314: 本当にあった怖い名無し 2007/02/07(水) 19:26:09 ID:ldaf7b6O0
  俺が小学生のころのはなしね 

ある日の休日にいとこの家に行った。その日に七夕祭りって言う祭りがあった。 
想像する以上ド田舎で、住人は50人ぐらいしかいない場所だ。大人達は神社の 
 上の建物の中にいて、酒を飲んでいた。もう夜遅く時計の針は12時を過ぎていた。

田舎なのでクワガタよくでて僕といとこは神社の方に行った。
(神社は山の坂に出来ていて急な坂になっているのだ。)

俺といとこは小学生だから怖かったけど神社まで走って向かった。
鳥居を越えて大きな街灯がある場所に行った。
クワガタは大収穫だった。
急いで戻って鳥居が見えかかろうとしている時に!
鳥居何かがしがみ付いているのが見えた。
焦った、、心臓がバクバク鳴って、いとこと俺は走り抜けようか悩んでいた。
決意を決めいとこと「うわぁぁぁぁぁぁ」と言いながら猛ダッシュした。
鳥居をくぐった瞬間、不運にもいとこが「ドテっ!」と転んだ。
いとこは腰を抜かして動けない。 

317: 本当にあった怖い名無し 2007/02/07(水) 19:40:34 ID:ldaf7b6O0
いとこは泣くにもなけない。
何故ならその鳥居にしがみ付いていた奴が、「ヒタっヒタっ」と音を立て接近してきているのだ。
俺はいとこの腕を掴み走った、死ぬほど走った。
家の中に入った。「フー」と胸をなで下ろし、収穫したクワガタを見た。
「ベチャァ・・・」それはクワガタじゃなかったんだ。
蛾の潰れた黒い内臓を出した奴だった。
気づいた瞬間すぐに玄関開け投げた。

.....奴がいる、近くで確認したらよくわかった。
真っ赤な布切れを被りこの世の物とは思えない顔をした奴が居る。
怖くて息も出来なかった。
奴が「ぐえぇうえぇぶゥえぇ」と怪音を出し、家の中に入ろうとして来た。
そしたら、いとこのじいチャンが「これ、おめぇの来る場所じゃァねえぞう!!!」
と怒鳴りつけた。
「るなるなるなるなるなるなるな」と言い物凄い速さで道路を走って消えた 

その後じいチャンにはこっぴどく怒られた。
「あれはなんだったの?」と言ったら、「あれは動物の怨霊だ」と言った。
どうやら昔、畜殺場あったらしい。
俺は勘違いをしていて、その祭りは神様を崇める祭りではなく、家畜の鎮魂するための祭りだったのだ。 

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