仕事の内容を教えられて 俺は売り場へと向かった

そして3時間後 仕事を終えて帰ろうとしたとき たまたま同じとこで働いている友達の母親に声をかけられた
「駐車場行ったんだよね?大丈夫だった?」
駐車場がどうしたというのだろう 何かあるのだろうか
「あ 行きましたよ 駐車場がどうかしたんですか?」
すると 友達の母親は少し声を小さくして俺に話した
「あの駐車場ね 前に飛び降り自殺した人がいるから…気をつけてね」
「はぁ…自殺ですか 気味悪いですね 気をつけます」
気味の悪い話だ 自分のバイト先で自殺者した人がいるなんて しかし何をどう気をつければよいのか
まぁ自殺した人がいたとしても俺には関係のない話だ
とりあえずその日は 特に気にもせず家路についた

それから3ヶ月間 何事もなく俺はバイトをこなしていた
時折駐車場に行くと 誰もいないはずなのに視線を感じることはあったが
気のせいだと自分に言い聞かせていた

そして先月の中旬 彼氏にフラれたとかで 立体駐車場の屋上から 女の子が飛び降り自殺した
頭から落ちて 即死だったらしい
おいおい冗談じゃない 俺の仕事場で死んでくれるな と思いながらも 俺はバイトに来ていた

女の子が飛び降りてから 3日は何もなかった

125: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 04:33:34.17 ID:J5t8VhC/0.n
しかし4日後 店の営業時間が終わり 最後に駐車場を見回りに行った俺は見てしまった
1階から3階までを見回り 最後に4階に行った 女の子が飛び降りた屋上の下だ
気味が悪いが 3日間何もなかった 気にすることはないと普段どおりに見回りをした
見回りを終えて 帰ろうとしたとき ふと外を見ると セーラー服を着た女の子が落ちていく
「…!!!」
まさか自殺か そう思い急いで4階から下を見た しかし 街灯に照らされた道路には何もない
気のせいだったのか そうだ気のせいだ そうに決まってる
無理矢理自分を納得させた俺は 逃げるようにその場を去った

次の日はバイトが休みだったため 少し安心していたが 窓の外を見ることができなかった
そしてまた次の日 いつものように俺が駐車場の見回りを終えて帰ろうとした
屋上までの見回りを終え 4階に下りてきたとき
行きたくないのに 何故か足が外の方に向かってしまう
あぁ いやだなぁ なんで歩いちまうんだ そう思いながら 俺はだんだん柵に近づいていく
そして 柵のすぐ内側まで来たとき 俺の目にとんでもないものが写った逆さまの女の子の無表情な顔…
俺は泣きそうになりながら走って逃げた
「冗談じゃない!また見ちまった!気のせいじゃなかったのか!」

その日 俺は晩飯も食べずに すぐ布団に入った 明日もバイトだと思うと 気が滅入る
しかしそんな理由でバイトを休めるわけもなく 仕方なく次の日もバイトに行った
外を見なければいいんだ そう思い 俺は駐車場の見回りをしていた

127: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/05/31(日) 04:34:11.72 ID:Ew45ShTz0.n
どっくん怖楽しいはなし乙、では寝るよ、また次回 ノシ

129: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 04:35:34.98 ID:J5t8VhC/0.n
>>127
|A-)ノシ おつかれさま、またねw
     俺もあと一つ貼ったら寝よう…w

128: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 04:34:24.50 ID:J5t8VhC/0.n
しかし 4階に来たとき 向きたくもない柵のほうを 勝手に顔が向いてしまう
1歩も動けない 金縛り状態だ 目をつむろうと思っても瞼が閉じない
あぁ 嫌だ 見たくない しかし視線を動かすこともできない俺は またアレを見てしまう
無表情な女の子の顔… いや 無表情ではない 昨日よりも少し笑っているように見えた

それからというもの 俺はバイトに行く度 女の子が落ちていくのを見た
少しずつ持ち上がっていく唇の端 あの女の子が完全に笑ったとき 一体どうなるのだろう

そして先週の火曜日 女の子が飛び降りた曜日と同じだ
落ちていく女の子が完全に笑っていた

何があるかわからない 俺はすぐさま後ろを向き 走って逃げようとした そのとき…

「一緒に…」

耳のすぐそばで声がした
気を失いそうになりながらも走った もう嫌だ 辞めよう そう思って無我夢中で走った

気が付くと ロッカールームにいた
俺はすぐさまマネージャーに 疲れて 次の日授業に集中できない と嘘をつき バイトを辞めた

しかし 1週間経っても あの笑った顔と 耳に残ったあの声が忘れられない…

130: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 04:36:21.00 ID:J5t8VhC/0.n
僕は昔、霊感が強いっていうか他の人には見えないものが見える子どもでした。
でも大人になるにつれそういうものが見えなくなって、
霊の記憶なんて薄れ始めたころです。

去年の夏休み。
僕は部活で学校に通ってました。
いつもの駅の、ホームに下りる階段で、僕は何かイヤな予感を感じました。

ホームの少し向こう、線路際に、スーツ姿の、中年の男がたっていたんです。
暑さのためか、ぼーっとしてるみたいでした。
足元に目を向けると、アナウンスで流れる「黄色の線」の上に立っています。
そのまま視線をずらすと、ホーム下でしゃがんでいるのか、胸から上だけホーム上に出してる男が見えました。
その両腕は男のズボンの裾を掴んでいました。

昔の感覚がよみがえったのか、ホーム下にいる男はこの世のものじゃないとわかりました。

ホーム下の男の手は、中年の男の足をひっぱっているみたいで、中年の男はフラフラと、
少しずつホームの端に引きずり寄せられているようでした。

この駅は普通しか停まりません。
電光掲示板をみると、次の列車は「通過」となっています。

僕はあせりました。
かけよっておじさんに声をかけるべきか、どうしようか、迷っていました。

131: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 04:36:51.51 ID:J5t8VhC/0.n
すると、
「パアァーン」
と、逆側のホームを、急行が通り過ぎました。

その音でおじさんは我に戻ったらしく、ホーム下の男の手を振り払うように、
ホームの中央に歩いていきました。

僕は、ほっとするのも束の間、ホーム下の男は、まだそこに残っていました。

「見える」僕に気がついたのか、その男は、同じ体勢のまま横移動して、
僕に向かってすごい速さで近づいて来たんです!

僕はなりふり構わず階段を駆け上がり駅を出ました。
駅の外から線路の方を見ても、そんな男は見当たりませんでした。

・・・それから、何度も同じ駅をつかってますが、こういった経験はこれだけです。

132: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 投稿日:2015/05/31(日) 04:37:53.59 ID:J5t8VhC/0.n
|A-) 怖い話はここまでー
    読んでくれた人ありがとう、おつかれさまw

    さて、ちょっとしたら寝るかなあ…

138: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/05/31(日) 04:47:51.04 ID:vEeaJqq/K.n
>>132
何度も流れるシーン!?(>_<)薄暗くてまだ怖いです;
(´∀`)お疲れ様でつ!おやすみなさい。

137: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 投稿日:2015/05/31(日) 04:47:18.88 ID:2ergvNoNr.n
おつかれ
最後のも怖かった