43: 1@\(^o^)/ 2014/08/03(日) 10:27:27.07 ID:prca71FW0.net
世にも奇妙な物語の「おばあちゃん」がものすごく後味悪い 
細かい所がうろ覚えだけど大筋はこれでいいはず 

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余命幾ばくもない老婆のお見舞いに、娘の少女と訪れた母親 
(老婆と少女の母の関係は嫁と姑だったか親子だったかは忘れた) 
母親は老婆を邪魔者扱いし早く死んでほしいと思っている 
少女が個室である病室で祖母と二人きりになった時、祖母である老婆がテレパシー的なもので話しかけてきた 
「どうしても成し遂げたい、やり残したことがある。ほんの少しの間だけ体を貸して。きっと戻ってくるから」 
優しくおばあちゃん想いの少女はそれを承諾し、フィクションでよくあるそれぞれの魂が入れ替わった状態に 

少女の体を借りた老婆が向かった先は、かつて事情で引き裂かれてしまった恋人のもと 
家の縁側が空いていたので外から家の中を眺めてみると、
その彼は寝たきり状態で息子の嫁に介護されていたがとても酷い扱いを受けており、
やりきれなくなった老婆は嫁がいなくなった隙に庭から上がり込み、優しい言葉をかける
その時丁度彼の息子の嫁が帰って来て「人の家に勝手に上がり込んで、あんたどこの子!?」と警察に突き出される
自嘲聴取やら何やらで大分時間を取られてしまい、少女の母親まで呼び出されてしまう
本当の自分はもうすぐ亡くなる。今そうなったら孫が身代わりになってしまう。警察を飛び出す少女姿の老婆

44: 2@\(^o^)/ 2014/08/03(日) 10:28:10.38 ID:prca71FW0.net
タクシーを停めて病院まで行こうとするがお金が足りず、途中で降ろされてしまう
暗い中雑木林などを必死に潜り抜け傷だらけになりながら、ようやく老婆の姿で苦しむ孫のもとに辿り着く

場面は変わって30年後、少女の母親の葬式が行われている
喪服姿の人々のなかにいる、今度は自分が中年になった少女
すると祖母の声で「あの子(少女)には悪いことをした」のモノローグ
実は病室へ戻ってきたあの時、老婆は少女と入れ替わらず見殺しにしたのである
理由は自分(少女の祖母)に酷い仕打ちをしてきた少女の母親の介護をすることで復讐をするため
おどろおどろしいBGMとともにそのことが老婆の声で語られて終了
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演出もいちいち胸糞悪くなるようにしてあって、
明るい未来があったであろう自分の孫を自分のためだけに犠牲にする老婆に本気で殺意が湧くわ
信頼していたであろうおばあちゃんに裏切られた少女が踏んだり蹴ったりで可愛そうすぎるわでもう二度と見たくない
大嫌いな話なのに全然あらすじを忘れられないので開き直って投下

出典: 後味の悪い話 その152