出典: 女「私はタイムリープしてきたのです!」男「ほう」



1: 1 2015/02/21(土)23:19:24 ID:MmK
女「と言っても全てを覚えているわけではありません」
男「別に聞いてない」
女「むぅ……」

3: 名無しさん@おーぷん 2015/02/21(土)23:20:42 ID:5Xh
女「花粉の季節となりました」
男「花粉症なのか?」
女「A型ですからね」
男「そうか」
女「そうです」
女「そなたは何型であろうか」
男「調べてないから分からん」
女「Oと見た!」
男「分からん」

4: 1 2015/02/21(土)23:21:20 ID:5Xh
女「あのーすばーらしいーあーいーをー」
男「どうした?」
女「いい歌ですよね」
男「そうだな」
女「悲しい歌ですね…よく失恋と言われてますが死別を歌ったという説もあります」
男「言われてみれば確かに」
女「いーのーちーかけてとー、ハイ!」
男「歌わんぞ」

5: 1 2015/02/21(土)23:21:50 ID:5Xh
女「いてて……」
男「……」
女「もー、そこはどうした?でしょ」
男「どうした?」
女「なんでもないです」
男「喧嘩でもしたか」
女「なんでもないです」

6: 1 2015/02/21(土)23:22:47 ID:5Xh
女「暖かいですねー」
男「春だからな」
女「春は嫌い」
男「へー」
女「理由を聞きなさい」
男「じゃあなんで?」
女「ひみつー」
男「……」
女「すいません」

11: 1 2015/02/21(土)23:25:42 ID:5Xh
女「お菓子って不思議な魔力がありますよね」
女「食べる前のワクワク、食べてる最中の楽しさ、食べ終わった後の満足感と虚しさ」
女「この話をとある人にしたらなんか男のなんとかに似てるって言われました」
女「なんだったかな……アルファベットだった気が……Gだったかな?
男「あー」
女「意味が分かりません」
男「その方がいい」

13: 1 2015/02/21(土)23:28:05 ID:5Xh
女「お弁当忘れた……」
男「お菓子でも食えよ」
女「それ、『パンが無いならお菓子を食べればいいじゃない』に似てますね」
男「そうか?逆じゃないか?」
女「実はあの言葉は嫌味ではなく、パンを作る材料である小麦粉が無いのなら、それより安いお菓子を作る材料を使えばいいじゃないか、という意味らしいです」
男「へー」
女「あ」
男「どうした?」
女「お弁当が……」
男「お菓子でも食えよ」

15: 1 2015/02/21(土)23:28:58 ID:5Xh
女「人間の命の価値を決めたがる人がいます」
女「だけどそれは買う人によるんじゃないかと思うんです」
男「ほう」
女「例えば私の命を世界的にも有名で人気のある歌手が買ったとします」
女「当然その価値は高いです」
女「逆にどうしようもなくだらしない駄目な人が買ったとするとその価値はとても低くなります」
男「まあそうかもな」
女「ですがその駄目な人がある日、才能を開花させ、一気にその命の価値が上がるかもしれません」
男「なるほど」
女「つまりですね」
女「お金で命は買えません」
男「上手くまとめたつもりか」
女「てへ」

16: 1 2015/02/21(土)23:29:57 ID:5Xh
女「ユメイセーアイムアドリーマー」
男「古い歌だな」
女「しかしいつまでも色褪せない。そして現代まで語り継がれる名曲」
男「そうだな」
女「最後のチュッてやつ、憧れますね~」
男「そうだな」
女「きゃーセクハラー」
男「そうだな」

17: 1 2015/02/21(土)23:30:40 ID:5Xh
女「パタパタ」
女「あなたは今から蝶々です。パタパタ~」
男「じゃあお前は蝉な」
女「えーもっとかわいいのがいいですよー」
男「蝉もかわいいぞ」
女「確かに!じゃあ一緒に羽ばたきましょう。パタパタ~」
男「蝉はバリバリだろ」
女「バリバリ~」

