442: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/05/01(火) 06:26:15.52 ID:Malbf7ZS0
群馬と栃木の山神様は仲悪いんだよね。 
日光の奥に戦場ヶ原ってあるでしょ? 
あそこで赤城のムカデ神と、男体山の蛇神が戦って 
毒吐いたんで、今でも木が生えない。 

ちなみに、ムカデが負けたんで、赤城神社の氏子は 
今でも日光に行かないか、行ってもお祓いするんだと。

445: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/05/01(火) 07:34:08.03 ID:MwsaCJyF0
その話、赤城と男体山のどちらが勝ったのかは曖昧なんだよね
両方にそれぞれの地方が勝ったっていう伝説が伝わっている
元は男体山の方で成立した話が赤城の方に広まる過程で、勝敗が
入れ替わったとされているみたいだけど、どちらにせよ勝者は蛇で
敗者はムカデ

あと、一般的には、蛇に加勢した弓の名手がムカデの目を射抜いた
ことが勝敗の分かれ目になっているけど、話によっては戦乱のきっかけに
なった中禅寺湖の女神が蛇に惚れていて、自ら弓を取って闇討ちした
ことになってる…ムカデ(´・ω・)カワイソス

昔の人って、なんか意地でも蛇を勝たせたい理由があったんだろうか?

450: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/05/01(火) 09:52:45.42 ID:UyZzI52b0
>>445
加勢した弓の名手とは、俵藤太(たわらのとうた)こと、藤原秀郷
(ふじわらのひでさと)殿ではないかな。
剛の者として知られる俵藤太殿は近江三上山の大ムカデ退治の
物語が伝えられている。
これは元々、琵琶湖の大蛇と大百足の闘いだったが、何時しか
赤城山と男体山の話に変わったのではないかと思う。

余談だが、大蛇からお礼にと賜った名刀黄金丸は、切りつけた傷
が二十年は癒えないと云う妖刀で、平将門討伐にも用いられ…と、
これは夢枕獏の小説かw

451: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/05/01(火) 12:11:37.15 ID:BKQ1yrwJ0
>>445
星野之宣の宗像教授では、ムカデを製鉄の民の象徴として
流浪の製鉄民族と平地の民(時の権力)との対立・対決という説を出してたね。
丁度大河が風林火山だったからか、山本勘助と百足衆と絡めてたのも面白かった。

447: 442 投稿日:2012/05/01(火) 08:04:07.51 ID:Malbf7ZS0
百足は鉱山の神、蛇は河川→水神、田の神だから、
両者が争った場合、農民を良民とする朝廷が蛇神を贔屓したのかも

流域に大被害をもたらした足尾鉱毒事件も、山ひとつ越えた場所なのを
考えると、感慨深いね

出典: ∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part61∧∧