中学生の頃、良く家に遊びに来てた友達(石田)という奴の口癖が、
「アイヤー!ホイヤー!」
だったんだけど(w
ある日、いつもの如くそいつが家に遊びに来てたわけ。アイヤーホイヤー言いながら(笑)
そしたら、俺のベッドの上に、何故かすっげぇ古くさいボロボロな本があったのよ。

「なんだこりゃ?」
と言って二人で読んでたら、その本、どこかで昔亡くなったじいさんの自叙伝みたいな奴で、古ーい丸メガネかけた痩せたじいさんの写真とか載ってたわけ。
んで、
「なんでこんな本があるんだ?」
とかそいつと言いながら、興味深げに読んでいくと、その故人を偲ぶ知人の文章に、
「故人は、生前アイヤーホイヤーというのが口癖だった」
と書いてあったわけ。
勿論、そいつの顔色は瞬間的に青くなりますた(笑)

その後しばらくその本は俺の部屋に置いてたんだけど、親に聞いても
「知らん」
と言うし、友達もビビリまくってるし、家の前のドブ川に投げ捨てたんだけど、未だになんだかなぁとか思っている不思議な話どした。



[不可解な体験、謎な話~enigma~Part16]