18: 1 2015/02/21(土)23:31:25 ID:5Xh
女「暑くて溶ける……」
男「夏だからな」
女「あおいでください……」
男「自分でやれ」
女「自分で顔をあおぐとします。当然顔の温度は下がるでしょう。しかし腕は常に運動しています。すなわち腕の……」
男「分かった分かった」
女「あ~いいですね~」

19: 1 2015/02/21(土)23:32:46 ID:5Xh
女「三日とろろおいしゅうございました」
男「早まるな」
女「おお、よくご存じで」
男「お前もよく知ってるな」
女「趣味でして」
男「人の遺書を調べるのが?」
女「いえ、ジョギングです」
男「なるほど」

20: 1 2015/02/21(土)23:33:53 ID:5Xh
女「例えば私が猫だったとします」
女「にゃーにゃー」
女「あなたはワニです」
女「がおー」
男「ワニってそう鳴くのか」
女「にゃーにゃー」
男「がおー」
女「おー…」
男「見るな」

21: 1 2015/02/21(土)23:35:06 ID:5Xh
女「ぜろがかーこでーいちがみらいー」
男「なんでその歌なんだよ」
女「特に意味はありません」
男「なるほど」

22: 1 2015/02/21(土)23:35:34 ID:5Xh
女「最近涼しいな~」
男「秋だからな」
女「秋って物悲しいですね」
男「そうだな」
女「アンニュイ」
男「そうだな」

23: 1 2015/02/21(土)23:36:28 ID:5Xh
女「我思う、故に我あり」
男「どうした?」
女「いい言葉です」
男「そうか?」
女「自分は存在しているのだと実感できます」
男「そんな実感必要か」
女「大切なことです」

24: 1 2015/02/21(土)23:37:18 ID:5Xh
女「鬼ごっこってどっちが有利なんでしょうか」
女「逃げる人は自分の逃げ道を選べるから体をうまく対応できます」
女「追いかける人は曲がられた時、直線で逃げる人を追いかけることができます」
女「ちなみに私は逃げる方が好きです」
男「どうしてだ?」
女「なんか自分を見つけて追いかけてきてくれるって嬉しくないですか?」
男「来るのは鬼だけどな」
女「確かに」

25: 1 2015/02/21(土)23:40:57 ID:5Xh
女「ベジタリアンという人種がいます」
男「人種か」
女「やってること自体はいいと思うんです。野菜をたくさんとって悪いことはそうないと思いますから」
女「中には命あるものを食べること自体を批判する人もいます」
女「そこまでならいいのですがそれを押し付けてくる人もいます」
女「彼らは自分の思想を押し付けて何がしたいのでしょう」
男「そういうやつらはちょっと考え方がずれてるんだ。お互い『可哀想な奴らだな』と思ってればいい」
女「やっぱり価値観の押し付けは良くないですね」
男「そうだな」

26: 1 2015/02/21(土)23:41:34 ID:5Xh
女「寒すぎる」
男「冬だからな」
女「雪なんて死ねばいい」
男「良いことないからな」
女「子供の頃はあんなに楽しかったのに……」
男「不思議だな」
女「あんなーに一緒だったのにー」
男「……」
女「ゆーぐーれはー……」
男「もういい」

27: 1 2015/02/21(土)23:42:12 ID:5Xh
女「ココアおいしい~。飲みますか?」
男「いや、俺は飲めない」
女「なぜ⁉︎こんなにおいしいのに!」
男「飲むと偏頭痛が起こる」
女「あーつらいですよねー。しかも周りには痛みを理解してもらえない」
男「そうなんだよ。吐き気もすごいし」
女「日本国民全員に一度偏頭痛のつらさを味わってもらいたいですね」
男「それ、いいな」
女「ふふふ」

