kurimuto_seppunn


738:あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/10/1301:21
家族と同居してるのですが、ある夜、普通に自分の部屋で寝ていたら、隣の部屋にいる妹の物凄い怒鳴り声で目が覚めました。

気になりつつ、自分の部屋で妹の声に耳を澄ませていると、どうやら誰かと口喧嘩しているようなのです。
相手の声は聞こえないので、最初は電話なのかな?と思ったのですが、何かどうもテンションが高すぎる。
そもそも妹は、人と喧嘩が出来るようなキャラではないのです。
ただならぬ雰囲気に私は妹の部屋に入って、
「お前誰と話してんの!?」
と叫びました。
すると、
「お姉ちゃん!!だってコイツがうるさいんだよぉお!!」

妹が泣きながら指差した物は、クリムトの絵でした。
私はそのとき初めて、妹が精神に異常をきたしていることを知りました。
絵は、それからも何度か妹に話しかけました。(大体死ね死ね云われたそうです)
妹は何とかがんばり、もうその声は聞こえてこないようです。

長いうえにつまんなくてすみません・・・。
が、私の体験した中で三番目くらいに怖い話だったんです。(上位ふたつも妹絡みですが)


739:あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/10/1301:39
怖いね・・・
クリムトのどの作品ですか。


740:738:03/10/1301:47
>739
接吻です。
どっちがしゃべってたのか、今なら妹に聞ける気がします。

789:738:03/10/1322:54
蛇足とは思うのですが妹の怖い話、第二位を。

やはり、みんな寝静まった夜中におこったことです。

「ギ ャ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ !!!」

と、尋常でない笑い声が下の階から聞こえてきて、家族みんなが飛び起きました。

居間にいた妹に、母が顔面蒼白で
「どうしたの!?」
と尋ねます。
妹は肩を揺さぶられながら尚も笑い続け、
「学校に行かなくちゃ!」

そう云いました。
笑っているのに、顔が涙でグチャグチャでした。

このことがあって以来、私は人が爆笑するのが怖くなり、TVなどでそういう声をきくと心臓が跳ね上がります。


【出典:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?55】


クリムト (新潮美術文庫 37)
クリムト (新潮美術文庫 37) [単行本]