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214: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/09/29(月) 20:12:48.34 ID:Tm+jPH/s0.net
外国人のYouTuber、Jewwario氏。 
日本ネタ大好きな彼は「外国人の為の日本ゲーム特集」という動画や「日本のお菓子を食べてみた」という動画を投稿し、 
自主制作で「ファミ仮面ライダー」というオリジナルヒーローを作りニコニコ静画で主題歌を募集するなど大の日本好きだった。 
だが、そんな彼は2014年の1月にこの世を去る。 

死因は病ではなく自殺。仕事をクビになり、資金繰りに困った所、妻が止めるのも聞かずでトイレに籠もりピストルで自分の頭を撃ったそうだ。 
自主制作の映画で溜めた資金はあったものの、「これは皆が映画の為にくれた物だから使うわけにはいかない」と手を着けなかったとか。

217: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/09/29(月) 23:38:26.49 ID:MN2TTM0/0.net
子供のころ読んだブラッドベリの小説『壁の中のアフリカ』(原題は『草原』らしいが)。ところどころうろ覚えだが勘弁。

舞台は近未来。ある一家(両親とどちらも小学生くらいの息子と娘)が最先端技術を使った家に引っ越してきた。
その家はほぼ全てが機械化されており、大抵のことはボタン1つでできる。
さらに子供部屋(息子と娘共用)には臨場感あふれる音声付き立体映像投影装置があり、子供の希望(音声入力)によって好きな映像を部屋中に投影可能になっている。

この家では確かに快適な生活が送れたのだが、ある問題が発生する。
子供たちが立体映像に夢中になるあまり、夕飯などで呼んでもなかなか出てこなくなってしまったのだ。
両親が厳しく注意してやっとしぶしぶ出てくる始末。おまけにアフリカの映像が気に入ったらしく、子供たちが学校から帰ると子供部屋からはやたら猛獣のうなり声がするのだった。
一度、子供たちが装置の電源を切り忘れて学校に行ってしまったことがあった。
うなり声に気づいた両親(確か父親は仕事が休みだった)がスイッチを切ろうと子供部屋に行くとリアルなライオンがいたため揃って腰を抜かしてしまい、一旦ブレーカーごと切る羽目になってからはますます両親の危機感は募る一方だった。

父親は知り合いの心理学者に相談。「休みの日にでも家族旅行に行ってみたら?」という勧めにしたがい、週末の家族旅行を計画する。
子供たちに旅行の話をすると案の定不満顔。それでも何とか説得し、家族旅行が決定した。

218: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/09/29(月) 23:39:55.90 ID:MN2TTM0/0.net
>>217の続き

その後、子供たちを外に遊びに行かせた隙に子供部屋に入った父親は装置のスイッチを入れ、出てきたアフリカの映像を違うものに変えようとする。しかし、息子か娘の音声でないと反応しないのか、試みは失敗に終わった。
父親は帰ってきた子供たちにふと「いつもアフリカの映像ばかりでつまらなくないのかい?」と尋ねる。
すると「いつもそういうわけじゃないよ」との返事。確かにその時の映像はアフリカの草原ではなく静かな森だった。
子供たちを居間に向かわせた後、父親は子供部屋に古い財布とハンカチが落ちているのを見つける。それぞれ父親と母親の物で、数日前なくしたものだった。
何で子供部屋に?と思いつつもとりあえず品物を拾い、それきりすっかりそのことを忘れてしまっていた。

そして旅行当日の朝。
行く直前になって急に子供たちが「最後にもう一度だけ子供部屋に入りたい」と子供部屋の方に行ってしまう。
慌てて後を追う両親。子供部屋に入るも、そこに子供たちはおらず、ただアフリカの草原が広がるのみ。
と、ドアが閉まる。外からは子供たちの「もうスイッチは切らせない」「邪魔しないで」という声とドアを開かないようにしているらしい音。
両親が振り向くと、牙をむいたライオンが向かってきて・・・。

父親にアドバイスをした心理学者がやって来た。
出迎えた子供たちに「僕も一緒に旅行に行くことになってるんだ。お父さんとお母さんは?」と尋ねると「子供部屋に行った」との返事。
「一体何をやってるんだ?」と心理学者が子供部屋に入ったが、そこにはただアフリカの草原が広がり、遠くでライオンが獲物を食べている様子が映っているだけだった。


ただの映像のはずだったライオンが子供たちの念でも受けたのか実体化、しかもある程度子供たちに手懐けられていた(あの財布とハンカチは両親の匂いをライオンに覚えさせるため)模様。
たかが仮想空間のために両親を殺させ、全く反省していない子供たちの様子が恐ろしく、また後味悪かった。

でもこれ、設定こそSFとホラーのミックスだけど「ゲームに夢中になりすぎてゲーム機を取り上げられた子供が逆上する」っていう心理として実際にありうる(っていうかあった?)というのもまた・・・。

219: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/09/29(月) 23:42:35.50 ID:ZctTyhYe0.net
両親食べさせたらそのあと生活とかどうなるんだろうね、この話。
子供だからそこまで考えてないんだろうけど。

224: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/09/30(火) 04:45:31.15 ID:B8uWXbwn0.net
うる星やつらであった話

主人公・あたるは友人・面堂のバカンスに同行するが、一行は遭難して孤島へと漂着し、孤島の村人に救助され介抱される
村人たちは排他的で外部との接触を極力避けており、電話もテレビも持たず、江戸時代の農民の様な生活をしていた
村人たちが唯一接触している外部の存在は、孤島の特産品を買いに定期的に現れる業者だけらしい
あたるたちは本土に戻るため、気長に業者の到着を待つ事にする

しかし事件が起こる
この島は新種の食物が次々と見付かる食の宝庫だが、同時に特殊な毒物の宝庫でもあった
その特殊な毒物を食べた人間は死亡する上、妄想・願望・精神世界がこの世に具現化してしまうらしい
あたるたちを助けてくれた老人の孫娘が新種のキノコを毒味し、毒に当たって死亡してしまう
孫娘には怪奇趣味があったらしく、島は魑魅魍魎が徘徊する恐ろしい世界と化してしまう

次の誰かが毒を食べれば、孫娘は生き返り、島も元通りになるらしい
あたるたちは孫娘を救うため、それぞれ別々の新種のキノコを毒味する
毒に当たったのはあたる

あたるの精神世界が具現化する
辺り一面がピンク色に染まり、季節外れの桜が咲き乱れ、セクシーなバニーガールたちが現れて村の男たちを御酌に誘う
「能天鬼」と名乗る鬼が笑顔で現れ、「無節草」という草が女性陣の足に絡み付こうとし、「移り木」という木が女性に抱き付く

「何なんだこの世界は!」と怒る面堂だったが、能天鬼に「まあまあ、今はこの世界を楽しもうじゃないか」となだめられる
バニーガールたちが面堂に手を振る。ついつい鼻の下を伸ばしてスケベな笑みを浮かべる面堂

やって来た業者は遠目に村の惨状を目にし、「もうこの島で特産品はとれないだろう。もう来ることもあるまい」と見切りをつけて去っていった

出典: 後味の悪い話 その153