28: 1 2015/02/21(土)23:43:11 ID:5Xh
女「人は話すとき、後ろめたい気持ちがあったり恥ずかしいとよく『友達が言ってた』と付け加えます」
男「日本人特有な気もするけどな」
女「私の友達が言ってたんですけど、そういう偏見は良くないと思うんです」
男「以後気をつけよう」

29: 1 2015/02/21(土)23:43:41 ID:5Xh
女「正義の味方!覆面ライダー!」
男「古いな。…ん?その腕の、どうした?」
女「あーこれですか?ちょっと色々あって痣になっちゃったんですよー。全然治んなくてもういたいいたい」
男「病院行けよ」
女「大した症状もないのに病院へ行ったら負けだと思っている」
男「やかましい」

30: 1 2015/02/21(土)23:44:38 ID:5Xh
女「夢の話を人にする時、最初に夢と言わない方が相手を楽しませられます」
男「まあ確かに」
女「『夢なんだけどね』とつけるだけでオチが付く。なんて万能なんでしょう」
男「人の夢の話ほどつまらんものも無いからな」
女「ところで私、時間を止められるようになったんです」
男「ほう」

31: 1 2015/02/21(土)23:45:23 ID:5Xh
女「日本は昔、男尊女卑の考えだったそうですね」
男「そうだな」
女「今ではそんなことないと思いますがそれでも『男性は女性をなんだと思ってるんだ!双方は平等なんだ!」と騒ぐ女性もいます」
男「そうだな」
女「しかし女性はよく『男のくせに』や、『男なんだから』という言葉を使います」
女「彼女らは結局何をしたいのでしょうか」
男「人間なんてそんなもんだよ。自分勝手で独善的。自分の都合のいいようにいかないと納得できない」
女「哀しいですね」
男「そんなもんだ」

32: 1 2015/02/21(土)23:45:51 ID:5Xh
女「政治家嘘をつきませんー」
女「先生は生徒守りますー」
女「税金無駄には使わないでーすー」
男「色々と凄い歌だよな」
女「この歌詞は確かテレビでは放送されなかった気がします」
女「自ら美点を隠すとは……さすが日本、謙虚なり」
男「違うと思うぞ」

33: 1 2015/02/21(土)23:47:11 ID:5Xh
女「私思うんです」
女「人生で幸せな時間、生きててよかったなあと感じることは全体の1割りにも満たない、残りの9割以上は嫌なことばかりなんです」
男「どうした?」
女「でもそれは仕方ないんです。全部神様が悪いんです。悪い神様が意地悪するから、人生はつらいものになってしまうんです」
男「……そうかもな」
女「そうです」
女「だから倒すんです」
女「悪い神様を、いつか…きっと……」

34: 1 2015/02/21(土)23:48:02 ID:5Xh
女「人って不公平ですよね」
男「そんなことないだろ」
女「良いことばかり起こる人もいれば悪いことばかり起こる人もいます」
女「良いことと悪いことの比率がつり合ってません」
男「そんなことない。比率は同じだ」
男「良いことばかり起こってるって思ってるやつは悪いことに気づいてないただの鈍感なやつなんだ」
男「悪いことばかり起こってるって思ってるやつは悪いことに気づくことができた敏感で優秀なやつなんだ」
男「幸せに感じてるやつが一番愚かで不幸に感じてるやつが一番優秀なんだよ」
女「……」
男「……と俺の友達が言ってた」
女「…そんなもんですかね」
男「そんなもんだ」

35: 1 2015/02/21(土)23:48:31 ID:5Xh
男「何かあったのか?」
女「……何もありません」
男「最近のお前はおかしい」
女「普通です」
男「お前がそんな風だとこっちまでおかしくなるんだよ」
男「何かあるなら話せ」
女「……何もないです」
女「今日は帰ります。さよなら」
男「………」

