164: 殺人タクシー 2015/03/11(水) 10:59:30 ID:.wFlVS12
「 皆さんは知っていますか?殺人タクシーの噂を。夜なのにライトも点滅させずに信号待ちをしている
タクシーがあるらしい。
そのタクシーを見たものが餌食になる。
 
次の餌食はあなたかもしれません…… 」
 
その都市伝説を友達から聞いてしばらく経った頃。
俺は深夜にライトを点けていない怪しいタクシーを見かけてしまった。
 
ライトを点けるのを忘れているだけ。
「偶然だろう」そう思おうとするが気持ち悪い。
 
信号が青に変わり、そのタクシーとすれ違う。
タクシーの姿は見えなくなり、ただの噂話かと内心ホッとしていると後ろから車が。
 
良く見るとすれ違ったはずの無点灯の タ ク シ ー !
 
ついてくる。

スピードを出して角を曲がり振り切ろうとするが一定の距離を保ったまま

すっと、つ い て く る!!

165: 寺生まれの名無しさん 2015/03/11(水) 11:01:27 ID:.wFlVS12
俺に都市伝説をした友達に電話をするが繋がらない。
何度かけても話中に。
 
結構長い間走ったのに振り切れない。
家までついて来られそうで気味が悪かったし、俺は助けを求めにコンビニの駐車場に車を停め店に駆け込んだ。
 
オカルト話なんて信じていなかった俺は友達の話をまともに聞いておらず
”してはいけないこと”が分からなかったんだ。
 
タクシーは俺がコンビニに入るや否や通り過ぎた。

コンビニの明るい店内に落ち着きを取り戻し。

俺は再び車に乗って帰路についた。
 
駐車場に車を置いて家まで帰ろうと歩き。

家がもう見える距離。
 
家の前に通り過ぎたはずの無点灯のタクシーが!

タクシーは立ち竦む俺の姿を確認するように。
ゆっくりと”ギギッ”と音を立てドアを開こうと……

166: 寺生まれの名無しさん 2015/03/11(水) 11:02:54 ID:.wFlVS12
「 そこまでだ! 」

聞き覚えのある声と共に”バンッ!”と

大きな音を立ててドアが閉められる!

そこには俺の飲み仲間であり、寺生まれで霊感の強いTさんの姿が。
 
Tさんは長い紙のような何かを懐から取り出す。

良く見るとそれはタクシーの回数券。
 
Tさんが「 破ぁ!! 」と叫ぶと、回数券が光る。

ムチのように光輝く回数券が華麗に宙を舞う! 

そして殺人タクシーを叩いたっ!
 
「 ギャァ--―--------------!! 」
殺人タクシーから人間の断末魔のような
おぞましい叫び声が聞こえた。
 
次の瞬間!眩しい光が辺り一面に弾け!!
 
そこには初めから何もなかったかのように

家の前からタクシーの姿が消えていた。
 
「Tさん、どうしてここに? 」
 
そう聞く俺にTさんは笑いながらコンビニ袋を掲げ

「明日休みだって言ってたろ。コレに付きあわねぇ?」
 
コンビニ袋を振るとビンや缶のあたる音がする。
 
俺の家に入るTさんを見ながら、
寺生まれってスゲェ!俺はそう思った。


出典: 【破ァッ!!】寺生まれのTさんスレ