643: 本当にあった怖い名無し 2013/04/03 22:37:54 ID:R0VXw/v/0
昔住んでた家の近くの河川敷に公園があって、そこに森みたいなのがあった。
その森に分け入っていくと、異常に暗い空間が何カ所かあって、よくそこで遊んでた。
そこだけ切り取ったように暗くなってて、木々に光を遮られてるとかじゃなくて
本当になんかもやっとしてて、とにかく暗い。塗りつぶしたような黒って感じではないけど。
子供ながらに不思議には思ったけど、秘密の場所みたいな感じで子どもたちだけが知ってた。
大きさは丁度仮設トイレくらいじゃないかな。
とにかく変な場所で、時間の流れが異様に感じたり、そこに入ると回りから感知されにくい?ような感じ。
だからかくれんぼとかではそこは使わないルールになってた。
その変な空間は増えたり減ったりもしてた。なんか薄い、いつもより暗くないな
って感じた三日後くらいには無くなってたりした。
代わりに別の場所にできてたりするんだけど、あの森の中にしかなかった。
数は多分一定で、四つか五つだったと思う。足元がふかふかというかグニャグニャしてて
回りの土と葉っぱの地面とは感触が違ってたのを覚えてる。
あれが何だったのか、今もあるのかは知らないけど、変なものもあるんだなと思ったよ。

644: 本当にあった怖い名無し 2013/04/03 22:39:47 ID:R0VXw/v/0
町内にある神社の階段が上りと下りで段数が違う
ってのもあったけどあれは単純なからくりがあっただけだったな。
何人かは気付いてたんだけど、黙ってたほうが面白いからみんな言わなかった。
多分そういう風に気付いた連中が下の連中に吹いて回って
そういう怪談が連綿と受け継がれてきたんだろうなと。

645: 本当にあった怖い名無し 2013/04/03 22:42:21 ID:R0VXw/v/0
いなくなった犬猫が発見された回数が異常に多い家(廃屋)というのもあったな。
廃屋と言ってもわりとまちなかにあって小ぎれいな一軒家なんだけど。
別に荒らされてもない、古いつくりっぽいちょっと雰囲気ある家。
家の後方に庭みたいなのがあって、そこでやたらと逃げたりいなくなった犬猫が見つかった。
この家は道路に面してて、表側に玄関がある。
で、その敷地を囲むように大人の背丈くらいの塀が囲ってるのね。
家の両脇と塀は数センチすき間があるから、猫程度なら入れなくもない。
最初の頃は猫がそういう場所が好きで迷い込んでしまったんだろうと思ってたんだけど。
さすがにどうあがいても通れないサイズの中型?柴犬がその家の庭で発見されたときはおかしいなと思った。
塀に抜け穴はないし、現にそこで見つかった犬猫出すときは塀乗り越えて中に入ってた。
むしろ犬猫の失踪率が異様に高かった気もするけどやっぱりときどき
どうやって入ったんだよこいつは、みたいなサイズの犬がいたりした。
でもまあみんなペットいなくなるとまずそこあたって大体見つかってたから良かったのかな。
ちなみに玄関から入ったんだろ、みたいなことはない、荒らされてないので
玄関も窓もどこのガラスも割れて無くて、施錠もしっかりされてた。
多分この家はまだある。別名憩いの館。

出典: 不可解な体験、謎な話~enigma~ Part87