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151: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/09/26(金) 17:17:03.37 ID:HwpJ5hxm0.net
昔見たブランディー&ウィスカーズという海外のコメディーアニメ 

都会生まれで上流階級のイヌの女の子は、馬鹿で間抜けなウサギと出会ったことでジャングルで遭難してしまい、そこで暮らすことになった 

ある日、ウサギは「願いを叶える」と言われるアイテム「猿の手」を発掘する 
イヌは猿の手の力が本物だと分かるやいなや、「猿の手を渡して」とウサギに迫る。猿の手の力で都会に帰る気でいるのだ
ウサギはイヌのことが大好きで都会に帰ってほしくなくて(または、猿の手が危険だから?正解な理由は忘れた)、猿の手を持ってイヌから逃げ回る
逃げ回る過程で、ウサギの友人のカワウソが猿の手の力のせいで脳ミソ化してそのままワニに食われて死亡したりする
断崖絶壁に追い詰められたウサギは「待って。カワウソが猿の手のせいで死んじゃった!」と必死でイヌに呼び掛ける
けどイヌは聞かぬ存ぜぬで「猿の手を渡して」と迫り来る

ウサギ「ああ、こんなことになるのなら、初めから猿の手なんて見付けなければ良かった…」

気が付くと、ウサギは猿の手を発掘する直前の時間と場所に戻っていた。どうやら最後の願いが叶ったらしい
ウサギは何もせずその場を立ち去る
すると猿の手が自ら地中から這い出てきて、ウサギを追いかけていって終わり


普段は理性的なイヌが願いが叶うアイテムを前にすると豹変して友人の死もいとわなくなるってのが怖かったし、好きだからって理由だけでイヌをジャングルにひき止めるウサギのエゴも後味悪かった

153: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/09/26(金) 19:13:12.76 ID:sg8IsVq50.net
>>151
願いをかなえる「猿の手」で化物語思いだした

154: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/09/26(金) 21:57:42.97 ID:yLmuvNxs0.net
猿の手って本人の意にそぐわない形で願いを叶えるんだっけ
お金が欲しいって願ったら親が死んで保険金が入るとか

156: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/09/27(土) 00:22:47.98 ID:gBL59TmX0.net
>>154
確か小説では、夫婦と息子3人家族がいて、ある日父親が骨董屋で猿の手を買ってくる。
3つも願いが叶うんなら、と冗談半分に「500万くらいホシス」と願ったら、息子が勤め先の工業機械に挟まれて惨死。
悲しみにくれる夫妻の元に、会社からの慰謝料やら保険やらでピッタリ500万転がり入る。
勿論嬉しいはずもなく、死んだ息子を悼むあまり妻がおかしくなり始める。
妻はついに猿の手に「息子カムヒアー!」と願ってしまう。
夫は妻を叱咤するが、その時、『何か』が家の戸をノックし始める。
その『何か』を嬉々として出迎えに迎える妻。
夫が「”あれ”を墓にハウス!」と願うのと、妻が戸を開けるのは同時だった。
そして開いた戸の向こうには無情に吹く風だけがあった。
最後は夫が猿の手を暖炉に投げ込み、夫婦抱き合って嗚咽して終わる。

157: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/09/27(土) 01:09:44.42 ID:+aKr9l6w0.net
世にも奇妙な物語 小野武彦主演の「ダジャレ禁止令」
主人公はある会社の部長なのだがダジャレが大好きで、いつもダジャレを言っては部下を呆れさせている
しかし日本で経済の低迷はダジャレを言うことによる効率の低下にあるとされ、ダジャレ禁止法案が可決されダジャレが犯罪となってしまう
ダジャレが原因で逮捕、ダジャレを言って免職、政府を挑発するようなダジャレには銃殺刑も辞さないという

主人公はすっかり消沈、同期のダジャレ好きの同僚も皆ダジャレが原因でクビになってしまった
昇進をちらつかされて仕事に打ち込んでごまかそうとするも、どうしてもダジャレのことを考えてしまう

気を紛らわそうと夜外に出ると、「田蛇嶺家升」→「ダジャレ言えます」という奇妙な張り紙の案内を見つける
案内でたどり着いた場所には大勢の中年男性がダジャレを言い合いながら飲んでいる
会社をやめた同僚もいた、そこは医者や国会議員の愛用者もいる国内最大のダジャレ地下組織だった
同僚は言う「お前のダジャレ、皆に聞かせてやれ」その言葉を受け皆の前でダジャレを言いそうになる主人公
そこに警官隊が踏み込んでくる、ダジャレ禁止令で逮捕される中年男性たち

なんとか逃げおおせた主人公、摘発の様子がテレビで中継される中、逮捕された同僚と目が合うが逃げるよう促される
帰ろうとする主人公の頭の中に以前のダジャレを言い合う楽しかった日々、そして先ほどの同僚の言葉が浮かぶ
「皆に聞かせてやれ」

「ダジャレを奪ったのは誰じゃ…ダジャレを奪ったのは誰じゃ、ダジャレを奪ったのは誰じゃ!」
警官に止められようとも、全国にその姿を晒されようとも一心不乱にダジャレを叫び続ける主人公

直後銃声が響き主人公の胸を貫く
「なーんちゃって…」と言い残して主人公は倒れた

放送当時はバカな話だなあ、としか思わなかったが改めて見ると最後にダジャレを言う小野武彦の姿が実にかっこよくてそれでいて哀しい
そのまま撃ち殺されて終わりという救いの無い終わりだし、何より規制規制やかましい今のご時勢この話も笑って見れない



出典: 後味の悪い話 その153