31: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/02/16(月) 16:59:23 ID:jqRDkGOGO
あれは仕事が終わり、家に帰る時の事だった。 
途中、赤信号に捕まって停車していると、前から 
カッパを来た男が歩いてくるのが見えた。 
「こんな時間に何をしてるんだろう?」そう思って 
男が車のそばを通り過ぎた時、バックミラーで後ろを確認すると 
男が見当たらない。 
嫌なものを見たな、と思いつつも、信号が青になったので俺は車を発車させた。 
途中、ふと車内が急に湿っぽくなった気がした。 
「なにかおかしい。」再びバックミラーで車内を確認すると、なんと 
さっきのカッパの男が車に乗っているではないか。 
次の瞬間、ハンドルもブレーキも固まって動かなくなった。

33: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/02/16(月) 17:12:14 ID:jqRDkGOGO
何とかしなければ、この先にある湖に突っ込んでしまう。
「ヤバい、もうダメだ。」
俺の焦りを尻目に、鏡に映った男がニヤリと笑った。
「そこまでだ。」
聞き覚えのある声だ。
後ろを振り返ると、寺生まれで霊感の強いTさんも乗っていた。
「おっと、運転は前を見て頼むぜ。」そう言うとTさんは
「こんな古臭い手で仲間を増やそうなんてとんだダサ坊だ、破ぁ!」と叫んだ。
すると男は車から投げ出され、光に包まれて消え去った。
「助かりました。しかしいつの間に僕の車に?」
「こまけぇ事はいいんだよ。」
そう言ってタバコをつけるTさんを見て
他人の車でも遠慮せずにタバコを吸う、寺生まれってスゴイ。
俺は改めてそう思った。

出典: 実話恐怖体験談 拾弐段目