613: 1/2 2008/09/11 21:03:33 ID:F/9m3SBl0
んじゃまぁ俺が子供の時の話でも

俺が子供だった頃なんだが、当時俺は2階の4畳半の部屋に住んでた。
襖開けてすぐ右手に階段があるんだけど、これがどうもおかしくて
他に誰も居ないのに階段を歩く音が度々してた。
まぁ近所の家の音かな?とか思ってたんだけど

ある日、夜寝てたら何かが階段上ってくる感じがしたんだ。
夢なのか現実なのかは今はもう覚えてない、当時も良く分からなかったと思う。
けどその時は「母親が洗濯物でも干しに来たのかな?」とか思ってたのは覚えてる。
俺の部屋にベランダ付いてるし、現にたまーに洗濯物干しに来てたし。

暫くすると襖が開いた・・・と言うか、襖の方から明かりが入ってきた感じがしたから開いたと思った。
でも誰も入ってくる感じがしない。
当時、俺は襖の目の前に頭を置く感じで寝てたから誰か入ってくれば気付く筈。
つーか親の時はそれで気付いてた。

気付いたら自分が寝てる横から正座して誰かがこっちを見てる感じがした。
姿は分からないけど、部屋のど真ん中辺りに座ってる事は何故か分かった。

614: 2/2 2008/09/11 21:05:14 ID:F/9m3SBl0
別に目は開けてないよ。ただ、そういう感じがしただけ。
その頃には目を開けたいと思わなかった。
親だと思うようにしてたけど、呼びかけてみようとも思わなかった。
ただ何も見ないようにギュッと目を瞑ってた。

しばらくしたら、今度はその正座してた何かが動いた感じがした・・・
と思った直後、足の先からゆっくりと何かに押さえつけられていく感じがした。
足とかが手で押さえつけられるんじゃなくて、布団全体を上から均等に力を入れて抑えていくっつーか
足元から全体的に沈められていく感じ。
そして自分の顔の少し前に何かがある気配がした。
なんなのかは分からんけど、状況的に血まみれの幽霊の顔とかありそうで怖くてずっと目を瞑ってた。
手とか動かそうとするけどどこも動かなかった。
目を開けようとかは全然思えなくて試してないからわからん。

ただひたすら怖かったよ。
しばらくの間、ずっと目を瞑ってた。
そうして、どれくらい時間経ったか覚えてないけど、気付いたら手とか足が動くようになってた。
それでも怖くて目をずっと瞑ってたけど。
意を決して、目を開けてそのままダッシュで1階の親が寝てるとこまでダッシュで走って逃げたよ。


今でも実家帰るとたまに階段から足音がする。
そして4畳半の部屋は母親も「あの部屋は何か気味が悪い」と言って半倉庫になってる。

出典: 死ぬほど洒落にならない怖い話を集めてみない?197