36: 1 2015/02/21(土)23:50:20 ID:5Xh
男「すいません、いきなりお邪魔しちゃって……」
女親戚「いいんですよ。あの子は今いないのでなんでも聞いてください」
男「ありがとうございます。薄々思っていたのですがもしかして彼女は…………」

37: 1 2015/02/21(土)23:52:31 ID:5Xh
女親戚「そうなんですよ。あの子があなたに言ったんですか?」
男「いえ、予感みたいなものです」
女親戚「実はですね、あまり大きな声では言えないのですがあの子…中学校入学と同時に、あなたの想像通り、両親に虐待され始めたんです。それを聞いた私の妻があの子を引き取って今はこの家で暮らしてるんです」
男「……では、あの痣はやはり…」
女親戚「あの子とても気にしていたでしょう?私達にも極力見せないようにしてる様ですがもう1年以上経ったのに痛みは消えないようで……」
男「そうだったんですか……」

38: 1 2015/02/21(土)23:53:15 ID:5Xh
男「今日はありがとうございました」
女親戚「いいんですよ。あの子、あなたの話をよくするのですが、その時はとても楽しそうに話すんです。これからも、よろしくお願いします」
男「えぇ。こちらこそ」
男「……」

39: 1 2015/02/21(土)23:53:51 ID:5Xh
男「なあ」
女「どうしました?」
男「どうして春が嫌いなんだ?」
女「……秘密です」
男「春につらいことが始まったからだろ」
女「なんのことですか?」
男「本当は助けて欲しかったんだろ?」
女「……」
男「誰かに話せば、今よりは楽になる」
女「……」

40: 1 2015/02/21(土)23:54:39 ID:5Xh
女「じゃあ去年のその頃、私がタイムリープしてきたって言ったのも覚えてますか?」
女「だから私知ってるんです。私が救われないってこと」
女「私はずっと独りなんです。未来は何をしようと変わらないんです」
女「今まで、こんな馬鹿な私に付き合ってくれて、ありがとうございました」
女「私嬉しかったんですよ。こんなくだらない話をする友達なんて、同性にもいなかったから」
女「でもこれからは私一人で生きていきます。未来は知ってるんです。余裕で一生を全うしちゃいますよ」

41: 1 2015/02/21(土)23:55:37 ID:5Xh
男「なあ」
男「『バタフライ効果』って知ってるか?」
男「例えば1秒間に蝶々の羽が9回羽ばたいた世界と10回羽ばたいた世界は全然違うものになってしまうってやつだ」
男「人生なんて蝶々の羽のひとふりで良い方へも悪い方へも変わる、敏感で優秀なやつなんだ」
男「お前が言ったじゃないか。俺は蝶々だって」
男「お前のためならいくらでも羽ばたいてやる」

42: 1 2015/02/21(土)23:59:07 ID:5Xh
女「……むりだよ」
男「無理じゃない」
男「俺がずっと一緒にいてやる」
女「え?」
男「だからお前は独りにはならない」
女「そんなのだめだよ!神様が決めたことは絶対なんだよ?だからそんなことできるはずない!」
男「羽のひとふりくらい、馬鹿な神様は気づかないさ」
男「神様を倒すんだろ?倒してこんな理不尽な世界を終わらせるんだろ?」
男「勝ち負けなんて無い。戦うだけで、お前の人生は変わるんだ」
男「籠城は終わりだ。馬鹿で愚かで意地悪な神様に、反撃開始といこうか」
女「……はい!」

43: 1 2015/02/22(日)00:00:41 ID:Gr6
終わりです。ありがとうございました
途中、知らない人には意味のわからないネタを入れてしまいました。ご了承ください

45: 名無しさん@おーぷん 2015/02/22(日)01:12:50 ID:yHV
わからないけど良かった


46: 名無しさん@おーぷん 2015/02/22(日)01:21:06 ID:WIh
なにこの「俺達の戦いはこれからだ!」的な打ち切りEND